完全な「量子テレポーテーション」に初めて成功
2013年8月15日 読売新聞
詳細は、リンクを参照して下さい。
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東京大の古澤明教授らの研究チームが、
光の粒子に乗せた情報をほかの場所に転送
する完全な「量子テレポーテーション」に
世界で初めて成功したと発表した。
論文が15日付の英科学誌ネイチャーに
掲載される。
計算能力が高いスーパーコンピューター
をはるかにしのぐ、未来の
「量子コンピューター」の基本技術になる
と期待される。
量子テレポーテーションは、
量子もつれと呼ばれる物理現象を利用
して、二つの光子(光の粒子)の間で、
量子の状態に関する情報を瞬時に転送
する技術。
1993年に理論的に提唱され、
97年にオーストリアの研究者が実証
した。
しかし、この時の方法は転送効率が悪い
うえ、受け取った情報をさらに転用する
ことが原理的に不可能という欠点があり、
実用化が進まなかった。
光は粒子としての性質のほか、
波としての性質を持つ。
古澤教授らは、このうち効率がいい
「波の性質」の転送技術を改良すること
で、従来の欠点を克服、これまでの
100倍以上という61%の高い成功率
を達成した。
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量子コンピュータの実現にどの位
近づいたのでしょうか?
>「量子コンピューター」の基本技術に
>なる
と言っていますね。
期待しましょう。
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