白血球が侵入病原菌に向かって走るための分子機構
2013/07/24 九州大学プレスリリース
詳細は、リンクを参照して下さい。
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私達の体内に病原性の細菌や真菌
(カビの仲間)が侵入すると、白血球の
一種である好中球は、真っ先に血管を出て
侵入部位に駆けつけ病原菌を食べて殺菌
します。
九州大学大学院医学研究院の住本英樹
教授らの研究グループは、好中球が病原菌
に向かって真直ぐに移動(遊走)するため
には、mInsc(エムインスク)という
細胞内のタンパク質が必要であることを
世界に先駆けて見いだし、さらにmInscが
働く分子メカニズムを明らかにしました。
この研究は、病原菌から体を守るしくみ
を深く理解しそれを応用するための基礎
となるものです。
本成果は、2013年7月25 日正午
(米国東部時間)に
『Developmental Cell』誌で
オンライン版公開されます
(本誌掲載は8月12日)。
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>白血球の中間の1つである好中球は、
>細菌や真菌(カビの仲間)を殺菌する上
>で主役となる細胞です
>(一方、ウイルス感染に対しては
>リンパ球と呼ばれる白血球の仲間が
>必須の役割を果たします)。
>侵入部位に到達した好中球は、
>そこで病原菌を食べて殺菌を行います。
>血液中の好中球数が正常の10 分の1
>以下になると私達は無菌室に入らない
>かぎり生きていけないことからも、
>その重要性は明らかです。
>好中球が病原菌に向かって真直ぐに移動
>(遊走)する分子メカニズムを世界に
>先駆けて見いだしました。
>この研究は、病原菌から体を守るしくみ
>を深く理解しそれを応用するための基礎
>となるものです。
そうですね。
一歩一歩です。
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