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2013年7月の投稿

2013年7月31日 (水)

ただのホワイトニングはもう古い!? 今は、「再生医療」で歯を白くする時代!

2013/07/28 マイナビニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 素敵な笑顔ですね。
 でもあなたの歯、何色ですか?
 なんだか黄色くありませんか―?
 
 けれど、いざ歯を白くしようと思い
立っても、その解決策はなかなか思い
浮かばないものです。
 
 歯医者でのホワイトニングはかなり
お値段が張りますし、それに、研磨剤で
歯を削ったり、漂白剤で歯を白くしたり
するようなホワイトニングに対して抵抗
のある方も多いのではないかと思います。
 
 そんな方に是非ともオススメしたい
のが、「ポリリンホワイト」。
 
 これは、漂白剤や研磨剤とはまったく
違う、「再生医療」の研究から誕生した
商品。
 
 この商品には、「ポリリン酸」という
成分が配合されているのですが、
これは、なんと骨や歯のもとになっている
ミネラルが鎖状になった成分なのです。
 
 いってみれば歯そのもの。
 ですから、「ポリリンホワイト」を
使うと、汚くなってしまった歯を本来の
歯の白さへよみがえらせるだけでなく、
歯そのものが強くなるのです。
 
 それにより、虫歯や歯周病といった歯の
病気への効果も期待できるのです。
 
 あまり耳のなじみがないかも
しれませんが「ポリリン酸」という成分
は、ノーベル生理学・医学賞を受賞した
アーサー・コーンバーク博士により研究
されていたもので、その後、日本の
柴肇一医学博士がその研究を受け継いだ
結果、「ポリリンホワイト」ができた
のです。
 
 いつもの歯ブラシに、液体になっている
「ポリリンホワイト」をつけて、歯を磨く
だけなので、使い方もとっても簡単。
 
 殺菌作用のある天然ブルガリアンローズ
が使われており、これで磨くと口の中が
すっきりとした爽やかな仕上がりになる
ので、もう口臭の心配もありません!
 
 そんな「ポリリンホワイト」、なんと、
売り上げ累計100万本突破中だとか!
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 よくあるどこかの宣伝ですね。
 
 本当なんでしょうか?
 
 ご参考です。
 
 こんな話しがありました。
 ということで、よく調べて、自分の判断
でどうぞ、
 
 学会発表とか見たことある人います?

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世界最高性能の量子ドットもつれ光子源の開発

2013.07.29
独立行政法人物質・材料研究機構
国立大学法人北海道大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 NIMS先端フォトニクス材料ユニットの
黒田 隆主幹研究員、間野 高明主任研究員
らは、北海道大学、仏ツルーズ大学との
共同で、半導体量子ドットを独自手法で
改良し、ドットの形を等方的にすること
で、世界最高性能の量子もつれ光子源の
開発に成功した。
 
 これまでの光源とは異なり、付加的な
信号選別(ポストセレクション)を必要
とせず、きわめて優れた量子もつれあいの
特性を持つ。
 
 本研究成果により、従来不可能であった
量子情報通信の遠距離化を可能とした。
 
 本成果は米国の学術誌
Physical Review B 速報欄に7月19日に
オンライン公開され、
Editor's Suggestion (注目論文)に
選ばれた。
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 良く理解できませんが、
>Editor's Suggestion (注目論文)に
>選ばれた。
 
 そうですから量子情報通信の遠距離化
実現に大きく寄与できそうな成果の
ようです。
 
 同一内容の北海道大学からの発表です。
 
 こちらの方が説明が詳細です。
>今回の成果は、空想の技術と思われ
>がちな量子通信技術を、小手先の工夫
>ではなく、ものつくりの技術で実現
>した画期的な成果である。
 と言っています。
 
 
 関連記事としてこんなものもあります。
2013年5月13日 情報通信研究機構
 
 こちらも
>量子暗号の長距離化や量子通信の実現に
>大きな突破口を与えるものです。
 と言っています。

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超電導ケーブル ロスなし送電 電車の省エネ「常識覆す突破口」

2013年07月30日 ITmediaニュース
- 電気抵抗による送電ロスを大幅に
減らせる超電導ケーブルが、省エネ
の切り札と期待されている。
日本はこの分野で世界の先頭を走る -
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 省エネの切り札と期待される技術の
研究開発が進んでいる。
 
 電気抵抗による送電ロスを大幅に
減らせる超電導ケーブルだ。
 
 日本はこの分野で世界の先頭を走って
おり、平成30年ごろに実用化される
可能性がある。
 
 東京都国分寺市の鉄道総合技術研究所。
 ここで超電導ケーブルを通して電車に
電気を送る世界初の走行試験が24日に
始まる。
 
 超電導は、金属などを極低温に冷やす
ことにより電気抵抗がなくなる現象。
 
 超電導ケーブルは、電線を断熱管で
「魔法瓶」のように包み、液体窒素を
中で循環させて零下196度に冷却し
超電導状態にしている。
 
 長距離を送電すると、電気抵抗によって
電気が失われる送電ロスが生じる。
 
 このため、鉄道会社は例えば都市部の
路線では3~5キロごとに変電所を設けて
電気を供給しているが、超電導ケーブルを
使えば送電ロスがなくなり、遠くの変電所
からも電気を供給できるようになる。
 
 ブレーキ時に発生したエネルギーで
モーターを回して発電した電気も有効活用
できる。
 
 現在は別の電車が近くにいなければ電気
を供給できないが、超電導ケーブル
であれば遠くにいる電車にも電気を送れる。
 
 発電所でつくられた電力は、家庭に
送られるまでに電気抵抗などで約5%が
失われる。
 
 だが、超電導ケーブルを使えば、
冷却用の電気を考慮しても送電ロスは
銅線の半分で済むという。
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 超伝導に可能性は感じますが、あまり
集中しすぎると問題が発生した時、復旧に
時間がかかりすぎて大問題になりそうな
気がします。
 
 電源は、送配電も含めて自立分散が
良いと思う。
 
 その範囲内で、超伝導も導入するのが
良いのではないでしょうか?
 
 ところで、リニア新幹線の電源供給は
超伝導なんでしょうか?
 
 超伝導による電力供給とするのが最適
のような気がします。
 
 実証実験も済んでいないし、
 いきなりでは乱暴か?

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2013年7月30日 (火)

世界最軽量、世界最薄の柔らかい有機LED(発光ダイオード)の開発に成功

平成25年7月29日
東京大学 大学院工学系研究科
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 JST課題達成型基礎研究の一環として、
東京大学 大学院工学系研究科の染谷 隆夫
教授、関谷 毅 准教授らは、世界最軽量
(3g/m2)で最薄
(2マイクロメートル:マイクロは
100万分の1)のくしゃくしゃに
折り曲げても動作する新しい光源として
“超薄膜有機LED(発光ダイオード)の
開発”に成功しました。
 
 近年、有機LEDディスプレイや
有機LED照明が実用化され、さまざまな
生活のシーンで使われています。
 
 有機LEDは、従来のLEDに比べて
消費電力、色再現性、応答速度の点で
優れており、今後いろいろな応用が期待
されています。
 
 このような背景の中、有機LEDの
更なる軽量化、薄膜化が求められています。
 
 本研究グループは、厚さ1.4
マイクロメートルの極薄の高分子フィルム
に、有機半導体材料を積層する独自の
作製技術を確立し、世界最軽量で最薄の
柔らかい有機LEDの作製に成功しました。
 
 開発の決め手は、表面が粗い
1マイクロメートル級の高分子フィルムに、
ダメージを与えずに有機LEDを製造する
低温プロセスです。
 
 より具体的には、高温で高エネルギー
プロセスが必要な酸化インジウムスズ
(ITO)注1)の透明電極を利用せず、
低温かつ低損失で形成可能な導電性高分子
を電極(陽極)に活用しました。
 
 この有機LEDは、超薄型であるにも
かかわらず、くしゃくしゃに折り曲げても
動作します。
 
 最小曲げ半径10マイクロメートルを
達成し、輝度は100カンデラ/
平方メートル注2)です。
 
 さらに、柔らかい伸縮可能なゴムの上に
有機LEDフィルムを張り付けることで、
伸縮自在なLEDの開発に成功しました。
 
 今回の研究により、柔らかい有機LED
の超軽量化・超薄型化が達成されたことで、
今後、あらゆる曲面に張り付けられる
有機LED照明、有機LEDディスプレイ、
装着感のないヘルスケア・センサー用途の
光源など多方面への応用が期待されます。
 
 本研究成果は、2013年7月28日
18時(英国時間)に
「Nature Photonics」誌
のオンライン速報版で公開されます。
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 画期的ですね。
 
>くしゃくしゃに折り曲げても動作
>輝度は100カンデラ/平方メートル
 
 素晴らしい。
 
>今回の研究成果とこれまでの成果
>とを併せると、
 
>有機LED(発光素子)、
>有機太陽電池(光センサ)、
>有機トランジスタ(電子回路の構成要素)
 
>というすべての有機デバイスを、
>厚さ1マイクロメートル級の
>高分子フィルムに作製できるように
>なりました。
 
>これらの有機デバイスは、同じような
>製造プロセスで作製できるため、
>すべての有機デバイスを1枚の
>高分子フィルム上に集積化することが
>可能です。
 
>その結果、従来の有機エレクトロニクス
>を格段に薄型化・軽量化することが
>できます。
 
 大いに期待したい。

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介護ロボ安全基準、日本が主導…国際機構採用へ

2013年7月29日 読売新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 国際標準化機構(ISO)は高齢者など
の生活を支援する介護ロボットなどの
国際安全基準を9月にもまとめる。
 
 日本政府が主導したもので、政府が
成長戦略(日本再興戦略)で打ち出した
ロボット技術を活用した新産業の育成に
向けた一歩となる。
 
 ロボット技術で先行している日本企業
による本格的な生産に弾みがつき、
輸出にも道が開かれる。
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 良いですね。
 
 いつも国際標準作成にはおいていかれて
ますから、大いに期待したいところです。

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2013年7月29日 (月)

北極圏:永久凍土解けメタン放出で 世界の被害60兆ドル

2013年07月28日 毎日新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 北極圏の永久凍土が解けて温室効果ガス
のメタンが大気中に放出されると、
地球温暖化が加速して被害額が全世界で
60兆ドル(約6000兆円)増える
との試算をオランダと英国のチームが
まとめた。
 
 北極圏開発への期待が高まる中、チーム
は「(メタンという)“時限爆弾”に
もっと注意を払うべきだ」と警告する。
 
 英科学誌ネイチャーに掲載された。
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 恐ろしい話しです。
 
 どうして大国と言われている国の人達は
鈍感なんでょうか?
 
 大切なのは持続可能であること。
 今のままで持続可能と考えて
いるのかな?
 
 暢気に構えている余裕は無いはず
なんですが?
 
 今なすべき事を、何のしがらみもなく
実施すべきだと考えます。
 
 今現在ですら、人間活動によるものと
考えられる要因から、洪水などの被害を
受けているではないですか?
 
 違うのかな?

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電流を100倍流せる、カーボンナノチューブと銅の複合材料を開発

2013年7月23日
新エネルギー・産業技術総合開発機構
単層CNT融合新材料研究開発機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 NEDOと技術研究組合 単層CNT融合新材料
研究開発機構(TASC)、独立行政法人
産業技術総合研究所(産総研)は23日、
従来から配線などに用いられている銅の
100倍電流を流せる複合材料を開発した
と発表した。
 
 この複合材料は単層CNTと銅を用いて
開発。
 
 銅と同程度の電気伝導度と今までにない
電流容量という優れた性質を併せもつ
従来にない材料が実現した。
 
 また非常に軽く、高温でも高い
電気伝導度を保つため、電子デバイスの
さらなる小型化、軽量化、高性能化が期待
され、将来電気自動車に用いられる
モーターなどを飛躍的に小型化できる
可能性もある。
 
 この研究の詳細は、英国の学術誌
「Nature Communications」に
2013年7月23日(日本時間18時)に掲載
された。
 
 なお、本成果はNEDOの「低炭素社会を
実現する革新的カーボンナノチューブ
複合材料開発プロジェクト」
(平成22~26年度)において開発された
ものである。
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 銅の100倍電流を流せるというのはすごい
ですね。
 
>また非常に軽く、高温でも高い
>電気伝導度を保つ
 
 というのは素晴らしい。
 
 実用化はまだ先になりそうですが、
期待が持てそうです。

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細胞1個の遺伝子発現を網羅的に定量化する「Quartz-Seq法」を開発

2013年7月25日
独立行政法人理化学研究所
プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 理化学研究所は、細胞1個が発現する
遺伝子を網羅的に定量化する方法
「Quartz-Seq (クオーツセック)法」を
開発し、同じ種類の細胞で、かつ同じ
細胞周期[1]にある細胞同士でも、細胞ごと
に遺伝子発現のパターンに差があることを
明らかにしました。
 
 これは理研生命システム研究センター
(柳田敏雄センター長)合成生物学研究
グループの上田泰己(ひろき)
グループディレクターらの研究成果です。
 
 私たちの身体のほぼすべての細胞は
同じ遺伝情報を持っていますが、発現して
いる遺伝子の組み合わせや頻度
(遺伝子発現パターン)は細胞ごとに
異なります。
 
 発現している遺伝子の情報はDNAから
mRNA に転写されます。
 
 また、それぞれの遺伝子の発現量は
mRNA への転写量(コピー数)として定量化
できます。
 
 従って、遺伝子発現パターンを知るため
に、転写されたmRNAの種類と量を網羅的に
定量化する方法が開発されてきました。
 
 しかし、細胞1個に含まれるmRNAの総量は
極めて微量のため、従来の方法では、
個々の細胞ごとの遺伝子発現パターンの
違いを再現性よく検出することは困難
でした。
 
 今回、研究グループは細胞1個のmRNAを
試験管内で増幅する方法を綿密に検討し、
最も適切な条件を見いだすことで、細胞の
遺伝子発現パターンを偏りなく忠実に増幅
し、網羅的に定量化する「Quartz-Seq法」
を開発しました。
 
 Quartz-Seq法を用いた解析により、
異なる細胞種間の遺伝子発現パターンの
違いを検出することができただけでなく、
同じ培養条件において細胞周期の異なる
細胞間のより小さな遺伝子発現パターンの
違いも検出することができました。
 
 さらに、同じ培養条件で細胞周期も同じ
細胞同士でも、遺伝子発現パターンに
ゆらぎがあることを検出しました。
 
 Quartz-Seq法は、従来の方法と比べ操作
が簡単で汎用性の高い方法です。
 
 同種の細胞集団における細胞ごとの
ゆらぎが複雑な生命現象の引き金であると
考えられています。
 
 今後この方法を用いて、がん細胞の
悪性度のばらつきの原因解明や薬剤耐性が
現れる仕組みの解明、さらに再生医療
におけるiPS細胞とその分化細胞の
品質管理などへの応用が期待できます。
 
 本研究成果は、英国の科学雑誌
『Genome Biology』(4月17日)に掲載
されました。
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 『「Quartz-Seq (クオーツセック)法」
と言うのは転写されたmRNAの種類と量を
網羅的に定量化する方法』
 なんですね。
 
 「細胞一個でも出来る」というのが
素晴らしい。
 
>免疫反応は性質の異なる多数の細胞間の
>相互作用で引き起こされますが、
>Quartz-Seq 法はこれらの細胞間の
>遺伝子発現パターンの違いを簡単に
>捉えることができるので、
>新しい分子マーカーの発見につながる
>可能性があります。
 
 新しい分子マーカーの発見は重要です。
 
 また、
>Quartz-Seq法によって、細胞間の
>遺伝子発現のゆらぎを計測することで、
>発生・分化のメカニズムの解明や
>薬剤・環境応答メカニズムの解明に
>寄与することが考えられます。
>さらに、再生医療におけるiPS細胞と
>その分化細胞の不均一性・均一性の
>検証による品質管理、
>遺伝子発現の不均一性を起因とする
>がん細胞の悪性化や薬剤耐性化の
>メカニズム解明などの医療分野に
>貢献すると期待できます。
 
 期待したい。

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2013年7月28日 (日)

高脂血症治療薬の新作用発見

2013 年 7 月 25 日
東北大学大学院医学系研究科
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 高脂血症の代表的治療薬である
スタチン注1は、心筋梗塞など心血管病の
治療や予防に有効であり、世界中で
約3000万人の人が服用しています。
 
 近年、スタチンがコレステロールを
低下させる作用以外にも心血管病の予防
効果を有することが明らかとなり、
「多面的作用」として注目されています。
 
 このたび、東北大学大学院医学系研究科
循環器内科学分野の下川教授らの
研究グループは、その分子機序として
Small GTP-Binding Protein Dissociation
Stimulator(SmgGDS 注2,
スマッグジーディーエス)という分子が
中心的な役割を果たしていることを世界に
先駆けて発見しました。
 
 この研究成果は、SmgGDSを増加させ
心血管病を改善する新たな薬剤の開発や、
心血管病を予測するマーカーの開発に
つながる可能性があります。
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>スタチンの「多面的作用」
 ね~。
 
