がんの親玉を狙い撃ち…日本発新薬、米で治験
2013年7月3日 読売新聞
詳細は、リンクを参照して下さい。
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米シカゴ大学の中村祐輔教授は2日、
がんの元となる「がん幹細胞」を狙った
新しいタイプの抗がん剤の臨床試験(治験)
を来月から米国で始めることを明らかに
した。
この薬剤は日本で研究・開発されたもの
で、米国での4~5年後の実用化を目指
している。
中村教授は東京大学在任中に、がん細胞
だけで働く遺伝子を網羅的に検索。
乳腺や肺、前立腺、膵臓すいぞうなど
幅広いがん細胞で活発に働き、がん幹細胞
の維持に重要な働きをしているたんぱく質
を発見した。
創薬ベンチャー企業
「オンコセラピー・サイエンス」
(本社・川崎市)が、このたんぱくの働き
を抑える薬剤を開発。
人のがん細胞を移植したマウスにこの
薬剤を与えると、がん幹細胞の増殖が
抑えられ、がんが縮小した。
治験は、オンコ社が実施。
シカゴ大で、実際にがん患者に薬剤を
投与して、安全性などを確認する。
中村教授は「研究を始めて10年で、
ようやくゴールが見えてきた。
日本は、新しいタイプの抗がん剤で
出遅れ、医薬品の大幅な輸入超過に
陥っている。
審査が早い米国でまず日本発の薬を
実用化したい」と話す。
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>「審査が早い米国でまず日本発の薬を
>実用化したい」と話す。
うまくいくと良いですね。
発見は日本だが医薬の発売は海外という
例が殆ど、情けない状態。
これで、先進国なんですかね?
日本の政治家も官僚も知っているはず
なのにいっこうに改善されない。
どうして?
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