核のごみ、毒性消す「錬金術」 実用化には高い壁
2013年7月1日 朝日新聞デジタル
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
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【小池竜太】原発の使用済み核燃料から
出る「高レベル放射性廃棄物」が、
たまり続けている。
国は地下深くに埋めて捨てる方針だが
場所は未定。
処分場を造っても、放射能が強く、
数万年は社会から隔離する必要がある。
この「核のごみ」の寿命を短くしたり
量を減らしたりする「核変換」という技術
がある。実現できるのか。
実は核変換は珍しいことではない。
原発で起きている核分裂反応もその一つ。
ウランが中性子を取り込んで分裂、
ヨウ素やセシウムなどに変わる。
核変換技術を原発の使用済み核燃料から
出る高レベル放射性廃棄物、いわゆる
「核のごみ」対策に役立てる研究がある。
毒性が長く続く放射性核種の寿命を短く
したり、毒性を消したりするのが目的。
使用済み核燃料をそのまま捨てると、
放射線の強さが天然ウランと同じレベル
に下がるまで約10万年、高レベル
放射性廃棄物は数千年かかる。
核変換ができれば数百年に短縮できる
とされる。
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数百年でも長すぎる。
そもそも核変換が実用化できたにしても
変換可能な核種は限られる、そんなに
期待できるものなのか疑問?
現在の原子炉では
>ウランが中性子を取り込んで分裂、
>ヨウ素やセシウムなどに変わる。
簡単な話、セシウムを核変換出来る
のか?
出来るのなら早急に実施して貰いたい。
出来るという話しは聞こえてこない。
現在の原発で発生する核廃棄物の
相当な部分の核種が変換できなければ
意味がない。
あまり良いものだとは思えません。
その為には、もんじゅレベルの施設を
運用しないといけないし、処理できる
核種を分離する施設も作らないと
ならない。
そんなことを考えるより再生可能
エネルギーの比率を上げる為に
どうするか?
持続可能なエネルギーを得る施策は
どうすれば良いのかを議論した方が
良いと考えます。
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