>スタチンの心血管病予防・治療効果
>において、SmgGDSを介した活性酸素種
>の制御が中心的な役割を果たすことが
>明らかとなりました(図 2)。
 
>本研究成果は、SmgGDSを増加させる
>薬剤の開発や、SmgGDSの測定による
>心血管病の予測など、多くの臨床応用
>が期待されます。
 
 期待しましょう。

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がんを標的する抗体医薬の耐性因子を解明

平成25年7月25日
岡山大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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概要:岡山大学大学院自然科学研究科
ナノバイオシステム分子設計学分野の
妹尾昌治教授、笠井智成助教らの
研究グループは、抗体医薬に対する耐性
に関わるタンパク質と耐性機構を世界で
初めて明らかにしました。
 
 本研究成果は、2013年6月21日に米国の
科学雑誌『Journal of Cancer』に掲載
されました。
 
 乳がんの特効薬として一躍脚光を
浴びた「トラスツズマブ」は、がんの
細胞表面のHER2(または ErbB2)と
呼ばれるタンパク質に対する分子標的薬
で、HER2が過剰ながん細胞の乳がん患者
に使われます。
 
 しかし、この薬に耐性で効果が無い患者
も多く、原因解明が急がれています。
 
 今回の成果を応用することで、
抗体医薬品によるがん治療効果を予測して
奏効率を上げることや分子標的薬の開発に
大きく貢献することが期待できます。
 
 
<業 績>
 岡山大学大学院自然科学研究科
ナノバイオシステム分子設計学分野の
妹尾昌治教授、笠井智成助教らのグループ
は、ヒト乳がん由来 SKBR-3 細胞に
カベオリン(Cav-1)の遺伝子を導入する
ことにより、抗体医薬に対する耐性機構の
一つを初めて明らかにしました。
 
 抗体医薬品である「トラスツズマブ」は、
がん細胞の表面に発現している ErbB2 を
標的する分子標的薬です。
 
 がん細胞の表面にトラスツズマブが結合
すると、マクロファージやNK細胞といった
免疫細胞によってがん細胞が殺されます。
 
 これは「抗体に依存した細胞傷害効果
(ADCC)」と呼ばれ、トラスツズマブが
効果を示す仕組みです。
 
 しかし、ErbB2高発現のがん細胞で
あってもトラスツズマブが治療効果を発揮
できない患者が多いことが問題でした。
 
 妹尾教授らの研究グループは、かねて
より細胞の種類によりErbB2が細胞内に
取り込まれたり取り込まれなかったりする
ことを見出しており、これにはCav-1
というタンパク質の有無が関与すること
を示唆する実験結果を得ていました。
 
 今回、Cav-1遺伝子により形質導入した
ErbB2高発現細胞では、抗体が結合した
ErbB2はCav-1の働きに依存してがん細胞内
に取り込まれるため、血液中の免疫細胞は
抗体を認識できず、ADCCが起こらないため、
抗体薬に対して耐性となる機構が明らかと
なりました。
 
 また、ErbB2に特異的に結合する
人工ペプチド(EC1)にヒトIgG の
Fcドメインを融合したキメラ型の
抗体タンパク質 EC-Fc を用いた解析
によっても、この細胞はトラスツズマブ
と同様に耐性を示すことが明らかと
なりました。
 
 一方、Cav-1 を発現していない ErbB2
高発現の細胞では細胞内への移行が
認められませんでした。
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><見込まれる成果>
>Cav-1 の発現量がトラスツズマブによる
>治療方針の大きな判断材料となること
>が期待でき、また、治療予後の予測にも
>役立つと考えられます。
 
>今回の発見に関連して、妹尾教授らは
>ErbB2 を高発現しているがん細胞を
>標的としてがん細胞を殺傷する効果が
>Cav-1 の発現量に依存しない
>新しい分子標的薬の開発にもすでに
>成功しています。
 
>このため、抗体薬による治療で効果が
>認められないがんに対する治療薬の開発
>が大きく進展することが期待できます。
 
 良いですね。大いに期待したい。

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胚の脳形成を照らし出す蛍光プローブ

26 July 2013
RIKEN Research Highlights
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 発生中の胚における
「ボディープラン(体制)」の形成は、
胚中のモルフォゲンと呼ばれる
シグナル伝達分子の濃度分布によって誘導
され、胚の前後軸および左右軸が決まって
いく。
 
 理研脳科学総合研究センター細胞機能
探索技術開発チームの宮脇敦史
チームリーダー(TL)と下薗哲研究員たち
の研究チームはこのたび、生きた胚で
モルフォゲンの一種レチノイン酸(RA)の
分布を可視化できる初めての蛍光プローブ
を開発、胚発生時の体のパターン形成に
モルフォゲンが果たす重要な役割について、
新たな手がかりを得た1。
 
 モルフォゲンは胚の特定の領域で産生
されて発生中の生物の体を拡散していき、
その結果生じる濃度勾配が、胚の形態形成
を誘導する。
 
 RAは、脳の前後軸の形成に極めて重要な
役割を担うと考えられているが、
その濃度勾配がこれまで直接的に観察
されたことはなく、果たしてRAの濃度勾配
が本当に存在するのか、という議論まで
出ていた。
 
 そんな中、研究チームは、
遺伝子操作技術を用いてシアン色(水色)
と黄色の蛍光タンパク質をRA受容体の一部
と連結したプローブを作製し、
このタンパク質をゼブラフィッシュの胚で
発現させた。
 
 GEPRA(Genetically Encoded Probe for
Retinoic Acid)と命名された
このプローブは、RAに結合すると構造が
変わり、それに伴って発する蛍光の色も
変化する。
 
 この手法のポイントは、RAに対する
結合親和性が異なる2種類のプローブを使う
ことにある。
 
 一方のプローブはRAに非常に強く結合
するが、もう一方は比較的弱く結合する
ため、それぞれが異なるRA濃度に応じた
蛍光を発する。
 
 これにより、生きたゼブラフィッシュ胚
の内部におけるRA濃度の変化を、
蛍光イメージングによって可視化すること
が可能になったのだ(図1)。
 
 今回のイメージング研究によって、RAが
実際に、胚発生の初期の後脳形成領域で
濃度勾配を作って分布していることが確認
された。
 
 「RAは胚の真ん中で合成され、頭部と
尾部で分解されます。
 
 そのため、RA濃度は胚の真ん中で最も
高く、それが両端に向かって低下していく
2つの濃度勾配が形成されると考えられ
ます」と下薗研究員は説明する。
 
 RAは、繊維芽細胞増殖因子8(FGF8)と
呼ばれる別のモルフォゲンとも相互作用
することが知られており、FGF8はこれまで、
RAの濃度勾配の形成と密接に関連すると
考えられていた。
 
 しかし今回、後脳形成中にFGF8を阻害
してもRA濃度は影響を受けないことが
わかったため、FGF8はRAの濃度勾配形成
には必要ないのではないか、
と研究チームは考えている。
 
 「今後はGEPRAを使って、RAが体内を
拡散する機序を、細胞レベルおよび
分子レベルで調べたいと考えています」
と下薗研究員は語っている。
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 形態形成に重要なシグナル分子を
可視化出来たというのは素晴らしい。
 「百聞は一見にしかず」です。
 
 今後の研究に期待したい。
 
 
関連投稿です。
2013年7月26日 京都大学
 
>モーガンは、
>何らかの「物質の濃度勾配」が体の
>前後の位置情報をコードしている
>のではないかという仮説を提唱
 モーガン仮説と言われているそうです。
 
>本研究グループは100年来のモーガンの
>仮説の大枠を分子レベルで実証した

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2013年7月27日 (土)

白血球が侵入病原菌に向かって走るための分子機構

2013/07/24 九州大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 私達の体内に病原性の細菌や真菌
(カビの仲間)が侵入すると、白血球の
一種である好中球は、真っ先に血管を出て
侵入部位に駆けつけ病原菌を食べて殺菌
します。
 
 九州大学大学院医学研究院の住本英樹
教授らの研究グループは、好中球が病原菌
に向かって真直ぐに移動(遊走)するため
には、mInsc(エムインスク)という
細胞内のタンパク質が必要であることを
世界に先駆けて見いだし、さらにmInscが
働く分子メカニズムを明らかにしました。
 
 この研究は、病原菌から体を守るしくみ
を深く理解しそれを応用するための基礎
となるものです。
 
 本成果は、2013年7月25 日正午
(米国東部時間)に
『Developmental Cell』誌で
オンライン版公開されます
(本誌掲載は8月12日)。
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>白血球の中間の1つである好中球は、
>細菌や真菌(カビの仲間)を殺菌する上
>で主役となる細胞です
>(一方、ウイルス感染に対しては
>リンパ球と呼ばれる白血球の仲間が
>必須の役割を果たします)。
 
>侵入部位に到達した好中球は、
>そこで病原菌を食べて殺菌を行います。
>血液中の好中球数が正常の10 分の1
>以下になると私達は無菌室に入らない
>かぎり生きていけないことからも、
>その重要性は明らかです。
 
>好中球が病原菌に向かって真直ぐに移動
>(遊走)する分子メカニズムを世界に
>先駆けて見いだしました。
 
>この研究は、病原菌から体を守るしくみ
>を深く理解しそれを応用するための基礎
>となるものです。
 
 そうですね。
 
 一歩一歩です。

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着るだけで心拍・心電図を常時モニタリングできる「ウェアラブル電極」

23 JULY 2013 diginfo.tv
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
動画です。
 
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 NTTは、生体信号を長期間・安定に記録
できるウェアラブル電極を
国際モダンホスピタルショウ2013に出展
しました。
 
 このウェアラブル電極は、NTTの研究所
が今年2月に作製に成功した導電性複合素材
を用いたもので、シャツの裏側に付ける
ことで、シャツを着ている間は常に心拍を
モニタリングできます。
 
 この素材は、シルクや合成繊維の表面に
導電性高分子のひとつであるPEDOT-PSSを
コーティングしたものです。
 
 これを生体電極として動物実験に適用
した結果、水分を吸収する親水性および
従来の医療用電極に近い安定した
心電図計測が可能な事が確認されて
います。
 
 柔軟で通気性のある布の特徴を生かし
肌触りが良いため、装着者に負担をかけず
に長期間の計測が可能です。
 
 基礎研究や将来の医療分野での応用、
スポーツ・健康増進などの様々なシーン
での活用が期待されます。
---------------------------------------
 
 良いですね。
 
 期待したい。
 
 関連記事です。
2013/7/25 日本経済新聞
 
 これも良さそうですね。

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デフラグのやり過ぎはHDDの寿命を縮める

2013年07月25日 slashdot
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 Excite Bitコネタの記事によると、
デフラグのやり過ぎはHDDの寿命を縮める
そうだ。
 
 記事では、「概ね半年に1回程度」の頻度
でのデフラグで十分、SSDも同様、とされて
いる。
 
 HDDの場合、デフラグはHDD領域全体に
連続的な負荷を要求するため、やり過ぎは
寿命を縮めるということらしい。
 
 また、SSDの場合はフラッシュメモリの
書き換え回数に制限があるため、やはり
デフラグにより寿命が縮まる可能性が
あるらしい。
 
 そもそも、最近のファイルシステムには
ファイルの断片化が起こりにくくなる
ような仕組みを導入されているとも
言われているが、
本当にデフラグは必要なのだろうか?
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 そうですね。
 
 私も、最近必要以上のデフラグは
する必要がないと思っています。
 
 妥当な所が「概ね半年に1回程度」の
頻度かどうかはわかりませんが、
 
感覚的には3ヶ月に一度程度で良いの
では?
 
 最近はSSDになって来ていますので、
実質の速度はSSDで決まるわけで、

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2013年7月26日 (金)

「再生できるプラナリア」と「再生できないプラナリア」の謎、解明される

2013年7月25日 京都大学研究成果
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 阿形清和 理学研究科教授、梅園良彦
徳島大学ソシオテクノサイエンス研究部
学術研究員(2013年3月まで理化学研究所)
らのグループは、100年来の謎であった
「プラナリアの再生の仕組み」をついに
分子レベルで解明しました。
 
 さらには、プラナリアの再生原理を理解
することによって、もともと再生できない
プラナリア種の遺伝的原因を解明し、
世界で初めて人為的に再生を誘導すること
にも成功しました。
 
 本研究は、2013年7月25日午前2時
(日本時間)に英国総合科学誌
「Nature」のオンライン速報版で発表
されました。
 
 
-----
研究手法と成果
 
 梅園研究員らは、ナミウズムシ再生過程
の詳細な解析をおこないました。
 
 その結果、ERK蛋白質と
β-カテニン蛋白質は体の前後軸に沿って
相反する活性勾配を形成し、その結果、
体の異なる領域(頭、首、腹と尾)が再生
できると結論づけました(図1)。
 
 この仕組みにおいて、同研究グループが
2002年に報告した
nou-darake(ノウダラケ)遺伝子
(この遺伝子をRNAiによって機能阻害
すると、脳が頭部を超えて過形成する)
も関与することがわかりました
(Nature 419, 2002)。
 
 これらの結果から、プラナリアの
幹細胞はERK蛋白質の活性化によって、
もともと頭部の細胞に分化するように
指令されますが、nou-darake遺伝子や
Wnt/β-カテニン経路がERK蛋白質の
活性化レベルを抑制することによって、
その指令を首や腹や尾部の細胞へと
それぞれ運命転換させていると結論
づけました。
 
 さらに、梅園研究員らはナミウズムシの
再生原理にもとづいて、別種のプラナリア
であるコガタウズムシ(もともと尾部から
頭部を再生できないプラナリア)では、
Wnt/β-カテニン経路が過剰に働くことが
頭部再生不全の原因であることを実験的に
証明しました。
 
 β-カテニン遺伝子をRNAiによって
機能阻害されたコガタウズムシ尾部断片
は、完全に機能的な頭部を再生することが
できました(図2)。
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>今回、本研究グループは100年来の
>モーガンの仮説の大枠を分子レベルで
>実証したばかりでなく、再生できない
>プラナリアの遺伝的原因を初めて
>明らかにし、再生できない生き物でも、
>実は再生できる能力を十分にもっている
>ことを初めて実験的に証明しました。
 
 素晴らしい成果ですね。
 次の課題に向かって前進です。
 
 nou-darake(ノウダラケ)遺伝子関連の
以前の研究は、この投稿を参照して
ください。

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腸内の共生細菌に対する免疫寛容の分子機構の解明

2013/07/19 九州大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 腸内の共生細菌は、宿主の免疫反応から
免れて増殖し、腸管の恒常性に寄与する
とともに、ビタミンなどの必須栄養源の
供給を行っています。
 
 これまで、腸内共生細菌に対する宿主の
免疫寛容の分子機構は不明のままでした。
 
 九州大学大学院理学研究院の川畑俊一郎
主幹教授と高等教育院の柴田俊生助教の
研究グループは、キイロショウジョウバエ
を用いて、タンパク質同士を糊付けする
酵素「トランスグルタミナーゼ」が、
共生細菌の抗原に対して免疫応答する
特定の情報伝達因子を糊付けして機能抑制
することで、免疫寛容となっていることを
明らかにしました。
 
 本研究成果は、2013年7 月 23 日(火)
午後10時(米国東部時間)にScience姉妹誌
のオンラインジャーナル
『Science Signaling』に掲載されます。
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>腸内の共生細菌は、宿主の免疫反応から
>免れて増殖し、腸管の恒常性に寄与する
>とともに、ビタミンなどの必須栄養源
>の供給を行っています。
 
 共生細菌は重要な働きをしているん
です。
 
>ハエの短命の原因は、免疫寛容性を
>失った腸管から、過剰に作られた宿主の
>抗菌性タンパク質により共生細菌の多く
>が殺菌され、正常な腸内細菌叢の
>バランスを崩してしまったためであると
>推定されました。
 
 腸内細菌のバランスを崩すことは、命に
かかわる。
 
 今回、腸内の共生細菌に対する免疫寛容
の分子機構の一端が解明されました。
 
 重要な命に関わることなのに不明だった
んですね。
 
 腸内細菌の数は人を構成している
細胞数よりずっと多いのです。
 
 すごいですよね。
 こんなに沢山の腸内細菌と共存している。
 
 関連投稿です。

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2013年7月25日 (木)

筋強直性ジストロフィーの症状が改善

平成25年7月22日
東京大学大学院総合文化研究科
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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発表のポイント
◆筋強直性ジストロフィー1型の筋強直症状
 を改善するアンチセンス核酸を筋肉細胞
 に導入する新しいデリバリー法を開発
 
◆本デリバリー法は、バブルリポソームと
 超音波を組み合わせたもので、筋強直症状
 を示すマウスにおいてその有効性を実証
 
◆本デリバリー法は、筋強直性
 ジストロフィー1型における筋強直症状
 を改善するアンチセンス核酸医薬の開発
 へと繋がる可能性があり、効果的な
 デリバリー法がなかった筋肉の難病治療
 に明るい見通しをもたらす。
 
