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2013年9月18日 (水)

宇宙最大級ブラックホールを電波撮影

2013年9月13日
サイエンスポータル編集ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 質量が太陽の約10億倍という
超巨大ブラックホールの構造を、
ハッブル宇宙望遠鏡の約400倍の細かい
解像度で観測することに、国立天文台や
イタリア国立宇宙物理学研究機構などの
研究チームが成功した。
 
 地球サイズの巨大な電波観測手法を
用いたもので、ブラックホールの近く
から南北2方向にガスが高速で噴出して
いる様子も鮮明に捉えた。
 
 ブラックホールの仕組みの解明や、
中心部にある“黒い穴”の直接撮影の実現
にも近づく成果だという。
 
 国立天文台水沢VLBI観測所の秦和弘
研究員らの研究チームは、全米10台の
電波望遠鏡をつないだ地球サイズの口径を
もつ観測網と、大気による電波の揺らぎを
除去する技術を組み合わせて、地球から
約2900万光年離れたところにある
「ソンブレロ銀河」を観測した。
 
 ソンブレロ銀河は形状がメキシコの
ソンブレロ帽に似た渦巻銀河で、中心部
には太陽質量の約10億倍という宇宙最大級
の超巨大ブラックホールがあるとされるが、
ハッブル宇宙望遠鏡の解像度(約0.05秒角)
をもってしても、あるいは同程度の解像度
をもつ電波望遠鏡でも、ブラックホール
からのガス噴出(ジェット)などの構造は
これまで確認できなかった。
 
 今回の観測では、ブラックホール周辺を
約140マイクロ秒角(1度角の約2600万分の1)
の解像度で撮影(検出)することに成功した。
 
 これはハッブル宇宙望遠鏡の約400倍も
大きな解像度で、ブラックホールの
強い重力によって光さえ脱出できないと
される「シュバルツシルト半径」のわずか
数十倍程度まで、観測領域を狭めることが
できたという。
 
 さらに、ジェットの全長が1光年ほどと
小規模ながらも、ブラックホールの近傍
から南北2方向にガスが噴出する様子も
捉えられた。
 
 ガスの明るさの比率などを詳しく調べた
ところ、北側のガスは光速の約20%以下の
速度で地球(観測者)側に近づくように噴出
し、南側のガスは逆に遠ざかる方向に噴出
していることが分かった。
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 理論で言われていたとおりの姿の
ようですね。
 
>一般にブラックホールはガスを
>“引き寄せる”天体だが、強力にガスを
>“噴出”しているブラックホールも
>一部に存在するとされていた。
>これまで確認されていなかった
>ソンブレロ銀河でガス噴出が確認された
>ことは、ガス噴出が多くの
>ブラックホールがもつ“共通の能力”
>であることを意味するという。
 
 どういう理屈でガスが噴出
するんでしょう?
 
 巨大な爆発が内部で起きているという
ことですよね?

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