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2013年7月 7日 (日)

皮膚細胞を用いて体内時計を測る手法を開発

2013/7/5
独立行政法人
国立精神・神経医療研究センター
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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本成果のポイント
1.人の皮膚細胞を用いて個人の体内時計の
  周期を簡便に測定する手法を開発
  しました。
 
2.体内時計周期の長短がクロノタイプ
  (朝型夜型)や休日の睡眠習慣
  (体質にあった睡眠時間帯)と相関する
  ことを確認しました。
 
3.生体リズム障害の診断精度の向上の
  ほか、社会的時差ぼけを改善し個人
  にあった睡眠プログラムを提供する
  など、実地臨床への応用が期待されます。
 
 
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 独立行政法人 国立精神・神経医療研究
センター 精神保健研究所 精神生理研究部
の肥田昌子室長、三島和夫部長らの
研究グループは、人の皮膚細胞を用いて
個人の体内時計の周期を簡便に測定する
手法を開発しました。
 
 採取した少量の皮膚細胞(線維芽細胞)
を培養し、発光遺伝子を用いて細胞内の
時計遺伝子の発現リズム(末梢時計リズム)
を可視化することで短期間に体内時計の
周期を測定することが可能になりました。
 
 さらに、体内時計の周期が
クロノタイプ(朝型夜型)や休日の
睡眠習慣(体質にあった睡眠時間帯)と
相関することを明らかにしました。
 
 体内時計の周期には大きな個人差が
あり、その長短は、寝起きのタイミング
(眠くなる時刻、自然に目覚める時刻、
朝型夜型)の決定に大きく関与します。
 
 また周期の異常(極端な長短)によって
概日リズム睡眠障害
(睡眠・覚醒リズム障害、睡眠時間帯が
異常になる)が発症することも明らかに
なっています。
 
 すなわち、体内時計の周期を簡便に
測定することができれば、睡眠医療
における診断精度が飛躍的に向上する
ことが期待されます。
 
 しかし、ヒトの体内時計の周期を
正確に測定するには、特殊な施設、
数週間におよぶ検査期間、負担の大きい
持続24時間採血などが必要であり、
実地臨床に応用することは困難でした。
 
 本研究で確立した方法を用いれば、
生体試料(皮膚小切片)を一回採取する
のみで済み、従来の方法と比べて検査を
受ける方の負担がきわめて少なく、
簡便に体内時計の周期を測定することが
できます。
 
 今回の成果を活用することで、
睡眠・覚醒リズム障害や冬季うつ病など
体内時計の障害に起因する疾患の診断精度
が向上するほか、夜型体質による覚醒困難、
夜勤に伴う体調不良など個人の体内時計と
求められている社会時間とのミスマッチ
から生じる社会的時差ぼけを判定し、
個人の体質にマッチした合理的な
睡眠プログラムの提供につながることが
期待されます。
 
 本研究成果は、文部科学省脳科学
研究戦略推進プログラムの一環として
行われ、2013年6月25日に英国科学誌
「Scientific Reports」に
発表されました。
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 なかなか面白い手法ですね。
 
 体内時計の周期が簡便に測定できる
ようになったとは素晴らしいと思います。
 
 思わぬ応用が見つかるかも知れません。
 今後に期待しましょう。

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