 
-----
 筋強直性ジストロフィー1型は、
10万人に5人程度に見られる日本で最多の
成人筋疾患ではあるが、現在までに本症を
抜本的に治療する薬はない。
 
 本症の特徴は、その疾患の名前にも
由来している筋強直で、収縮した筋肉が
弛緩するときに時間がかかってしまう症状
である。
 
 例えば、筋強直によって手をグッと
握った後にパッと広げるのに指が曲がった
ままでなかなか手が伸びないようなこと
がある。
 
 これは、ドアノブやつり革から手を離す
のに時間がかかってしまうなど日常生活の
困難さを招く。
 
 現在までに、筋強直性ジストロフィー1型
における筋強直は、
塩化物イオンチャネル遺伝子(注1)
CLCN1のスプライシング(注2)の異常
により生じること、スプライシング異常の
改善はエキソン・スキップ(注3)という
方法が最良であることがわかっていた。
 
 しかし、エキソン・スキップには、特定
の核酸配列を筋細胞に届ける必要があり、
効果的なデリバリー法が見つかって
いなかった。
 
 今回、東京大学大学院総合文化研究科
の古戎道典(博士課程3年)と石浦章一教授
らは、CLCN1のスプライシングを正常化する
効率の良いアンチセンス核酸(注4)を
同定し、それをバブルリポソームと超音波
を用いて筋細胞に導入する新しい治療法を
確立した。
 
 この方法をマウスに用いると、CLCN1の
スプライシングが正常化し、マウスの
筋強直症状が改善した。
 
 今後は、開発したデリバリー法の
ヒト細胞での効果を確認することで、
筋強直性ジストロフィー1型の筋強直症状
を緩和する薬剤の開発へと繋がることが
期待される。
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 この前投稿した記事
2013年7月11日
とは違った内容のようです。
 
 
>スプライシング異常の改善は
>エキソン・スキップ(注3)という
>方法が最良である
 
 と、そしてその為の
 
>新しいデリバリー法を開発した
 
 ということのようで、こちらの方が
より良い方法のように思えます。
 
 とにかく期待しましょう。
 一歩前進です。

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オートファジーが糖鎖の代謝に関わることを発見

2013年7月24日
独立行政法人理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 私たちの細胞の中や細胞と細胞の間は、
タンパク質、脂質、糖質、核酸などの
生体分子で構成されています。
 
 これらの分子はずっと新鮮なわけ
ではなく、そのほとんどは約2カ月間で
新しいものと入れ替わっているそうです。
 
 このため、生体内には不要になった
タンパク質や脂質、損傷を受けた
細胞小器官などを分解する仕組みがあり、
これをオートファジー(自食作用)と
呼んでいます。
 
 オートファジーの役割には二通り
あります。
 
 細胞が栄養不足になったときに急激に
起きるオートファジーがよく知られて
いますが、日常的に静かに一定のペース
で働いている「基底オートファジー」も
あり、細胞内のタンパク質をいつも新鮮に
保つ役割をはたしています。
 
 これがうまく働かないと細胞内に
“ゴミ“が溜まることになり、疾病を
引き起こす原因になるとされています。
 
 生物の細胞質には、タンパク質や脂質
などと結合しない“遊離”状態の糖鎖
(遊離糖鎖)が存在することが古くから
知られています。
 
 糖鎖はタンパク質をはじめとする
生体分子に結合することで特定の機能を
与えて、生体内の重要な生理機能を維持
しています。
 
 しかし、遊離糖鎖が生成、分解される
分子メカニズムについて未だ不明でした。
 
 そこで、共同研究グループは、
糖鎖分解・代謝のメカニズムを突き止める
ためにオートファジーに着目しました。
 
 研究グループは、オートファジー経路に
必須の遺伝子を欠損させた細胞を用いて、
細胞質にどのような糖鎖が蓄積しているか
を調べました。
 
 その結果、シアル酸という糖をもつ
遊離糖鎖「シアリルオリゴ糖」が蓄積して
いることを発見しました。
 
 通常、シアリルオリゴ糖はリソソームで
分解され、単糖になったシアル酸が細胞質
へ放出されるので、シアリルオリゴ糖
そのものは細胞質に蓄積されません。
 
 即ち、シアリルオリゴ糖の蓄積に
基底オートファジーが重要な関わりを
もっていることが示されました。
 
 さらに解析を進めたところ、
基底オートファジー機能が欠損すると、
リソソーム膜上にあるシアル酸を細胞質へ
輸送する膜タンパク質「シリアン」が
機能変化し、シアル酸ではなく
シアリルオリゴ糖を細胞質に放出して蓄積
させる可能性が示されました。
 
 これにより、基底オートファジー機能が
特定の糖鎖の代謝に関わり、リソソームが
正常に働くために重要な役割をもつことが
明らかになりました。
 
 理研の研究チームは、以前から糖鎖の
代謝経路についてリソソーム以外で
起きることを提唱していました。
 
 今回の研究は、その仮説に基づいて
細胞質内の糖鎖の代謝の仕組みを調べて
いたところ、結局リソソームでの正常な
糖鎖代謝の重要性を見つけることに
なりました。
 
 想像した通りにいかないのが研究の
醍醐味です。
 
 最近、がん組織にシリアルオリゴ糖が
蓄積していることが複数報告されています。
 
 これは、シアリルオリゴ糖がさまざまな
がん種に対するマーカーとして利用できる
可能性を示しています。
 
 また、基底オートファジーの機能不全が、
ある種の細胞のがん化のメカニズムと密接
に関わっていることを示唆しています。
 
 今後、基底オートファジー欠損下で
起こるシアリルオリゴ糖の詳細な
分子メカニズムの解明を目指します。
 
 
---------------------------------------
 
 興味深いです。
 
 結局糖鎖の代謝はリソソームで行われる
ということが結論でしょうか?
 
 オートファジーに関する投稿は
いろいろしていますが、
これが代表かな?
 
2013年1月 7日
 
 オートファジー大切な機能です。

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2013年7月24日 (水)

空気圧駆動の手術支援ロボットシステム「IBIS」

22 JULY 2013 diginfo.tv
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
動画です。
 
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 スレーブ側のロボットが全て空気で
動いているという所に特徴があります。
 
 従来のロボットはほとんどが電動
だったんですが、空気圧で動かす事
によって、何か接触した時の力を柔らかく
吸収するような動作ができるですとか、
ロボットの先端にかかっている力を空気の
圧力情報から推定して、医者のマスター側
にその情報を送って、医者の手に
フィードバックできる、あるいは非常に
軽量にコンパクトに大きな力が出せるので、
ロボット全体のサイズとしては非常に
コンパクトに作ることができるという
メリットがあります。
 
 
-----
 今、ダ・ヴィンチに比べて1/3から
1桁安いくらいを目指して作っています。
 
 コスト的にもより良く作れると思います。
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 良さそうです、空気駆動。
 
 是非実現してもらいたい。
 
 空気駆動で以前投稿した記事が
2011年7月29日
 があります。
 
 他にもあったかも知れませんが、
空気駆動、良いと思います。

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高級感あるデザインの薄型体組成計 タニタ

2013/7/23 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 健康機器大手のタニタ(東京・板橋)は
8月1日、強化ガラスを使って薄くし、
居間でも使えるデザインの体組成計
「BC-313」を発売する。
 
 大きさは縦217ミリメートル、横316ミリ、
厚さ27ミリとコンパクトで、収納場所を
選ばない。
 
 色は高級感のある3色をそろえた。
生活にこだわりを持つ30代を中心とした
購入を見込む。
 
 体重計を操作する部分は静電式の
タッチボタンを採用し、凹凸のない光沢
のあるデザインに仕上げた。
 
 乗る時に足元が安定するように幅は広く
した。
 
 表示ディズプレーは通常の1.5倍大きく、
見やすい。
 
 計測項目は50グラム単位で計れる体重
のほか、体脂肪率、筋肉量、
内臓脂肪レベル、基礎代謝量、体内年齢、
推定骨量、BMI(体格指数)の8項目。
 
 スポーツ選手に対応した
アスリートモードも搭載した。
 
 価格はオープンだが、店頭では
8000円前後を想定。
 
 全国の家電量販店やスーパーなどで
取り扱う。
 年間5万台の販売を計画している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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 良さそうですね。
 
 買おうかな?
 
>計測項目は50グラム単位で計れる体重
>のほか、体脂肪率、筋肉量、
>内臓脂肪レベル、基礎代謝量、体内年齢、
>推定骨量、BMI(体格指数)の8項目。
 
 いろいろ測れて良さそう。
 
 参考までにタニタの資料は、
2013/7/17 タニタ

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白血病細胞の異常を修復するRNAの発見

平成25年7月23日
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 JST課題達成型基礎研究の一環として、
東海大学 医学部の幸谷 愛
(コウタニ アイ) 准教授は、奥山 一生
研究員とともに、急性白血病細胞の分化異常
を修復するRNAを発見し、白血病細胞を
正常化させる可能性を示しました。
 
 白血病は、未熟な白血球が異常増殖して
しまう「血液のがん」です。
 
 発症が急激な急性白血病では、遺伝子の
働きを調節している転写因子注1)と
呼ばれるたんぱく質の異常により未熟な
細胞を生じてしまうことが、白血病の発症
の引き金になると考えられています。
 
 一方、最近の研究で、たんぱく質に翻訳
されない非コードRNA注2)が、
生物学的に重要な機能を持つことが分かって
きています。
 
 細胞の分化にも働くことが報告されて
いますが、あくまで転写因子を補佐する
働きにとどまると考えられてきました。
 
 今回、白血病の中でも非常に予後不良
であるMLL-AF4
(MLL遺伝子再構成陽性)急性白血病
細胞注3)で、発現が低下している
特定の非コードRNA「miR-126」
に着目し、白血病細胞に導入したところ、
MLL-AF4白血病細胞を血液細胞の
一種であるB細胞へ分化誘導することを
見いだしました。
 
 これまで、B細胞への分化には転写因子
が必須と考えられてきましたが、転写因子
がなくてもmiR-126だけで分化が
誘導されました。
 
 今回の結果は、転写因子が中心となって
細胞分化が誘導されるとした考え方に、
新たに非コードRNAの重要性を加える
とともに、転写因子の異常が発症の引き金
となる白血病において、非コードRNAを
用いた新たな治療法開発に結びつく可能性
を示しました。
 
 本研究成果は、東海大学 教育研究支援
センター、理化学研究所 統合生命医科学
研究センター 伊川 友括
YCIラボリーダー(兼 さきがけ研究者)
をはじめとする複数機関との共同研究で
得られ、研究成果は2013年7月22日
の週(米国東部時間)に米国科学雑誌
「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」
のオンライン版に掲載されます。
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 これも素晴らしい成果です。
 
>従来の転写因子を中心とした細胞運命
>注6)決定についての考え方に、
>新たに非コードRNAの重要性を
>加えられる可能性があります。
 
>さらに、白血病においては転写因子の
>異常による分化障害が発症の引き金
>となるため、非コードRNAにより
>その異常を修復し、正常化することは
>白血病細胞を脱がん化させる可能性が
>あります。
 
 非コードRNAの働きは、転写因子を
補佐する働きにとどまるものではない
ことがハッキリしましたね。
 
 今後の研究に大いに期待したい。
 
 こちらも注目です。
 つい先日の投稿。
2013年7月23日

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2013年7月23日 (火)

長崎大など、細胞シートによるがん患者に対する再生医療を実施

2013/07/19 マイナビニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
 細胞シート工学素晴らしいです。
 
>今回の試みについて大和教授は
>「遠く離れた地域でも細胞シートを
>使った医療ができるようになる
>システムを構築する第1歩」
>と評価している。
 
 そうですね。
 
 広く実施されるようシステム構築を
積極的に推進して欲しい。
 

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白血病の根治をめざして

19 July 2013 RIKEN Research Highlights
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 急性骨髄性白血病(AML)は難治性の
血液がんである。
 
 患者の多くは、標準的な化学療法によって
白血病細胞の数が減少し症状が改善する
「寛解」の状態になるが、遺伝子異常
によっては再発率は高く、死の転帰を辿る
症例も少なくない。
 
 このたび、理研統合生命医科学研究
センター・ヒト疾患モデル研究グループの
石川文彦グループディレクター(GD)
率いる研究チームは、白血病の再発を防ぐ
有望な薬剤の開発を目指す研究で、
マウスモデルにおいてAML細胞を死滅させる
ことのできる低分子化合物を発見した1。
 
 研究チームはこれまでの研究で、AML患者
から得た白血病幹細胞では、血液細胞の
分化と増殖に関わるリン酸化酵素
「HCK(hematopoietic cell kinase)」が、
白血病でない被験者の血液幹細胞よりも
多く発現していることを明らかにしている。
 
 今回、同研究チームは、このHCKが
白血病治療薬の標的候補になる可能性
について評価を試みた。
 
 まず、培養AML細胞でHCKに特異的な
RNA分子を使ってHCKの発現を抑制した
ところ、AML細胞の増殖率および生存率が
大きく低下することが確認された。
 
 次に研究チームは、理研創薬・医療技術
基盤プログラムの後藤俊男プログラム
ディレクターたちの協力を得て、
HCK阻害作用を持ちAML細胞に対して同様な
死滅効果のある化合物の探索を行った。
 
 5万種類に及ぶ化合物を対象に
ハイスループットスクリーニングを行い、
そのうち最も可能性の高い複数の化合物
について、並行実施したコンピューター
モデルによるスクリーニングの結果と比較、
さらにX線結晶解析による構造解析を行った
ところ、ある1つの分子が非常に有望な
薬剤候補であることが判明した。
 
 それが、ピロロピリミジン誘導体の一種
である低分子化合物「RK-20449」だ。
 
 その効果を検証するため、試験管内で
培養したヒトAML細胞と、マウス生体内へ
移植したヒトAML細胞の両方を対象に実験
を行ったところ、RK-20449が白血病幹細胞
の数を減少させ、腫瘍組織量を低減させる
ことが確認された(図1)。
 
 今回の結果が臨床現場でも再現できれば、
RK-20449は、米国やヨーロッパ、日本で
毎年新たにAMLと診断される2万8000人に
上る患者で、AMLの再発を予防・克服する
のに役立つものと期待される。
---------------------------------------
 
 素晴らしい成果のようです。
 
>「今回の成果が安全で有効なAML治療法の
>実現につながってほしいと思っています」
>と石川GDは語っている。
 
 同感です。

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小児線維筋痛症が、コエンザイムQ10の欠乏で起こることを発見/東京工科大学

健康美容EXPOニュース
東京工科大学 2013年7月16日発表
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 東京工科大学応用生物学部の
山本順寛教授らの研究チームは、
「小児線維筋痛症」※1が、
コエンザイムQ10※2の欠乏によって
起こることを、横浜市立大学医学部小児科
との共同研究で明らかにしました。※3
 
 
-----
 小児線維筋痛症の患者は、同世代の
健常小児と比較して有意に
血漿酸化ストレスマーカーが高いことが
明らかになりました。
 
 またそれ以上に、血液中コレステロール
が高く(高コレステロール血症)※5、
コエンザイムQ10が少ないことが新たに
発見されました。
 
 そこで、患者にコエンザイムQ10を投与
したところ、高コレステロール血症の
改善と疲労度の軽減が認められました。
---------------------------------------
 
 コエンザイムQ10は抗酸化物質として
良く知られていて、色々なところに
出てきます。
 
 酸化ストレスはいろいろな病気と関連
していますが、「小児線維筋痛症」に
直接関連していたんですね。

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2013年7月22日 (月)

炊飯器の技術…世界初、砂漠で農業「魔法の砂」

2013年7月19日  読売新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 パナソニックと京都大学は、水をはじく
特殊な処理をした砂を使い、雨が少ない
乾燥地帯でも農業ができる世界初の技術
を開発した。
 
 炊飯器の内釜などを表面加工する技術を
応用し、水は通さずに空気だけを通す砂の
層を作ることに成功した。
 
 地面に染みこんだ雨水を回収して再利用
できるほか、塩分を含んだ地下水の土壌
への浸入も防げるという。
 
 農作物の栽培が難しい乾燥地域での
農園造成サービスなどを提供する計画で、
2016年度の事業化を目指す。
---------------------------------------
 
 炊飯器の技術ね~ 「魔法の砂」。
 
 思わぬ応用があるものです。
 
 うまく事業化出来ると良いですね。

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レアメタルの探査権獲得=南鳥島沖の公海-経産省

2013年7月22日 時事ドットコム
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 経済産業省は20日、日本最東端の
南鳥島沖の公海でコバルトやニッケル、
白金などレアメタル(希少金属)を含む
鉱床の探査権を獲得したと発表した。
 
 石油天然ガス・金属鉱物資源機構
(JOGMEC)を通じ、国際海底機構
から承認を得た。
 
 2013年度内にもJOGMECと
機構が正式な契約を締結し、14年度以降
に資源量の調査や技術開発に乗り出す。
 
 探査権の承認を得た鉱区は、南鳥島の
南東約600キロメートルの6カ所、
計約3000平方キロメートル。
 
 水深1000~2000メートルの
海山をレアメタルを多く含む
アスファルト状の酸化物
「コバルトリッチクラスト」が覆って
いるとみられている。
(2013/07/20-12:47)
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>今後15年間、独占的に探査できる。
らしいです。
 
