高脂血症治療薬の新作用発見
2013 年 7 月 25 日
東北大学大学院医学系研究科
詳細は、リンクを参照して下さい。
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高脂血症の代表的治療薬である
スタチン注1は、心筋梗塞など心血管病の
治療や予防に有効であり、世界中で
約3000万人の人が服用しています。
近年、スタチンがコレステロールを
低下させる作用以外にも心血管病の予防
効果を有することが明らかとなり、
「多面的作用」として注目されています。
このたび、東北大学大学院医学系研究科
循環器内科学分野の下川教授らの
研究グループは、その分子機序として
Small GTP-Binding Protein Dissociation
Stimulator(SmgGDS 注2,
スマッグジーディーエス)という分子が
中心的な役割を果たしていることを世界に
先駆けて発見しました。
この研究成果は、SmgGDSを増加させ
心血管病を改善する新たな薬剤の開発や、
心血管病を予測するマーカーの開発に
つながる可能性があります。
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>スタチンの「多面的作用」
ね~。
>スタチンの心血管病予防・治療効果
>において、SmgGDSを介した活性酸素種
>の制御が中心的な役割を果たすことが
>明らかとなりました(図 2)。
>本研究成果は、SmgGDSを増加させる
>薬剤の開発や、SmgGDSの測定による
>心血管病の予測など、多くの臨床応用
>が期待されます。
期待しましょう。
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