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2013年7月30日 (火)

世界最軽量、世界最薄の柔らかい有機LED(発光ダイオード)の開発に成功

平成25年7月29日
東京大学 大学院工学系研究科
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 JST課題達成型基礎研究の一環として、
東京大学 大学院工学系研究科の染谷 隆夫
教授、関谷 毅 准教授らは、世界最軽量
(3g/m2)で最薄
(2マイクロメートル:マイクロは
100万分の1)のくしゃくしゃに
折り曲げても動作する新しい光源として
“超薄膜有機LED(発光ダイオード)の
開発”に成功しました。
 
 近年、有機LEDディスプレイや
有機LED照明が実用化され、さまざまな
生活のシーンで使われています。
 
 有機LEDは、従来のLEDに比べて
消費電力、色再現性、応答速度の点で
優れており、今後いろいろな応用が期待
されています。
 
 このような背景の中、有機LEDの
更なる軽量化、薄膜化が求められています。
 
 本研究グループは、厚さ1.4
マイクロメートルの極薄の高分子フィルム
に、有機半導体材料を積層する独自の
作製技術を確立し、世界最軽量で最薄の
柔らかい有機LEDの作製に成功しました。
 
 開発の決め手は、表面が粗い
1マイクロメートル級の高分子フィルムに、
ダメージを与えずに有機LEDを製造する
低温プロセスです。
 
 より具体的には、高温で高エネルギー
プロセスが必要な酸化インジウムスズ
(ITO)注1)の透明電極を利用せず、
低温かつ低損失で形成可能な導電性高分子
を電極(陽極)に活用しました。
 
 この有機LEDは、超薄型であるにも
かかわらず、くしゃくしゃに折り曲げても
動作します。
 
 最小曲げ半径10マイクロメートルを
達成し、輝度は100カンデラ/
平方メートル注2)です。
 
 さらに、柔らかい伸縮可能なゴムの上に
有機LEDフィルムを張り付けることで、
伸縮自在なLEDの開発に成功しました。
 
 今回の研究により、柔らかい有機LED
の超軽量化・超薄型化が達成されたことで、
今後、あらゆる曲面に張り付けられる
有機LED照明、有機LEDディスプレイ、
装着感のないヘルスケア・センサー用途の
光源など多方面への応用が期待されます。
 
 本研究成果は、2013年7月28日
18時(英国時間)に
「Nature Photonics」誌
のオンライン速報版で公開されます。
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 画期的ですね。
 
>くしゃくしゃに折り曲げても動作
>輝度は100カンデラ/平方メートル
 
 素晴らしい。
 
>今回の研究成果とこれまでの成果
>とを併せると、
 
>有機LED(発光素子)、
>有機太陽電池(光センサ)、
>有機トランジスタ(電子回路の構成要素)
 
>というすべての有機デバイスを、
>厚さ1マイクロメートル級の
>高分子フィルムに作製できるように
>なりました。
 
>これらの有機デバイスは、同じような
>製造プロセスで作製できるため、
>すべての有機デバイスを1枚の
>高分子フィルム上に集積化することが
>可能です。
 
>その結果、従来の有機エレクトロニクス
>を格段に薄型化・軽量化することが
>できます。
 
 大いに期待したい。

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