 商業的に成り立つのかどうかの問題は
残ると思われますが、Good Newsですね。

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鉄道コンテナで揺れても擦れない キリンビバレッジ“擦れ防止段ボール箱”開発秘話 (1/2)

2013年07月19日 ITmedia ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 地球環境に与える負荷が比較的低い
とされる鉄道輸送。
 
 国土交通省によると、同じ貨物を同じ
距離運んだ場合、トラック輸送と比べ
二酸化炭素(CO2)排出量を6分の1以下に
抑えられる。
 
 キリンビバレッジが考案した
「擦れ防止カートン(段ボール箱)」は、
そうした鉄道輸送の品質を高める工夫から
誕生した。
 
 トラックから鉄道への切り替えを促す
一助として物流関係者の注目を集めて
いる。
 
 「トラック便なら問題ないのに、
貨物列車はカートンの『擦れ』が多い。
 どうにかならないか」。
 
 5年ほど前、キリンの物流部門から
こんな悲鳴が上がった。
 
 鉄道コンテナに積み込んだ
大型ペットボトル(1.5~2リットル)飲料
のカートンが輸送中にこすれ合い、
箱の損傷や印刷の汚れが頻発していた
のだ。
 
 カートンは商品の保護材であると同時に、
顧客からは商品の一部としてみられる。
 中身に問題がなくても、ひどく傷んだ
場合は納入を拒否されることが多い。
 
 その場合は出荷先で新しいカートンに
詰め直さざるを得ず、必然的に輸送コスト
の増加を招く。
 
 キリンは環境保護への取り組みの一環
として、400キロ以上の長距離輸送は
トラックから鉄道への切り替えを進めて
いたこともあって、頭の痛い問題だった。
 
 その原因究明と課題解決に取り組んだ
のは2009年秋。
 任されたのは生産本部技術部の
吉井孝平主任。
 同社きっての鉄道ファンで
「発生メカニズムを徹底解明するため、
貨物列車への同乗も行った」と振り返る。
 
 同社の大型ペットボトル飲料工場は、
湘南(神奈川)、御殿場(静岡)、
松本(長野)、彦根(滋賀)の4カ所。
 
 カートンの「擦れ」が特に頻発していた
のは、湘南工場が輸送に使う
神奈川・平塚から札幌のターミナルまで
運ぶ貨物列車だったが、調べた結果、
盛岡までは異状がないことが判明した。
 
 そこで、吉井氏は「青函トンネルの前後
に原因が潜んでいる」と推測。
 同乗調査で、本州側の津軽線と北海道側
の江差線は単線区間のため分岐ポイントが
多く、計50カ所以上で横揺れなどの振動に
見舞われることが分かった。
 
 五稜郭駅で確かめると、やはり30%以上
のカートンに擦れが生じていた。
 
 原因究明の次は課題解決。
 
 
-----
 まず、擦れが生じやすいカートン側面の
上下部分に滑り止めニスを塗布した。
 また、その部分には何も印刷せず、
たとえ擦れても目立たないデザインに
変えた。
 
 すると擦れの発生は0%。
 
 ニスは缶ビールのカートンに使う既存品
なので、追加コストはほとんどかからない。
 
 こうして「擦れ防止カートン」が誕生
した。
 
 取り組み開始から約1年後の10年夏、
従来品からの切り替えが正式に決まった。
---------------------------------------
 
 なかなか面白い話しですね。
 
>同じ貨物を同じ距離運んだ場合、
>トラック輸送と比べ二酸化炭素(CO2)
>排出量を6分の1以下に抑えられる。
 
 大きな違いがあるのですね。
 知りませんでした。
 もっとも電気で走ることが主たる要因
なら原発"0"を実現すると、どんな具合
になるのかな?
 
 とは言いながら効率は良いはずなので
CO2は減少するはず。
 
 こう言う取り組みは積極的に進めて
貰いたいものです。

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2013年7月21日 (日)

MRI画像を用いた統合失調症とうつ病の鑑別方法を開発

独立行政法人
国立精神・神経医療研究センター
(NCNP)
プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 統合失調症やうつ病などの精神疾患は、
患者の主観的体験を医師が問診によって
聞き出し、それによって得られる情報に
基づいて診断されており、客観性に乏しい
ことが問題とされてきました。
 
 統合失調症は病初期や経過中にうつ状態
を呈することが多く、
うつ病(大うつ病性障害)でも妄想を
生じることがあることから、両者の鑑別
が難しいケースが少なくありません。
 
 これらの2疾患は治療法が大きく異なる
ため、問診だけでなく、脳科学的方法
によって鑑別する方法の開発が待たれて
います。
 
 国立精神・神経医療研究センター
神経研究所 疾病研究第三部
太田深秀室長、功刀浩部長らのグループ
は、女性の統合失調症とうつ病とを鑑別
する指標としてMRI(核磁気共鳴装置)
により得られる脳の局所的な形態の違いを
用いる方法を検討しました。
 
 25人の女性統合失調症患者と25名の女性
うつ病患者の脳の形の違いに関してMRIを
用いて測定した結果、およそ8割の正確さで
2つの疾患を鑑別する方法を開発しました。
 
 さらに、同方法を別の患者群に
あてはめたときにも同等の的中率で診断
できました。
 
 これらの2疾患をMRIで鑑別する方法を
開発したのは、世界で初めてです。
 
 本研究成果は、2013年7月3日に
科学雑誌Journal of Psychiatric Research
のオンライン速報版
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0022395613001933
で公開されました。
 
 なお、本研究は、文部科学省脳科学
研究戦略推進プログラムの一環として、
また科学研究費補助金などの助成を
受けて行われました。
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 良いですね。
 
 診断は客観性が必須だと思います。
 
 担当する医師によって診断結果が
変わるというのでは困る。
 
 積極的に進めて欲しい。

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乳酸菌「ラクトバチルス カゼイ シロタ株」の継続摂取が乳がん発症リスクを低減

2013年7月18日
Yakult News Release
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 株式会社ヤクルト本社では、乳酸菌摂取
と乳がん発症との関連を検討する目的で
実施された疫学研究の結果、子どもの頃も
含めた過去の食習慣で乳酸菌
「ラクトバチルス カゼイ シロタ株」
(以下、L.カゼイ・シロタ株)を習慣的
に取り入れていた人に、乳がん発症リスク
の低減効果が認められましたので、
お知らせします。
 
 これまでに行われてきた乳がんの予防に
関する研究では,子どもの頃も含めた
過去の食習慣との関連を調べたものは数例
しかありません。
 
 今回の結果は、食行動パターンを決める
重要な時期である成長期の頃や、
乳がん罹患者が増加し始める20歳代から
30歳代に乳酸菌を摂取することが乳がんの
発症リスクの低減に影響することを示す
有用な成果です。
 
 また、本研究からは、大豆イソフラボン
の摂取との相加効果も示されています。
 
 本研究は、公益財団法人パブリック
ヘルスリサーチセンターのがん臨床研究
支援事業の一環として実施された
研究者主導・疫学研究
「乳酸菌摂取と乳がんの関連を検討する
ケース・コントロール研究」
(研究代表者:戸井 雅和、京都大学医学部
付属病院乳腺外科(教授)、
統計解析責任者:大橋靖雄、
東京大学大学院医学系研究科健康科学
看護学専攻(教授))の結果です。
 
 当社は、このがん臨床研究支援事業に
賛同し、協力してきました。
 
 なお、本研究成果は、科学雑誌
「Current Nutrition and Food Science」
誌(9(4):194-200,2013)に掲載されます。
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 乳酸菌いろいろ効果があるようです。
 
>週4回以上の摂取で乳がん発症リスク
>が35%低減
 
 というのは、なかなかの効果だと
思われます。
 
 一応知識として知っておいてください。
 
 プロバイオティクス期待が持てますね。
 
 ご参考

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2013年7月20日 (土)

日本再生 再生医療の可能性

Science Channel
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
動画です。
 
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 京都大学の山中教授がノーベル医学・
生理学賞を受賞して、注目を集めている
再生医療。
 
 番組では、医学と工学を融合した
「細胞シート」の研究を取材。
 
その可能性を探ります。
---------------------------------------
 
 ご参考。
 
 再生医療大いに期待しています。
 知識の整理にどうぞ、
 
 細胞シート期待したい。

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日本再生 ナノテクノロジーが生み出す世界

Science Channel
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
動画です。
 
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 夢の技術と言われてきた
「ナノテクノロジー」。
 
 その実用化は、どこまで進んでいる
のでしょうか。
 
 カーボンナノチューブ研究の第一人者
など様々な研究者を取材し、実用化への
課題と展望を取材しました。
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 ご参考。
 
 ナノテクノロジー
 面白いです。一つの知識としてどうぞ、
 

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2013年7月19日 (金)

筋肉運動の持続力を生み出すミトコンドリア遺伝子の発見

2013年7月12日
東京大学医学部附属病院
埼玉医科大学ゲノム医学研究センター
プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 酸素を使って脂肪や糖質を燃やす
有酸素運動においては、筋肉中の細胞内
小器官であるミトコンドリアが必要です。
 
 ミトコンドリアで効率的に呼吸反応
(呼吸鎖)が行われることにより、筋肉を
動かすためのエネルギーが生み出されます。
 
 呼吸反応を促進させる酵素群には、
5つの複合体が存在し、より効率的な
呼吸反応のためには、これらのうちの
3つの複合体がさらに巨大なスーパー複合体
をつくることが知られていましたが、
その仕組みについてはこれまでほとんど
明らかになっていませんでした。
 
 今回、東京大学医学部附属病院22世紀
医療センター抗加齢医学講座 特任教授の
井上聡、埼玉医科大学ゲノム医学研究
センター 講師の池田和博らは、
ミトコンドリア呼吸鎖のスーパー複合体形成
に必要なCOX7RPタンパク質を世界に先駆けて
発見しました。
 
 COX7RPを欠損させたマウスは持続的な
運動ができなくなるのに対して、COX7RP
を過剰に発現させたマウスでは運動持続力
がのびるマラソンランナー型になることが
わかりました。
 
 COX7RPは筋肉の運動持続能に必要な
エネルギー産生とともに体温維持にも重要
であり、内分泌や代謝の異常による病気の
新たな治療のターゲットになることが期待
されます。
 
 本研究は文部科学省の科学研究費補助金
「新学術領域研究」および
セルイノベーション事業の支援を得て
行われました。
 
 この研究成果は日本時間7月16日午後6時
に英国科学雑誌
(Nature Communications)に発表します。
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>ミトコンドリアを活性化するたんぱく質
>を世界に先駆けて発見しました。
 
 素晴らしいですね。
 
>COX7RPを過剰に発現させたマウスでは
>運動持続力がのびるマラソンランナー型
>になることがわかりました。
 と言っています。
 
 関連情報です。
2013年5月29日
 
 正常な人にCOX7RPを過剰に発現させる
ような薬はドーピングになるのかな?
 
>COX7RPは筋肉の運動持続能に必要な
>エネルギー産生とともに体温維持
>にも重要であり、内分泌や代謝の
>異常による病気の新たな治療の
>ターゲットになることが期待されます。
 とのことです。
 
 今後に期待したい。

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2013年7月18日 (木)

電力をインターネット化するデジタルグリッド

2011.12.18 TELESCOPE Magazine
Scientist Interview
阿部力也
(東京大学大学院 工学系研究科
技術経営戦略学専攻 特任教授)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
 良さそうですね。
 「デジタルグリッド」構想
 是非見てください。
 
 現在の電力網では再生可能エネルギー
の導入比率を上げられない理由が
ハッキリわかります。
 
 例え発送電分離に成功したとしても
多分、スペイン以上に導入比率を上げる
ことは不可能と思われます。
 
 自立した小さなセルを電力ルーターで
結ぶデジタルグリッド。
 
 素晴らしいと思います。
 
 電力が通貨になる。
 
 自由な取引が成立し、圧倒的な
自由度が得られる。
 
 本当に自由な電力市場が生まれると
思う。
 
 是非実現したいものです。
 
 関連記事です。
2013/6/26
 
 こう言う工夫が必要なんだと思います。
 
 自立したセルですね。

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実験用のラットやマウスの世話を自動化するロボット

17 JULY 2013 diginfo.tv
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
動画です。
 
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 日京テクノスと安川電機は、実験用に
飼育されている動物の管理を自動化する
ロボットを開発しました。
 
 主にラットやマウスを1万匹から3万匹
飼育する製薬会社や研究機関をターゲット
としています。
 
 "一番大きな問題は人から動物に病気が
うつるということです。
 
 病気がうつると全ての動物を一度殺して
新しくしなければいけません。
 
 そのためには、人が絶対動物にうつして
はいけません。
 
 このような閉鎖空間にしてロボットで
管理することで、人から動物、動物から
人への感染が基本的に無くなります。"
---------------------------------------
 
 なるほど。
 
 楽をしようと言うことかと思いましたが、
 
>一番大きな問題は人から動物に病気が
>うつるということです。
 
 そう言えばそうですね。
 
 今まで無かったのが不思議なくらい
です。

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2013年7月17日 (水)

パーキンソン病:一酸化窒素が緩和か 奈良医大など解明

2013年07月16日 毎日新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 奈良県立医大などの研究グループが、
血液中の一酸化窒素(NO)に、
パーキンソン病の原因とされる神経細胞の
異常を防ぐ作用があることを世界で初めて
解明した。
 
 英科学雑誌
「サイエンティフィックリポーツ」
(電子版)に16日掲載された。
---------------------------------------
 
 いろいろありますね。
 
>研究グループの小沢健太郎・
>奈良県立医大准教授(薬理学)は
>「NOを用いてパーキンソン病の症状を
>緩和できると考えている」と話している。
 
 期待しましょう。

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ラン藻が作るバイオプラスチックの増産に成功

平成25年7月16日
科学技術振興機構(JST)
理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
○ラン藻が作るバイオプラスチックは
 光と二酸化炭素から作られるため
 環境にやさしい。
 
○転写制御因子SigEによって、
 バイオプラスチックの収量が約2.5倍に
 増加。
 
○今後、さらなる増産の実現により
 カーボンニュートラルな社会の構築に
 貢献。
 
 
-----
 JST課題達成型基礎研究の一環として、
JSTさきがけ研究者の小山内 崇
(理化学研究所 環境資源科学研究センター
 客員研究員)らは、代謝経路を制御する
ことで光合成微生物のラン藻が作る
バイオプラスチック注1)の増産に成功
しました。
 
 代表的なバイオプラスチックである
ポリヒドロキシアルカン酸(PHA)は、
工業規模の生産も行われており、環境面
から広範な使用が望まれます。
 
 しかし、糖や油脂を原料としており、
生産コストの面だけでなく、エネルギー供給
や資源の枯渇、糖類の価格変動など多くの
問題を抱えています。
 
 一方、ラン藻は光と二酸化炭素だけを
材料に、PHAの一種である
ポリヒドロキシ酪酸(PHB)注2)を
生産する光合成微生物として知られており、
これらの問題を解決できる可能性が
あります。
 
 しかし、その収量は現在生産に利用
されているほかの微生物に比べて1桁以上
低く、増産の鍵となるラン藻の
PHB合成遺伝子の転写制御注3)機構は
多くが謎に包まれており、その解明が
望まれていました。
 
 今回小山内研究者らは、微生物内で炭素
の貯蔵源であるグリコーゲン分解に関与
する炭素代謝の制御因子である「SigE」
に着目しました。
 
 過去の解析から、SigEが
PHB生合成遺伝子の転写を制御する
可能性を見出し、遺伝子改変により
ラン藻細胞内でSigEのたんぱく質量を
増やしました。
 
 その結果、PHB生合成遺伝子の転写量
やたんぱく質量が増加し、PHB量は
約2.5倍増加し、SigEがPHBの
合成を制御することが分かりました。
 
 また、SigEたんぱく質の増加によって
糖リン酸やクエン酸など、PHB生合成経路
以外の炭素化合物が増えることも分かり、
今後はこれらの副次経路の代謝産物を減少
させることで、PHBのさらなる増産が
期待できます。
 
 本成果によって、PHB生合成遺伝子の
転写制御機構の解明が、PHB生産の
高収率化につながることが明らかに
なりました。
 
 また、従来の代謝工学では、代謝酵素
レベルの改変に主眼を置いていますが、
「転写制御因子を利用した代謝改変」
という新たな代謝工学の手法を提案する
ことができました。
 
 今後、PHBの収量をさらに上げて、
光と二酸化炭素を利用した
バイオプラスチック生産の技術基盤を提供
し、カーボンニュートラルな社会の構築に
貢献することが期待されます。
 
 本研究は、理化学研究所の平井 優美
チームリーダーおよび斉藤 和季
グループディレクターと行ったもので、
本研究成果は、2013年7月16日発行
の科学誌「DNA Research」に
掲載されます。
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 良いですね。
 環境にやさしいバイオプラスチック
 
