繊維産業、再起へ再生医療に光明 福井の業者が織物技術で人工血管
2013年8月22日 福井新聞
詳細は、リンクを参照して下さい。
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「機械で絹の人工血管を編めますか?」。
5年前、ニット生地製造の福井経編興業
(本社福井市西開発3丁目、野坂鐵郎社長)
に電話が入った。
声の主は、絹を再生医療に応用する研究
に取り組む東京農工大の朝倉哲郎教授
(63)。
同社の高木義秀専務(59)は
「できます」と即答。
1週間後、太さが違う12個の
筒状サンプルを届けた。
現在市販されている人工血管の直径は
6ミリ以上。
それ以下になると、血栓ができて
詰まってしまう。
素材のポリエステルやフッ素樹脂に
問題があるとみた朝倉教授は、絹の血管
を独自に開発。
しかし端がほつれるなど、うまく
いかなかった。
インターネットで検索し繊維産地の
本県企業に手当たり次第電話をかけ、
同社と出合った。
同社の技術は、直径1・5ミリという
細い筒を量産することが可能で、
しかも緻密(ちみつ)な編み目は、
人工血管にうってつけだった。
特殊なコーティングをすることで血液が
漏れる心配がなくなった。
朝倉教授は直径1・5ミリの人工血管
を27匹のラットに移植。
ほとんどは1年後も血栓ができずに
機能した。
さらに興味深い現象が起こった。
約7割の絹が分解して生体組織に
置き換わり、血管が再生されていた。
現在は直径3・5、6ミリの人工血管
を犬の動脈に移植しデータを収集。
数年後の市販化を見据えている。
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素晴らしいですね。
この投稿の続きになります。
2012年1月31日
少し前進?
遺伝子改変カイコはどうなったかな?
うまく行くと良いですね。
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