 まだ工業化までには時間がかかりそう
ですが、期待したい。

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マウス生殖細胞から特徴的なエピゲノム領域を発見

2013年7月16日
独立行政法人理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 細胞では、染色体を構成するDNAや
タンパク質が後天的な化学修飾を受けて
おり、それぞれの細胞に特有な修飾パターン
(エピゲノム)で遺伝子の発現を制御して
います。
 
 よく知られているのがDNAを構成する
4つの塩基のうち、シトシンの炭素原子に
メチル基(CH3)が付加される「メチル化」
です。
 
 メチル化は重要なゲノム修飾の1つ
であり、その解析はDNAメチル化の制御機構
を理解するうえで重要ですが、従来の技術
で解析を行うには10万~100万個ほどの大量
の細胞が必要でした。
 
 そのため、ごく少数しか得られない
マウス胎児の生殖細胞などには適用
できませんでした。
 
 理研バイオリソースセンターの研究者
らは、生殖細胞に特有な遺伝子発現の
制御機構とDNA修飾の関連性を調べること
や、生殖細胞の特徴を兼ね備えた
細胞リソースを探索することを目的に、
遺伝子発現とDNAメチル化の解析をマウス
を用いて行うことに取り組みました。
 
 少ない細胞でも解析できるように、従来
のDNAメチル化の解析法を見直し、偏りの
少ないDNA増幅など実験法の最適化や、
染色体全域が解析可能な
カスタムマイクロアレイの利用などの改良
を加えました。
 
 その結果、最少100個という非常に少ない
細胞で解析可能な技術を開発しました。
 
 この技術を用いてマウス胎児などの
生殖細胞を解析したところ、広範囲に
わたって低メチル化状態にあるDNA領域を
発見しました。
 
 この領域には生殖細胞特有に発現する
遺伝子が集中しており、その中には
生殖細胞とがん細胞に共通して発現する
「がん精巣抗原」遺伝子も複数含まれて
いました。
 
 通常、DNAの高メチル化は遺伝子発現を
抑制するので、DNAの低メチル化がこの領域
の遺伝子発現を促していることが分かり
ました。
 
 これらの領域では、染色体を構成する
タンパク質(ヒストン)の修飾も特殊
であり、極めて”独特”なエピゲノム状態
にあることが分かりました。
 
 今回、マウスの生殖細胞には、
がん精巣抗原を含む広い領域が低メチル化
状態にあるという成果を得ました。
 
 これを手がかりに、細胞の分化や、
発がんに関与するエピゲノム研究が進み、
新しい診断法の開発や創薬につながること
が期待できます。
 
 また、超微量解析技術は応用範囲が広く、
iPS細胞集団に不均一性をもたらす
エピゲノム状態の解析などへ展開すれば、
より高品質のiPS細胞作製も可能に
なります。
 
 
---------------------------------------
 
>広範囲にわたって低メチル化状態にある
>DNA領域を発見しました。
 
 「低メチル化状態にあるDNA領域を発見」
しただけで、メチル化メカニズムの
解明ということではないようです。
 
 メチル化は遺伝子発現に多大な影響を
与えますので、その解明は大変重要だと
思っています。
 
 今回の開発のミソは、
>従来不可能だった100個程度の細胞からの
>ゲノム修飾解析技術を開発
 ですね。
 
 これは応用範囲が広く、これからに
大いに期待したい

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2013年7月16日 (火)

食糧使わないバイオ燃料量産へ VBの触媒技術が道開く

2013/7/15 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 伊藤忠商事、米石油・化学大手
フリントヒルズ・リソーシズ(カンザス州)
などが、原料に大豆などの食糧を使わない
第2世代のバイオディーゼル燃料(BDF)
の本格生産に世界で初めて乗り出す。
 
 トウモロコシからエタノールを作る際に
出てくる発酵残さ(DDGS)を原料に
活用。
 
 インド生まれの特殊な固体触媒を使い
低コストで量産できる新技術を確立し、
2014年にも米ネブラスカ州に新工場を
立ち上げる。
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>固体触媒が不純物でしかなかった
>遊離脂肪酸を原料として使えるよう
>変えてしまう
 らしい。
 
 触媒すごいですね。
 
>新工場を立ち上げる。
 そうですから十分将来性があるという
ことなんでしょう。
 
 食糧を使わないのは良いことです。

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移植せず心筋再生、ヒト細胞でも 慶大チーム、試験管内で確認 五つの遺伝子を注入

2013年7月16日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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 心臓の心筋以外の細胞に五つの遺伝子
を入れて、拍動する心筋細胞に変えること
に、慶応大の家田真樹特任講師らが人で
成功した。
 
 作製効率や安全性を高めて、心筋梗塞
(こうそく)などでダメージを受けた
心筋を補う治療法の開発につなげたい
という。
 
 今週の米科学アカデミー紀要に発表
する。
---------------------------------------
 
 試験管レベルですから、まだまだ
先の話しになると思いますが、
可能性を感じます。
 
 期待したい。
 こういう挑戦もありですね。
 
 参考記事です。
約1年前ですね。
2012年8月29日
 
 こちらの記事の方が詳しいです。
2013年7月16日
 
 研究報告です。
平成25年7月16日
科学技術振興機構(JST)
慶應義塾大学 医学部
 

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2013年7月15日 (月)

初期化の成熟がiPS細胞作製を阻害する大きな要因 - 京大 山中教授らが確認

2013/06/25 マイナビニュース
 
少し旧聞になりましたが紹介して
おきます。
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 京都大学は6月25日、iPS細胞の作製を
阻害している大きな要因が初期化の成熟
であること、ならびに初期化遺伝子の1つ
である「LIN28」が初期化過程の成熟を
促進することによりiPS細胞の誘導効率を
上昇させることを見出したと発表した。
 
 同成果は同大 iPS細胞研究所(CiRA)の
田邊剛士研究員、高橋和利講師、
山中伸弥教授らによるもの。
 
 詳細は米国科学雑誌
「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」
オンライン版に6月24日の週に掲載される
予定。
 
 体細胞に「OCT3/4」、「SOX2」、
「KLF4」、「c-MYC; OSKM」と呼ばれる
4つの初期化遺伝子を発現させることで
作られるiPS細胞だが、その作製効率は
0.2%以下と低いことが知られている。
 
 その原因の1つとして、初期化が多くの
細胞で始まるのか、あるいはごく限られた
細胞でのみ始まるのかが明確になって
いないというものがある。
 
 今回、研究グループでは、初期化され
始めた細胞でTRA-1-60という表面抗原が
特異的に発現することを見出し、それを
指標にして初期化効率を経時的に定量した
ところ、体細胞の初期化は遺伝子が導入
された多くの細胞(12~24%)で始まって
いることを確認した。
 
 しかし、初期化が完了し最終的にiPS細胞
になる効率は0.2%程度であることから、
この結果から、初期化の開始ではなく、
それ以降のプロセスが障壁となっている
と仮説を立て、さらなる研究として、
TRA-1-60陽性細胞の解析を実施した
ところ、75%以上の細胞が初期化される前の
状態に逆戻りしiPS細胞にはなれないことが
判明したほか、初期化効率を改善すること
が知られているLIN28が、この体細胞への
逆戻りを防ぎ、iPS細胞の作製効率を上げる
ことが確認されたとする。
 
 なお研究グループでは、今回の成果
について、iPS細胞の樹立効率の低さの
メカニズムの一端を明らかにしたことで、
初期化の開始よりも成熟を促進させる
ことで効率の良いiPS細胞の樹立に
つながる可能性がでてきたとしており、
今後、成熟過程を促進する遺伝子や
化合物の探索を行うことで、さらなる効率
の改善が期待されるようになるとコメント
している。
---------------------------------------
 
>作製効率は0.2%以下と低いことが
>知られている。
 
 確かに低い。
 
 この発見で作成効率が飛躍的に向上すると
良いですね。

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制御性T細胞を誘導するヒトの腸内細菌の同定と培養に成功 -炎症性腸疾患やアレルギー症に効果-

2013/07/11
東京大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東京大学大学院新領域創成科学研究科
(武田展雄研究科長)附属オーミクス
情報センターの服部正平教授と
理化学研究所統合生命医科学研究センター
(小安重夫センター長代行)消化管恒常性
研究チームの本田賢也チームリーダーらを
中心とする共同研究グループ#は、免疫反応
を抑制する働きのある制御性T細胞
(Treg細胞:ティーレグ細胞)※1を誘導
するヒトの腸内細菌の同定に世界で初めて
成功しました。
 
 今回同定されたヒト腸内細菌は、17種類の
クロストリジウム属菌※2からなり、健康な
ヒトの糞便から分離されました。
 
 同グループは同様な活性を持つマウスの
腸内細菌を既に同定していましたが、
本研究では、ヒト糞便から分離した
腸内細菌叢※3からクロストリジウム属菌
を濃縮し、さらに数回にわたる希釈と
マウスへの投与実験を経て、Treg細胞を
増やす効果のある17菌種の混合物を同定
しました。
 
 さらに、個々の菌を分離して個別に培養
することにも成功しました。
 
 培養した17菌種の混合物をマウスに投与
すると、大腸のTreg細胞の数が増加して
腸炎や下痢が有意に抑制されました。
 
 また、17菌種の多くが、健常者群に比べて
炎症性腸疾患患者群の糞便で有意に減少して
いました。
 
 今回の成果は、アレルギーや炎症性腸疾患
などの過剰な免疫反応が原因となっている
病気の治療や予防への応用が期待されます。
 
 本研究成果は、科学雑誌『Nature』
(7月10日online版)に掲載されます。
 
 論文タイトル:Treg induction by
a rationally selected Clostridia
cocktail from the human microbiota.
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 興味深い研究です。
 
 我々は、多くの細菌と共存していると
いうことを認識しないといけないと思い
ます。
 
 特に腸内細菌は、人間を構成している
細胞数よりずっと多いのだと聞きました。
そういう細菌達と共存しているのだと
いうことを聞いたことがあります。
 
 今回の研究は素晴らしい成果だと
思います。
 
 乳酸菌もそうですが、有益な菌も
多いはず。
 
 こういう研究も必要ですね。
 
 除菌、除菌とあまり過度になるのは
いかがなものかと思う。
 
 何事もバランスが大切です。

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2013年7月14日 (日)

メモリーB細胞が再感染から速やかに体を守る仕組みを解明

2013年7月12日
独立行政法人理化学研究所
国立大学法人大阪大学
独立行政法人科学技術振興機構
プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 私たちの体は、1度出会った細菌や
ウイルスなどの抗原に再び出会うと、
1度目よりも大量の抗体を作り出して抗原
を除去します。
 
 これは1度目の免疫反応で抗原を記憶した
「メモリーB細胞」が、2度目の細菌・
ウイルス侵入時には、より素早く反応
できることで成り立っています。
 
 これは抗原に初めて出会うIgM型B細胞
抗原受容体(BCR)を持つB細胞
(IgM型ナイーブB細胞)よりも、1度目の
免疫反応で抗原を記憶したIgG型BCRを持つ
B細胞(IgG型メモリーB細胞)のほうが
素早く抗体産生細胞に分化するためです。
 
 この反応をうまく利用してウイルスなど
をブロックしようとするのがワクチン療法
です。
 
 ただ、なぜメモリーB細胞が素早く反応
できるか、その仕組みについてはこれまで
2つの仮説が唱えられていましたが、
実証されていませんでした。
 
 仮説のうち1つは「B細胞の表面に発現
しているBCRの型の違いが素早い反応の
要因(仮説1)」とする説で、
 
 もう1つは「B細胞の細胞内部に発現して
いる分子群の違いが素早い反応を
引き起こしている(仮説2)」とする説
でした。
 
 そこで、理化学研究所と大阪大学の
共同研究グループは、マウスを用いた研究
を行い仮説の検証に取り組みました。
 
 仮説1を検証するためには、
IgG型ナイーブB細胞とIgM型ナイーブB細胞
を比較する必要がありますが、
通常のマウスはIgG型ナイーブB細胞を
持ちません。
 
 そこで共同研究グループは、先天的に
IgG型ナイーブB細胞を持つクローンマウス
を作製しました。
 
 次にIgG型ナイーブB細胞と
IgM型ナイーブB細胞に抗原を投与して
抗体産生細胞への分化能力を評価しました。
 
 結果はそれぞれ同程度でした。
 
 これにより、仮説1のBCRの型の違いだけ
では高い抗体産生能力を説明できないこと
が分かりました。
 
 一方、仮説2を検証するために、
IgG型メモリーB細胞とIgM型ナイーブB細胞
の主な遺伝子の発現量を比較しました。
 
 その結果、IgG型メモリーB細胞では、
IgM型ナイーブB細胞に比べ転写因子
「Bach2」をコードするBach2遺伝子の
発現量が5分の1に低下していることが
分かりました。
 
 そこで、IgM型ナイーブB細胞のBach2の
発現量を人為的に減らしたところ、
減らす前より1.8倍抗体産生細胞に分化
しやすくなっていました。
 
 これらの結果から、抗体産生細胞への
分化を抑制する機能を持つ転写因子Bach2
の発現量が、メモリーB細胞では低下する
ため、抗体産生細胞への分化能力が高く
なり、同じ抗原に出会ったときの迅速な
応答に不可欠であることが明らかに
なりました。
 
 
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 仮説2が正しかったようですね。
 
 
>今回、IgG型メモリーB細胞では、
>転写因子Bach2の発現量が厳密に制御
>されていることが、同じ抗原に
>再び出会ったときの迅速な応答に
>必要であることを明らかにしました。
 
>つまり、IgG型メモリーB細胞における
>Bach2の発現量が正しく制御されないと、
>抗原に対する防御機能が低下したり、
>アレルギー反応や自己免疫疾患を
>引き起こしたりしてしまう可能性を
>示唆しています。
 
>今後、転写因子Bach2は、ワクチンや
>免疫疾患の創薬開発において
>新しい標的となると期待できます。
 
 と言うことです。
 期待したい。

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脳内の外界情報データベースが作られる仕組みを解明

平成25年7月12日
東京大学
科学技術振興機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
○脳内に作り上げられる外界の情報の
 データベース「外界の内部表現」
 (内部表象)が新しい計算原理
 前駆コード生成→増殖仮説」により
 階層的に生成されることを提唱し、
 実証しました。
 これは、従来の定説を覆すものです。
 
○本研究により、私たちの脳が外界の
 情報を脳内部に表現する原理について
 理解が深まり、階層的構造をもつ
 人工データベースの効率的設計や、
 神経表象に関わる疾患の治療法にも
 つながると期待されます。
 
 
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 東京大学 大学院医学系研究科
機能生物学専攻 統合生理学分野の宮下 保司
教授、平林 敏行 特任講師らは、
霊長類大脳皮質の階層的な領野構造に
作り上げられる外界の情報データベース
「外界の内部表現」(内部表象)の新しい
計算原理を発見しました。
 
 私たちは、脳の外界情報データベース
「外界の内部表現」を通じて世界を認識
しています。
 
 物体の視覚特徴の表象様式は大脳皮質の
内部表現の中でも最もよく調べられて
います。
 
 しかし、個々のニューロンの活動計測に
基づいた従来の見解では、ある脳領野に
おける視覚特徴の神経表象は、その領野
において生成され、支配的な神経表象に
なると考えられてきました。
 
 これに対して、低次領野において
神経表象の「前駆コード」が少数生成され、
それが高次領野において「増殖」する、
という「前駆コード生成→増殖仮説」も
立てられます。
 
 本研究では、マカクザル下部側頭葉の
隣接した領野であるTE野と36野の
それぞれにおいて複数のニューロンから
同時に活動を記録し、図形間対連合の
神経表象を生成する神経回路を明らかに
することにより、後者の仮説が正しいこと
を初めて実証しました。
 
 本研究により、私たちの脳が世界を表象
する原理についての理解が深まるのみ
ならず、階層的な構造をもつ
人工データベースの効率的設計や、
神経表象に関わる疾患に対する治療法にも
つながると期待されます。
 
 本研究は、科学技術振興機構(JST)
戦略的創造研究推進事業(CREST)
研究領域「脳神経回路の形成・動作原理の
解明と制御技術の創出」の一環として
行われ、研究成果は米国科学雑誌
「Science」7月12日号に掲載
されます。
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>従来の定説を覆す発見
 だそうです。
 
>脳内の外界情報データベースが作られる
>仕組みを解明
 と言っても基本部分の概略がわかった
程度ですね。
 
 今後に期待しましょう。
 
 これでどの程度私たちの脳が世界を表象
する原理についての理解が深まったことに
なるのかな?

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2013年7月13日 (土)

ガラスは歪んだ 20 面体で埋めつくされている

平成25年7月 9日
東北大学 原子分子材料科学
高等研究機構(AIMR)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東北大学原子分子材料科学高等研究
機構(AIMR)の陳明偉教授と平田秋彦准教授
らのグループは、ガラス物質の局所構造を
直接観察することに世界で初めて成功し、
その形が非常に歪んだ 20 面体となって
いることを明らかにしました。
 
 また、小谷元子教授(AIMR)、松江要助教
(東北大学大学院理学研究科)との連携
により、ガラス構造の解析としては初めて、
数学的手法であるホモロジー解析を適応し、
歪み方の似ている 20面体がつながること
で、ガラス構造に特徴的な不規則で密な
構造をとっている可能性を示しました。
 
 ガラス物質は、原子が規則性を持たず
非常に密に並んだ構造をしています。
 
 1952 年に、ガラス物質の局所的な構造
はエネルギーが低く安定な 20 面体である、
という理論が提唱されて以来、多くの
研究者によってガラス物質での 20 面体の
重要性が示されてきました。
 
 しかし、正 20面体だけをつなげると
隙間ができてしまい密な構造をとること
ができない、という矛盾がありました。
 
 これまでは、ガラス物質の局所構造を
直接観察することができず、この矛盾は
解決されないままでした。
 
 本研究グループは、金属ガラスの試料
に非常に細い電子線(10-9~10-10m)を
当ててできた回折図形を解析することで、
局所構造を直接観察することに成功
しました(図1)。
 
 その形は、非常に歪んだ 20 面体と
なっており(図 2)、歪み具合を分析した
ところ、エネルギー的に安定な正20 面体
と、構造が密になりやすい面心立方構造の
中間の構造となっていることが分かり
ました(図 3)。
 
 さらに、数学研究で用いられる
ホモロジー解析の結果から、物質全体で、
20面体の歪み方が非常に良く似ている
ことを明らかにしました。
 
 この結果は、20面体であるために
比較的安定な状態を保ちながら、
面心立方構造に近い構造でもあるため、
物質全体で密な構造もとれることを示して
います。
 
 今後は、ガラス物質の構造をより詳細に
解明することで、ガラス材料の性質向上や
新規材料の開発に向けて大きく貢献する
ことが期待されます。
 
 本成果は、平成 25 年 7 月 12 日
(日本時間)に米国科学雑誌
「サイエンス」オンライン版で公開
されます。
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>ガラス物質の局所構造を直接観察する
>ことに世界で初めて成功し、
>その形が非常に歪んだ 20 面体となって
>いることを明らかにしました。
 
 ガラスって歪んだ 20 面体なんですね。
知りませんでした。
 
 わかっているようでその詳細は、
わからないというのがほとんど。
 
 だから科学には限りがない。
 
 知ろうとすると際限がない。
 
 一つ理解できると、さらに多くの
疑問が生じる。
 
 と言うのが科学。
 わかっているのは真理のごく一部。
 
 それがわかっているから、
真の科学者は謙虚なんです。
 

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エンジンの熱効率を従来の倍に向上させる新理論

2013年07月12日 slashdot
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 従来の自動車ガソリンエンジンは
熱効率が15~30%といわれているが、
早稲田大学の内藤健教授が発見した
新たな理論を使うことで、熱効率を
この倍以上に高められる可能性がある
という(日経新聞)。
 
 燃料を音速に近い速度でエンジン内の
燃焼室の1点に吹き込み、一気に圧縮して
燃焼させることで、熱効率が向上する
という。
 
 シミュレーションでは熱効率が60%以上
になる可能性があり、また自動車だけ
でなく航空機のエンジンにも応用できる
そうだ。
 
 現在は小型エンジンを試作して実証試験
を始めているとのこと。
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 すごいです。
 
 最近、従来型のエンジンでも燃費が
良くなって来ていますが、その倍くらい
までいく可能性が出て来たということ
ですね。素晴らしい。
 
 期待したい。
 
 いつ頃実証実験が出来る段階になる
のかな?

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2013年7月12日 (金)

南側井戸で高濃度検出、汚染拡大…福島第一原発

2013年7月12日  読売新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東京電力は12日、福島第一原発
3、4号機近くの井戸で採取した水から、
ストロンチウム90などベータ線を出す
放射性物質を1リットルあたり
1400ベクレル検出したと発表した。
 
 この井戸での濃度としては、昨年12月
の測定開始以来、最も高い。
 
 これまでは主に1、2号機周辺の井戸で
高濃度の放射性物質が検出され、東電は
2号機近くの配管用トンネルを汚染源と
推定している。
 
 しかし、今回の井戸はトンネルから南に
約200メートル離れており、地下水の
汚染の拡大を示す。
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 何をしているのでしょう?
 
 原因追及はあらゆる可能性を排除せず!
 
 と言うのが常識のはずなのに勝手な
推測をする。
 
 こんな東電に任せておいて良いんですか?
 
 政治家達は、国民の安全をどう考えて
いるのかな?
 目先の選挙の事ばかりですか?

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除染予算、6割使われず 国が東電に配慮、市町村に制約

2013年07月12日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 【関根慎一、座小田英史】福島県の
市町村が行う除染のために国が昨年度
用意した復興予算2550億円のうち、
6割以上の1580億円が使われず、
今年度に繰り越されたことがわかった。
 
 国が最終的に費用を負担する東京電力に
配慮して除染方法を厳しく制約している
ことが要因とみられ、安倍政権が公約する
「除染の加速」との整合性が問われる。
 
 国は原発周辺の直轄除染と別に、
県内36市町村が行う除染の費用を支払う
ため県が管理する「基金」に積み立てて
いる。
 
 県の開示資料によると、昨年度中に
使ったのは4割未満の970億円。
 
 32市町村で繰り越され、17市町村で
執行率が5割に満たなかった。
 
 それでも国は今年度予算に県の基金など
を積み増すため新たに2047億円を
計上した。
 
 市町村の担当者に聞くと、廃棄物の
仮置き場確保の遅れや作業員不足に加え、
環境省が除染方法を示す「ガイドライン」
を厳しく運用し、市町村が求める手法が
認められにくいとの指摘が相次いだ。
 
 明確な規定がない場合、環境省は
各市町村と協議して可否を決めるが、費用
がかさむ雨どい交換などは認めていない。
 
 費用は国がいったん負担して東電に請求
する。
 環境省福島環境再生事務所は取材に
「東電が認めない手法は認められない」と
答え、東電の意向を踏まえ決めていること
を認めた。
 
 別の省庁幹部も「東電が支払いを
拒まないよう交渉するのは当然」と
話した。
 
 実際、東電は除染の基準が不明確として
国から請求された212億円のうち
159億円を支払っていない。
 
 東電が応じない分は国が負担する可能性
が高い。
 
 昨年度の協議は284件。
 結論が出るまで半年かかる例もあり、
県は「ピーク時は200超の案件が
たまった。除染が遅れた要因の一つ」。
 
 福島市は「判断の権限を市町村に
与えれば除染は加速する」と話す。
 
 復興予算の流用が相次ぐ一方、
国の責任で進めるという除染の予算は
大量に余っており、市町村には
「細かなルールを口実に予算執行が
抑えられている」との不信が強い。
 
 東電は「除染について環境省と
話し合っているが、内容は公表できない」
としている。
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>安倍政権が公約する「除染の加速」?
 政治家は口だけ!
 
 さっぱり除染が進まないと思ったら
こんなことですか?
 
 いったい主人公は誰?
 安全はどうなった?
 
 もう2年以上経った。
 除染などしなくたって良いと思っている?
 
 国民の税金を投入している。
 
 事故を起こした当事者に何故お伺いを
立てる?
 主客転倒では?
 
 復興費は流用する。
 除染には消極的。
 なんという政府なんでしょう。
 

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ネット選挙で右往左往 IT後進国を露呈する日本

2013/7/11 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 21日投開票の参議院選挙から可能に
なったインターネットを使った選挙運動。
 
 いわゆるネット選挙が解禁になり、
参院選の候補者は交流サイト(SNS)の
「フェイスブック」やミニブログ
「ツイッター」などのソーシャルメディア
に日々投稿し、有権者へのアピールに
必死だ。
 
 だが、総じてネットを使いこなしている
とは言い難い。
 
 浮かび上がるのはネットを戦略的に活用
する米国などからはほど遠い、
日本の政治のお寒いIT(情報技術)事情だ。
 
 
-----
■ビッグデータ活用でも欧米から周回遅れ
 「日本では選挙運動へのビッグデータの
活用は海外より1周以上遅れている。
 追いつくには3~4回選挙を経る必要が
あるだろう」。
 ヤフーでビッグデータ分析を統括する
安宅和人執行役員はこう話す。
 
 ヤフーはウェブサイト
「ヤフー!ジャパン」で検索された
選挙関連キーワードを分析し、
21日投開票の参議院選挙の獲得議席数を
予測した「ビッグデータレポート」を
まとめた。
 
 この予測を発表したのはキーワード検索
に示されるネット利用者の関心と、
選挙結果との間に高い関連性があることが
昨年末の衆院選後の分析で分かったから
だという。
 
 
-----
■議論されない「ネット投票」
 たかがネット選挙運動で右往左往する
のではなく、是非の議論で盛り上がるべき
は「ネット投票」ではないだろうか。
 
 投票所に足を運ばずに投票できる
ネット投票は、外出が不自由な障害者や
海外居住者などが投票しやすくなり、
若い世代の投票率が高まる利点もあると
される。
 
 投開票にかかるコストを抑えられる
可能性もある。
 一方でハッカーらによる不正投票の
可能性を指摘する声もある。
 
 海外では議論が進んでおり、バルト諸国
の1つでIT先進国のエストニアが
いち早く国政選挙に導入した。
 
 国民一人ひとりが持つIDカードで
本人認証することでネットでの投票を
実現した。
 
 地方選挙では既にいくつかの国で導入
され、米国では09年にハワイ州ホノルル市
の選挙でネットと電話だけによる初の
投票が行われた。
 
 
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■投票数が地方選挙並みの「AKB」は先例
 アイドルの選抜とはいえ、不正や
システムダウンがあれば熱狂に水を
差しかねない。
 
 そこで同社は偶然でもたどりつくことが
不可能な数列を投票用に発行する手法を
開発し、不正を排除。
 
 拡張性が高いクラウドサービスにより
大量のアクセスに耐えるような工夫も
施した。
 
 これまで3回手がけた総選挙では
トラブルはないという。
 
 今回こなした総投票数は地方選挙を
カバーできる規模で、将来の法改正を
視野に入れる。
 
 
 果たして日本の政治のIT水準が、
AKBの総選挙に追いつく日は来る
だろうか。
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 情けない状況と言わざるを得ない。
 
 たかがネット選挙運動なのになんと
制限の多いことか?
 良く理解できない。
 
 やりたくない人は出来ない理由を
並べ立てるという。
 そういうことではないか?
 
 やる気になれば障害は突破出来るはず。
 
 大切なのは選挙の投票率が上がること
ではないだろうか?
 
 その意味で、今回のネット選挙は
それほどの意味はない。と思う。
 
 投票率を上げたくない人がいろいろ
制限をつけたのかな?
 と勘ぐりたくなる。
 
 AKBの総選挙ってずいぶん考えられた
システムなんですね。さすがです。
 
 
 「ネット投票」こそ実現して貰いたい。
 
このIT時代になんで?
 と思う。
 
 制限だらけの話ししか出来ないようでは
「ネット選挙」など遠い話しかな?

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高品質リチウムイオン電池開発に新指針

平成25年7月10日
東北大学原子分子材料科学
高等研究機構(AIMR)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東北大学 原子分子材料科学高等研究機構
(AIMR)のダニエル・パックウッド助教、
白木将講師、一杉太郎准教授の研究グループ
は、リチウムイオン電池の正極材料として
知られるマンガン酸リチウム薄膜を合成
する際に、薄膜中のリチウムが欠損する
メカニズムを数学的に解明しました。
 
 リチウムの欠損は、導入した酸素分子
によって、軽い元素であるリチウム原子が
強く散乱されるために起こっていました。
 
 この成果は、不純物の少ない高品質な
薄膜を合成し、リチウムイオン電池や
機能性酸化物を用いた高性能デバイスの
開発に大きく道を拓くものです。
 
 マンガン酸リチウム(LiMn2O4)は、
その化学式が表す通り、薄膜中のリチウム:
マンガン:酸素の比率が 1:2:4 に
なるのが理想ですが、薄膜合成中に
リチウムの欠損が起こるため、高品質の
薄膜合成が難しく、欠損メカニズムの
解析方法の確立が求められていました。
 
 研究グループは、高度な薄膜合成技術
による詳細な原子数比解析と、数学との
連携による衝突・散乱モデルの開発により、
酸素分子との衝突によるリチウム原子欠損
のメカニズムを解明し、リチウムと
遷移金属を含む材料において、高品質薄膜
を合成する指針を確立しました。
 
 本研究成果は、2013 年7月12日に
「Physical Review Letters」の
オンライン速報版で公開されます。
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>マンガン酸リチウム薄膜を合成
>する際に、薄膜中のリチウムが欠損する
>メカニズムを数学的に解明しました。
 
 素晴らしい。
 定量化出来ることが重要です。
 
>今回導出した数学モデルは、確率過程
>により、高エネルギーの原子が他の原子
>と衝突し、熱平衡状態に至る過程を
>解析することができます。
 
>この熱平衡の問題は、これまで主に
>ボルツマン方程式*2を用いて
>古くから研究されてきましたが、
>それに代わる新たなモデルとしても
>期待されます。
 
 いろいろ応用が出来そうです。
 期待したい。

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2013年7月11日 (木)

中国の大気汚染、南北差くっきり 淮河を境に寿命にも差

2013年7月10日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 【香取啓介】中国を東西に流れる淮河
(わいが)より北の地域では、
PM2・5を含む全浮遊粒子状物質
(TSP)の大気中の濃度が南側より
格段に高く、住民の平均余命は南側より
5・5年短いことが米中などの共同研究
で分かった。
 
 淮河の北で暖房整備を重点的に進めた
政策により、大気汚染が進んだ影響と
みられるという。
 
 北京大や米マサチューセッツ工科大など
の研究チームは、1981~2000年の
中国90都市のTSPのデータと、
1991~2000年の全国125都市
約50万人の死亡統計を分析した。
 
 すると、TSPの濃度は淮河を境に激変。
 
 北側は南側より1立方メートルあたり
184マイクログラム、55%高かった。
 
 北側の住民の死因は南側に比べて
心臓病や脳卒中、肺がんなどが多かった。
 
 TSP濃度が1立方メートルあたり
100マイクログラム高くなると、
平均余命は3年減る計算という。
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 恐ろしいですね。
 
 統計データから単純に計算すると
こうなると言うことのようですが、
 
 PM2・5は意外に恐ろしいものかも
知れません。
 
 ご参考です。

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「筋強直性ジストロフィーの治療に光明」

平成25年7月9日
東京大学大学院総合文化研究科
記者発表
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 筋強直性ジストロフィー1型は、日本で
最多の成人筋疾患であり、その数は
10万人に5人程度と言われている。
 
 残念ながら、現在までに本症を抜本的に
治療する薬はない。
 
 本症の特徴は、その疾患の名前にも
由来している筋強直で、収縮した筋肉が
弛緩するときに時間がかかってしまう症状
である。
 
 例えば、筋強直によって手をグッと握った
後にパッと広げるのに指が曲がったままで
なかなか手が伸びないようなことがある。
 
 これは、ドアノブやつり革から手を離す
のに時間がかかってしまうなど日常生活の
困難さを招く。
 
 現在までに、筋強直性ジストロフィー1型
における筋強直は、塩素チャネル遺伝子
(注1)CLCN1のスプライシング(注2)の
異常により生じることが分かっているが、
その異常の改善方法は見つかって
いなかった。
 
 今回、東京大学大学院総合文化研究科の
小穴康介(博士課程1年)と石浦章一教授
らは、manumycin Aという低分子化合物を
筋強直性ジストロフィー1型の症状を示す
モデルマウスに投与した。
 
 その結果、筋強直の原因遺伝子Clcn1の
スプライシングが正常化されることが
明らかとなった。
 
 今後は、iPS細胞などを用いて
manumycin Aのヒトの塩素チャネル遺伝子
に対する効果を確認することで、
筋強直性ジストロフィー1型の筋強直症状
を緩和する薬剤の開発へと繋がることが
期待される。
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>筋強直の原因となる遺伝子の
>スプライシングを改善する低分子化合物
>を発見した。
 とのこと。
 
>筋強直性ジストロフィー1型の
>筋強直症状を緩和する薬剤として
>医療への応用が期待される。
 
 期待したい。

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2013年7月10日 (水)

レーザー光でアンコール古代都市構造を解明

2013年7月9日
サイエンスポータル編集ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 空中からレーザー光を照射しスキャン
することで地形図を作成する装置
「ライダー」を使い、これまで密林に
埋もれていたカンボジアのアンコール遺跡群
の古代都市構造の全容を筑波大学の
下田一太・助教などの国際チームが明らかに
した。
 
 論文を『米国科学アカデミー紀要(PNAS)』
に近く掲載する。
 
 研究チームが用いたのは「ライダー」
(LiDAR:Light Detection and Ranging)」と
呼ばれる航空レーザ計測技術。
 
 ヘリコプターに装置を搭載し、
高度800メートルの上空からレーザー光を
照射して、クメール帝国(9-15世紀)が
築いた遺跡群の周辺370平方キロメートル
の範囲を調査した。
 
 これまでは付近一帯を覆った熱帯雨林が
地上からの調査を阻んできたが、
レーザー光が樹木の葉の隙間から地表面に
到達することで、詳細な地形図を作製する
ことができた。
 
 その結果、クメール帝国12世紀後半の
王都の中核「アンコール・トム」
(3キロメートル四方)の内部と周辺に、
都市の基本的な骨格となる格子状の道路や
水路が見つかった。
 
 12世紀前半の「アンコール・ワット」を
はじめとした寺院などの大型の複合施設は、
周囲を堀や壁で囲まれているが、
今回の調査で、堀の内側には格子状の構造
が張り巡らさせていることが分かった。
 
 さらに、アンコール遺跡群の北西30キロ
メートルの山中にある、9世紀ごろの
王都「マヘンドラパルバタ」の遺跡群では、
多数の土手や水路網が確認された。
 
 クメール帝国の初期の都市構造に
すでに灌漑システムが整備されていた
ことが明らかになったという。
 
 研究チームは「詳細な地形データに
よって、これまで“点”や“線”で
構成されていた遺跡群が“面”として
認識できるようになった。
 
 100年以上にわたるこれまでの遺跡群
に対する認識が大幅に刷新されることに
なった」と述べている。
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 素晴らしいです。
 
>100年以上にわたるこれまでの遺跡群
>に対する認識が大幅に刷新されることに
>なった

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胚発生過程と化石記録から解き明かされたカメの甲羅の初期進化

2013年7月9日
独立行政法人理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 「鶴は千年、亀は万年」と、長寿の
代表選手のように言われているカメ
ですが、万年は無理としても種類によって
は百数十年生きた記録もあるそうです。
 
 あの鎧(よろい)をかぶったような
特殊な容姿はいかにもガードが固そうで、
外敵から身を守る“専守防衛”には
もってこいですね。
 
 カメの容姿を特徴づけているのが甲羅
です。
 
 この甲羅がどのような初期進化を経て
今の形になったのかについては、動物学者
の間で19世紀から現在にいたるまで論争が
続いています。
 
 理化学研究所の研究者を中心とした
研究グループは、この謎を解くため、
カメの胚の発生過程に関する組織学的な
観察と、三畳紀の化石記録の調査を行い
ました。
 
 脊椎動物の進化の歴史の中では、
アルマジロやワニ、ある種の恐竜などの
ように、背中に「骨の装甲」を持つ動物
が登場しています。
 
 これら多くの脊椎動物の骨の装甲は
「皮骨」と呼ばれる組織です。
 
 カメの背中の甲羅(背甲)も一種の
骨の装甲で体幹の骨がひと続きとなって
いますが、皮骨と肋骨(ろっこつ)が
進化の過程で融合したのか、そうではなく
皮骨成分が関わることなく肋骨が形を
変えたのか、いまだに分かっていません。
 
 研究グループは、カメ(スッポン)の
胚を使い、組織断片を作製して背甲の
発生過程を詳細に観察し、ニワトリの肋骨
やワニの皮骨性装甲の発生過程と比較
しました。
 
 その結果、カメの胚では最初に肋骨が
形成された後に肋骨を取り巻く骨膜が
拡張し、骨膜の内側で板上の骨の形成が
起きる様子が確認できました。
 
 ワニの皮骨性の装甲は真皮層で形成され
ますが、カメの装甲は皮骨が形成される
真皮層の中ではなく、より深い層にある
結合組織で起きることが分かりました。
 
 これらのことから、カメの背甲は皮骨の
成分を含まずに、肋骨が拡張して
形づくられることが明らかになりました。
 
 また化石標本を調べ、カメと系統的に
近い三畳紀の海生爬虫(はちゅう)類
「シノサウロスファルギス」が、
皮骨性装甲とは別に、その下層に肋骨が
拡張して作られたカメ型の背甲を持って
いたことを突き止めました。
 
 このことも、カメ型の背甲には皮骨成分
が入っていない、という今回の成果を
後押しします。
 
 今後は、「なぜカメの肋骨は背中側だけ
に広がり、それを覆う筋肉が形成されない
のか」とう進化過程の解明が課題に
なります。
 
 
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 面白いですね。
 カメの甲羅の初期進化
 
 思いもよらなかった。
 
 こういう研究も面白いと思います。
 
 何かの役に立つのかと問われれば何とも
心許ないことになりますが、これも立派な
研究。
 
 素晴らしい。

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乳がん細胞の逃亡を抑制する遺伝子を発見―新たな乳がん治療薬・抗がん剤の開発に期待

2013年7月4日
大阪大学研究成果リリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 大阪大学大学院歯学研究科薬理学教室の
佐伯万騎男講師らの研究グループは、
2006年に発見していた遺伝子「Monad」に、
乳がんにおける原発巣のがん細胞が直接に
周囲の組織や臓器に広がっていく「浸潤」
を抑制する機能があることを発見しました。
 
 これは、大阪大学医学系研究科外科学講座
(乳腺・内分泌外科学)、トロント大学との
共同研究による成果です。
 
 研究チームが発見していたMonadを浸潤力
の強い乳がん細胞に発現させると乳がん細胞
の浸潤力が失われました。
 
 また乳がんがリンパ節に転移した患者
では、Monadの発現が低下していることも
わかりました。
 
 今回の研究成果から、Monadの発現を
高めるような薬を開発することができれば、
乳がんの浸潤転移を抑制できることが
考えられ、予後が悪い乳がんの新しい
治療薬になる可能性があります。
 
 本研究成果は7月3日付けで米科学誌
プロスワン電子版に掲載されます。
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 がんの転移を防ぐ手段として、がん幹細胞
に焦点が当たっていますが、こんなことも
あるんですね。
 
>乳がん細胞が自ら作り出し、浸潤を
>引き起こす蛋白質の分解にMonadが
>関与していることがわかりました。
 とのことです。
 
 思わぬ効果と言って良いのかな?
 
 期待したい。

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2013年7月 9日 (火)

炎症応答を制御する新たな分子を同定

2013/7/2 北海道大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 生体は病原体や毒素の侵入により,
炎症応答が惹起されます。
 
 炎症応答は,血管透過性の亢進や,
白血球の遊走,血漿などの防御因子による
血液凝固系の促進などを演出し,全身への
病原体や毒素の拡散を防ぎます。
 
 このような炎症応答は生体防御の
一翼を担う一方,過剰で持続的な
炎症応答は自己組織の傷害をもたらし,
がんや自己免疫疾患の発症へとつながり
ます。
 
 今回,私たちは炎症応答を担う重要な
炎症性サイトカインTNF-αによる炎症応答
を調節する分子として,RNA結合タンパク質
として知られている「Y14」を同定
しました。
 
 Y14はTNF-αシグナル伝達因子 RIP1,
TRADD と相互作用し,両者の結合を増強
することで,その下流の炎症関連の
転写因子 NF-kB*1の活性化を亢進する,
新たな NF-kB 制御因子であることが
わかりました。
 
 Y14 タンパク質を分子標的したがんや
自己免疫疾患の新しい薬の開発が期待
できます。
 
 本研究は免疫分野で権威ある雑誌
The Journal of Immunology の
advance online publication で
7 月 1 日に公表されました。
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>Y14はその下流の炎症関連の
>転写因子NF-kB*1の活性化を亢進する,
>新たなNF-kB制御因子であることが
>わかりました。
 とのことです。
 
 Y14蛋白を制御することで炎症反応を制御
出来ることがわかったと言っているよう
です。
 
よって
>がんや自己免疫疾患の患者さんのための
>新しい薬の開発を行う際に,
>Y14 タンパク質は重要な標的分子と
>なり得ると考えられます。
 ということになるようです。

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2013年7月 8日 (月)

ブルーライトカット眼鏡、本当に効くの?

2013年7月5日 PC ONLINE
 
 ご参考です。
 
 各自の判断でどうぞ。

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脊髄小脳変性症関連研究進捗報告

最近あまり良いニュースがありません
でしたが、このブログに
 
 
 と言う投稿がありましたのでお知らせ
しておきます。
 
>この論文は、研究がSCDの治療薬
>(分子標的薬)を作る段階に入ったことを
>示す、価値あるものだ
 そうです。
 期待したい。
 
 これ以外でも群馬大学のページにも
幾つかあるようです。
 興味のある方は見てください。
 
 リンク先が英文なので詳細がわからない
のがつらい。
 
 少しずつ進んでいるようです。
 心強いですね。

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セシウム:吸着性能100倍超 信州大・北大、新素材開発

2013年07月07日 毎日新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 炭素だけでできた「カーボンナノチューブ
(CNT)」を使い、放射性セシウムを
効率良く吸着する新素材を、
鶴岡秀志・信州大特任教授と古月文志
(ふうげつぶんし)・北海道大教授らの
チームが開発した。
 
 放射性セシウムの吸着に有効とされる
顔料のプルシアンブルー(PB)のみの
場合に比べ、吸着性能は100倍以上高い
といい、福島県で1日800トンの汚染水
を処理する実験に着手した。
 
 チームは、CNTが微細なメッシュ構造
で取り込んだ物質を逃がさない特長に注目。
 
 CNTとPBなどを組み合わせた新素材
を開発し、発泡性樹脂(スポンジ)に
含ませた。
 
 このスポンジに汚染水を3回通した
ところ、97%以上の放射性セシウムを
除去できた。
 
 また、使用後のスポンジを約500度で
加熱すると、体積は1万分の1以下になり、
保管にも便利という。
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 良さそうですが、実験ばかりでなく、
早く実用化&実施して欲しい。
 
 実験ばかりしていても意味がない。
 技術は日々進歩する。
 どこかで走り出さないと駄目。
 
 出てきた技術を評価してどれを
実際に進めるのか、常に監視し、
決断する部署はあるのでしょうか?
 
 さっぱり除染は進まない。
 
 開発に取り組んでいる人は一生懸命
やってくれていると思うが、
実際の推進にお金がつかない?
 
 政府は除染する意志があるのか?
 話しだけ、どこまでやるのかも
あいまい。酷い話。

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2013年7月 7日 (日)

適度な運動ストレスは関節軟骨を元気にする

平成25年7月2日
岡 山 大 学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 岡山大学病院整形外科の古松毅之助教
らの研究グループは、「適度なメカニカル
ストレスはさまざまな転写因子のはたらき
を活性化することで、軟骨様細胞における
細胞外基質産生を飛躍的に亢進させる」
ことを明らかにしました。
 
 本研究成果は2013年4月28日に国際英文
科学雑誌『Journal of Biomechanics』に
掲載されました。
 
 現在、「寝たきり」や「要介護」の
3大要因のひとつとされる運動器の障害
「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」
が注目されていますが、変形性膝関節症
や骨粗鬆症に代表されるロコモ関連患者数
は増加の一途をたどっています。
 
 1秒間に1歩。
 
 膝に無理をせずゆっくりと歩くことで、
関節軟骨が元気になるものと予想されます。
 
 適度なストレスを軟骨にかけて運動する
ことでロコモと決別し、世界の長寿大国
である日本で、世界に誇る「健康寿命」を
手に入れましょう。
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>みなさんが歩く時、体重の3倍の重さが
>膝にかかっていることを知っていますか?
 
>膝を痛めて整形外科を受診される方の
>多くは、「体重を減らしましょう」と
>医師に言われているかもしれません。
>しかし、無理な運動をして適正体重
>にまで減らそうとすれば、膝はもっと
>悪くなります。
 
>体重が減れば嬉しいでしょうが、
>第一段階としては、体重が増えなければ
>いいのです。
 
>美術館で絵を鑑賞しながらゆっくりと
>歩く自分を想像してみてください。
>1秒間に1歩。
 
>このリズムで、軟骨にゆったりと
>ストレスをかけてあげるのが最高です。
 
 これは良い情報ですね。
 
 今までは、早歩きが健康に良いと言われ
ていましたので、関節に問題を抱えている
人にはこういう歩き方が良いというのは
朗報です。
 
 私も参考にしようと思います。
 
 無理して歩くと膝が痛くなりますよね。

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皮膚細胞を用いて体内時計を測る手法を開発

2013/7/5
独立行政法人
国立精神・神経医療研究センター
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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本成果のポイント
1.人の皮膚細胞を用いて個人の体内時計の
  周期を簡便に測定する手法を開発
  しました。
 
2.体内時計周期の長短がクロノタイプ
  (朝型夜型)や休日の睡眠習慣
  (体質にあった睡眠時間帯)と相関する
  ことを確認しました。
 
3.生体リズム障害の診断精度の向上の
  ほか、社会的時差ぼけを改善し個人
  にあった睡眠プログラムを提供する
  など、実地臨床への応用が期待されます。
 
 
-----
 独立行政法人 国立精神・神経医療研究
センター 精神保健研究所 精神生理研究部
の肥田昌子室長、三島和夫部長らの
研究グループは、人の皮膚細胞を用いて
個人の体内時計の周期を簡便に測定する
手法を開発しました。
 
 採取した少量の皮膚細胞(線維芽細胞)
を培養し、発光遺伝子を用いて細胞内の
時計遺伝子の発現リズム(末梢時計リズム)
を可視化することで短期間に体内時計の
周期を測定することが可能になりました。
 
 さらに、体内時計の周期が
クロノタイプ(朝型夜型)や休日の
睡眠習慣(体質にあった睡眠時間帯)と
相関することを明らかにしました。
 
 体内時計の周期には大きな個人差が
あり、その長短は、寝起きのタイミング
(眠くなる時刻、自然に目覚める時刻、
朝型夜型)の決定に大きく関与します。
 
 また周期の異常(極端な長短)によって
概日リズム睡眠障害
(睡眠・覚醒リズム障害、睡眠時間帯が
異常になる)が発症することも明らかに
なっています。
 
 すなわち、体内時計の周期を簡便に
測定することができれば、睡眠医療
における診断精度が飛躍的に向上する
ことが期待されます。
 
 しかし、ヒトの体内時計の周期を
正確に測定するには、特殊な施設、
数週間におよぶ検査期間、負担の大きい
持続24時間採血などが必要であり、
実地臨床に応用することは困難でした。
 
 本研究で確立した方法を用いれば、
生体試料(皮膚小切片)を一回採取する
のみで済み、従来の方法と比べて検査を
受ける方の負担がきわめて少なく、
簡便に体内時計の周期を測定することが
できます。
 
 今回の成果を活用することで、
睡眠・覚醒リズム障害や冬季うつ病など
体内時計の障害に起因する疾患の診断精度
が向上するほか、夜型体質による覚醒困難、
夜勤に伴う体調不良など個人の体内時計と
求められている社会時間とのミスマッチ
から生じる社会的時差ぼけを判定し、
個人の体質にマッチした合理的な
睡眠プログラムの提供につながることが
期待されます。
 
 本研究成果は、文部科学省脳科学
研究戦略推進プログラムの一環として
行われ、2013年6月25日に英国科学誌
「Scientific Reports」に
発表されました。
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 なかなか面白い手法ですね。
 
 体内時計の周期が簡便に測定できる
ようになったとは素晴らしいと思います。
 
 思わぬ応用が見つかるかも知れません。
 今後に期待しましょう。

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2013年7月 6日 (土)

光を当てるだけで何度でも望む場所を加工できるヒドロゲルを開発

2013年7月3日
独立行政法人理化学研究所
独立行政法人物質・材料研究機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
・安全で活性に優れる光触媒「酸化チタン」
 をナノシートにしてヒドロゲル中に固定
 
・酸化チタンナノシートの光触媒機能を
 活用しヒドロゲルを高空間分解能で
 光加工
 
・生体の複雑さ、ダイナミクスに大きく
 近づいた「水の材料」を提案
 
 
-----
 理化学研究所と物質・材料研究機構は、
光(紫外光)を当てるだけで望みの場所を
何度でも加工できるヒドロゲル[1]の開発
に成功しました。
 
 これは、理研創発物性科学研究センター
創発ソフトマター機能研究グループの
相田 卓三グループディレクター
(東京大学大学院工学系研究科教授兼務)
と、創発生体関連ソフトマター研究チーム
の石田 康博チームリーダー、
劉 明傑(リュウ ミンジェ)特別研究員、
および物材機構国際ナノアーキテクトニクス
研究拠点の佐々木 高義フェロー、
海老名 保男MANA研究者らによる共同研究
グループの成果です。
 
 水を主原料とした固形物である
ヒドロゲルは、生体にも地球環境にも
優しいプラスック代替材料として、
近年、産業界、学術界両方からの注目を
集めています。
 
 しかし、従来のヒドロゲルのほとんど
は、古典的な鋳型法により成形されている
ため、単純な形状の塊としてしか得られ
ませんでした。
 
 また、一度成形した後に形状や組成を
変えることは困難であり、こうした制約が
ヒドロゲルの用途を著しく狭めてきました。
 
 共同研究グループは、光触媒として有名
な酸化チタン[2]のナノシートを使うこと
により、望みの場所を何度でも光加工
できるヒドロゲルの開発に成功しました。
 
 開発したヒドロゲルは、有機ポリマー
と酸化チタンナノシートとを連結すること
により3次元の網目を形成し、網目の隙間
に大量の水を閉じ込めたものです。
 
 これに光を照射すると、酸化チタンの
光触媒作用により、網目中の水分子が
高反応性のヒドロキシルラジカル[3]に
変換されます。
 
 このヒドロキシルラジカルを使った
化学反応を利用すると、ヒドロゲル中に
情報を書き込んだり、ヒドロゲルと別物質
とを強固に連結したりすることが可能と
なります。
 
 化学反応は光照射された部分でのみ進行
するため、リソグラフィー[4]微細加工が
可能です。
 
 さらにこのプロセスは、半永久的に安定
な酸化チタン触媒を用いるので、水と光
さえあれば何度でも繰り返すことが
できます。
 
 この成果は、ヒドロゲルの用途を飛躍的
に拡張するもので、酵素コンテナ、
薬物徐放システム、3次元的に加工された
細胞培地、人工臓器などをはじめ、
バイオメディカル分野でのさまざまな応用
が期待できます。
 
 本研究成果は、オンライン科学雑誌
『Nature Communications』
(6月18日付け:日本時間6月19日)に
掲載されました。
---------------------------------------
 
 素晴らしい成果のようです。
 
>今回開発された材料を使うことで、
>ヒドロゲルを母体にした人工臓器
>のような複雑な構造体を作り出すことが
>可能となります。
 
>また、その形状を時間経過とともに
>成長させたり、外部環境に適応して
>変化させたりすることで、光が当たる
>ことで劣化部位を修復させたり、
>浄化させたりできる機能を引き出せる
>可能性もあります。
 
>酵素コンテナ、薬物徐放システム、
>3次元的に加工された細胞培地など
>への応用や、バイオメディカル分野での
>多様な応用が期待できます。
 
 再生医療にも応用できるんですね。
 期待したい。
 
 光触媒である酸化チタンは
この前取りあげた投稿でも使用されて
います。ご参考。
2013年6月24日

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カギは対称性にあり

04 July 2013 RIKEN Research Highlights
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 球はどんなに回転させても同じように
見えるが、表面の1か所をへこませると、
この対称性は破れてしまう。
 
 磁気秩序や超伝導、結晶化など、固体で
見られる相転移の多くは対称性の高い状態
から低い状態への同様の変化によって決定
されている。
 
 理研仁科加速器研究センター初田
量子ハドロン物理学研究室の日高義将
研究員はこのたび、理論物理学における
長年の課題を解決することにより、
こうした系の低温での性質をその対称性
から予測できるようにする一般的な理論
を構築した1。
 
 いくつもの粒子からなる系が、それを
記述する物理方程式が持つ対称性よりも
対称性の低い状態を選ぶとき、物理学者は
これを「対称性の自発的破れ」と呼ぶ。
 
 その最も単純な例が強磁性体だ。
 
 強磁性体では、隣り合う電子のスピンが
同じ向きに整列することで電子系の
エネルギーが下がり、十分に低い温度では
全てのスピンが同じ向きになる。
 
 理論的には、全てのスピンが北西を
向いていようと南東を向いていようと、
この磁石のエネルギーは変わらない。
 
 つまり、理論上は回転対称だが、
実現したスピンの向きは回転対称ではない
ことになる。
 
 対称性の自発的破れによって生じた
「秩序のある状態」をかき乱すためには、
エネルギーはほとんど必要ない。
 
 例えば、磁石では、こうした乱れに相当
するのはスピン波と呼ばれるさざ波であり、
個々のスピンはそろった軸の周りをコマ
のように歳差運動する(図1)。
 
 こうした乱れ方が何種類あるのかが
わかれば、物質の低温での性質
(熱容量など)を理論的に計算すること
が可能だ。
 
 この数は、原理的には系の対称性が
どのように破られるかによって決まる。
 
 「数え方の一般則がわかれば、
低エネルギーや低温での系の振る舞いが
予測できるのです」と日高研究員は説明
する。
 
 1960年代には、粒子が光速に近い速度で
運動する相対論的な系での数え方のルール
が導かれた。
 
 「南部・ゴールドストンの定理」と
呼ばれるこのルールによると、起こり得る
乱れ方の数は相転移で破れた対称性の数に
等しい。
 
 南部理論の提唱以来、理論研究者たちは
長年、非相対論的な固体や液体に応用
できる、より一般的なルールを見いだそう
と努力を重ねてきた。
 
 日高研究員もこの問題に興味を持った
1人であり、同理論の提唱から50年以上を
経て今回、粒子の統計的運動の記述に
使われる理論を応用することによって、
求めていたルールを見いだすことに成功
したのである。
 
 日高研究員は、「南部・ゴールドストン
の定理の一般化は長年の課題でした。
 
 今回得られた数え方のルールは普遍的な
ものです」語る。
 
 今回の新しい定理は、理論的にモデル化
することが難しかった中性子星の研究にも
役立つのではないか、と日高研究員は期待
を寄せている。
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 すごい。
 
>乱れ方が何種類あるのかがわかれば、
>物質の低温での性質(熱容量など)
>を理論的に計算することが可能だ。
 
 そうなんですか?
 
>「南部・ゴールドストン
>の定理の一般化は長年の課題でした。
 
>求めていたルールを見いだすことに
>成功したのである。
 
>今回得られた数え方のルールは普遍的
>なものです
 
>今回の新しい定理は、理論的に
>モデル化することが難しかった
>中性子星の研究にも役立つのでは
>ないか、と日高研究員は期待を
>寄せている。
 
 素晴らしい成果ですね。

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2013年7月 5日 (金)

遺伝子検査によるエイズ治療薬の使い分けの有用性を実証

2013年7月3日
独立行政法人理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 エイズウイルス感染者の発病や母子感染
を防ぐため、エイズ治療薬は毎日飲み
続ける必要があるのですが、高価であり
経済的負担が大きくなります。
 
 そのため東南アジアの国々では、比較的
安価なエイズ治療薬として「ネビラピン」
を成分にしたものが使われています。
 
 タイでも事情は同じで、多くの医療機関
で使用されています。
 
 しかし、ネビラピンは副作用として
薬疹(薬によって起こる皮膚や眼、口など
の粘膜に現れる発疹)の発症頻度が、
服用者の21%と非常に高く、問題になって
いました。
 
 理化学研究所は、2006年からタイ保健省
医科学局、タイ国立マヒドン大学と
共同研究を行い、ネビラピンの薬疹に
関わる遺伝子として、「HLA-B*35:05」と
「CCHCR1」を発見し、タイ人のネビラピン
による薬疹にこれら遺伝子が大きく関与
していることを明らかにしました。
 
 この成果を基に、2009年からは、
タイ人のエイズ患者を対象とした
遺伝子検査を行い、検査結果によって
治療薬を使い分ける前向き臨床研究
「GENPART(Genotype-based personalized
prescription of nevirapine)Study」を
開始しています。
 
 この研究は、ネビラピンを投与する前に
個人の遺伝子型を調べ、医師がその情報を
基にエイズ治療薬を選択することで、
薬疹の発症リスクを軽減できるかどうか
を検討するためのものです。
 
 GENPART Studyでは、参加した1,103人
の患者を、遺伝子検査せずにネビラピンを
投与する「標準治療群」と、遺伝子検査
によってネビラピンを投与するかどうかを
決める「介入治療群」の2つの群に
無作為にグループを分けました。
 
 介入治療群では、2つの遺伝子検査
によって薬疹発症のリスクがないと判定
された患者にはネビラピンを投与し、
リスク型と判定された患者はネビラピン
ではなく他のエイズ治療薬を投与しました。
 
 標準治療群と介入治療群における薬疹の
発症率を調べたところ、それぞれ18.0%と
13.2%になり、標準治療群と比べ介入治療群
では薬疹の発症率が約3分の2に減少する
ことが分かりました。
 
 この結果、遺伝子検査がエイズ治療薬
による薬疹の軽減に有効であることが
証明できました。
 
 今回の成果により、ネビラピンによる
薬疹のリスクを軽減できるようになります。
 
 エイズ治療の分野で、個人に最適な治療
の確立を目指したオーダーメイド医療の
実現に向けて第一歩を踏み出したと
いえます。
---------------------------------------
 
 素晴らしいです。
 
>エイズ治療の分野で、個人に最適な治療
>の確立を目指したオーダーメイド医療の
>実現に向けて第一歩を踏み出したと
>いえます。
 
 オーダーメイド医療は治療効果のみ
ではなく、副作用を抑えると言うことも
あるんですね。

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iPS細胞から血管構造を持つ機能的なヒト臓器を創り出すことに成功!

平成25年7月4日
公立大学法人 横浜市立大学
      先端医科学研究課
独立行政法人 科学技術振興機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 横浜市立大学 大学院医学研究科
臓器再生医学 谷口 英樹 教授、
武部 貴則 助手らの研究グループは、
世界で初めてヒトiPS細胞から血管構造
を持つ機能的なヒト臓器を創り出すことに
成功しました。
 
 研究グループは、最終的に臓器を形成
させるための第一段階として、まず臓器
の原基(臓器の種)が胎内で形成される
過程を模倣する新規の細胞培養操作技術
を開発しました。
 
 この特殊な培養方法により、試験管内
においてヒトiPS細胞から立体的な
肝臓の原基(肝臓の種、肝芽)が自律的に
誘導できること、さらにこのヒト肝臓の
原基を生体内へ移植するとヒト血管網を
持つ機能的な肝臓へと成長し、最終的に
治療効果が発揮されることを明らかに
しました。
 
 本技術は、臓器移植の代替治療として
多くの患者を救済する画期的な再生医療技術
となるのみならず、創出された臓器を対象
とした新たな医薬品開発の研究を飛躍的に
加速することが期待されます。
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 素晴らしいですね。
 
 立体臓器の培養は難しいと言われて
いたので予想外でした。
 
 今後の研究に期待したい。
 
 参考までに関連投稿を
2013年7月 2日

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2013年7月 4日 (木)

「住民守る気あるのか」新潟県知事、原子力規制委を批判

04/22/2013 投稿者: ourplanet
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
動画です。
 
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 泉田知事が提出したのは、同県が
3月29日にまとめた「原子力発電所の
安全対策及び住民などの防護対策について」
と題した田中委員長宛の要請文。
 
 同県の検証委員会の議論に基づいた
もので、原発事故対策のほか、緊急時の
広域避難ルートの明確化や物資の調達、
福祉病院施設の対策を含め、具体的な
対応策の検討を求めている。
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 是非見てください。
 新潟県知事の話は妥当な意見だと
思います。
 
 下記の記事で言っているような
「個性的な発言」ですまされるような
話しではないと思う。
 
2013年07月03日 毎日新聞
 規制委員会は真摯に安全を担保しようと
しているとは思えない。
 
 今回の委員会も以前とたいして変わって
いないということのようです。
 
 いずれ又、事故が発生して、
その時の言い訳が「想定外だった」と言う
のでしょう。そして責任は誰も取らない。
 
 国民の意見などは聞く必要はないと
考えている、上から目線の人達ばかり
では安全など達成出来ない。
 と考えます。
 
 世の中こんなもの?
 
 大多数の自治体の首長さんってどう判断
しているのでしょう?
 
 本当に安全が担保されると思っている?
 
 福島で起きた事故などはもう過去の
もので、今回の基準さえ守っていれば、
もう二度と起こらないと思っている
のかな?

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がんの親玉を狙い撃ち…日本発新薬、米で治験

2013年7月3日  読売新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 米シカゴ大学の中村祐輔教授は2日、
がんの元となる「がん幹細胞」を狙った
新しいタイプの抗がん剤の臨床試験(治験)
を来月から米国で始めることを明らかに
した。
 
 この薬剤は日本で研究・開発されたもの
で、米国での4~5年後の実用化を目指
している。
 
 中村教授は東京大学在任中に、がん細胞
だけで働く遺伝子を網羅的に検索。
 乳腺や肺、前立腺、膵臓すいぞうなど
幅広いがん細胞で活発に働き、がん幹細胞
の維持に重要な働きをしているたんぱく質
を発見した。
 
 創薬ベンチャー企業
「オンコセラピー・サイエンス」
(本社・川崎市)が、このたんぱくの働き
を抑える薬剤を開発。
 人のがん細胞を移植したマウスにこの
薬剤を与えると、がん幹細胞の増殖が
抑えられ、がんが縮小した。
 
 治験は、オンコ社が実施。
 シカゴ大で、実際にがん患者に薬剤を
投与して、安全性などを確認する。
 
 中村教授は「研究を始めて10年で、
ようやくゴールが見えてきた。
 日本は、新しいタイプの抗がん剤で
出遅れ、医薬品の大幅な輸入超過に
陥っている。
 審査が早い米国でまず日本発の薬を
実用化したい」と話す。
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>「審査が早い米国でまず日本発の薬を
>実用化したい」と話す。
 
 うまくいくと良いですね。
 
 発見は日本だが医薬の発売は海外という
例が殆ど、情けない状態。
 
 これで、先進国なんですかね?
 
 日本の政治家も官僚も知っているはず
なのにいっこうに改善されない。
 どうして?

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単一細胞でエピジェネティックな遺伝子の発現状態の変化を追跡する手法を開発しその規則性と制御遺伝子を発見

平成25年7月3日
福井大学
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
○エピジェネティクスは、細胞の多様性を
 生み出す仕組みとして近年注目されて
 いる。
 
○従来エピジェネティックな変化は
 細胞集団で追跡していたが、
 今回一細胞ごとの比較に成功し、
 それが規則性を持って特定の遺伝子
 によって制御されることを発見。
 
○本手法で酵母によって得られた知見を
 ヒトに応用することで、関連遺伝子を
 同定し、将来的にがんをはじめとする
 後天性疾患の解明に期待。
 
 
-----
 JST 戦略的創造研究推進事業
(さきがけ)の一環として、福井大学
大学院工学研究科の沖 昌也 准教授らは、
単一細胞のエピジェネティックな遺伝子の
発現状態の変化を可視化・解析する
追跡手法を開発し、その変化に規則性と
制御法を発見しました。
 
 「エピジェネティクス」とは、DNA
塩基配列の変化を伴わずに遺伝子の
発現状態が変化する制御機構で、細胞の
多様性を生み出す仕組みや後天性疾患の
要因を解明するヒントになるものとして
近年注目を集めています。
 
 その機構解明には、個々の細胞の挙動を
追跡することが必要ですが、従来は
細胞集団の平均値でしか発現状態を知る
ことができませんでした。
 
 しかし、細胞は1つ1つ遺伝子の
発現状態が異なるため、単一細胞の
エピジェネティックな発現状態の変化を
知る新たな追跡手法の開発が望まれて
いました。
 
 今回沖准教授らは、出芽酵母をモデル生物
に用いて単一細胞の染色体上の
ヘテロクロマチン領域(多数の遺伝子発現
が抑制された領域)の近くで、遺伝子の
発現状態が一定の規則性を持って
エピジェネティックに切り替わる領域が
あることを発見しました。
 
 そこに、わずかな励起光で測定可能な
蛍光タンパク質になる遺伝子を挿入し、
単一細胞の生涯におけるエピジェネティック
な遺伝子の発現変化の可視化に成功
しました。
 
 さらに、その結果に統計処理の解析を
加え、単一細胞の世代を超えた発現状態
の変化を定量的に解析し、一定の規則性を
持って発現状態が切り替わること、
またその切り替わりをつかさどる
制御遺伝子(GCN5 遺伝子)を
明らかにしました。
 
 この結果は、それらの制御遺伝子の機能
を支配することで、遺伝子の発現に新たな
規則性を与え、例えば寿命などの細胞の
運命を意図的に制御できることを示唆
しています。
 
 今後、本手法により出芽酵母で得られた
栄養状態あるいは放射線などの外的要因が
1つ1つの細胞に与える影響と
その原因遺伝子が特定されれば、将来的に
その知見をヒトにおけるさまざまな
後天性疾患の原因解明に役立てるとともに、
創薬の分野にも新たな方向性を提示する
ことが期待されます。
 
 本研究は、東京大学 生産技術研究所の
小林 徹也 准教授と共同で行い、
本研究成果は、2013年7月2日
(米国東部時間)発行の国際科学誌
「PLOS Biology」に掲載されます。
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 エピジェネティックな発現制御機構を
制御する遺伝子?
 
 大きな発見ですね。
 
>今回、単一細胞での解析によって
>得られた結果は、細胞集団での解析結果
>では明らかにできなかった新たな知見を
>多く見いだしました。
>本成果は、個々の細胞が
>エピジェネティックな発現制御機構
>により多様性を生み出す仕組みは、
>遺伝子レベルの制御によって一定の
>方向性を持たせることが可能である
>ことを示します。
>例えば、今回特定した
>GCN5制御遺伝子の働きを弱める
>薬剤などを用いて機能を支配すること
>により、遺伝子の発現に新たな規則性
>を与え、細胞の運命を操作することが
>可能であることを示唆しています。
 
 新たな規則性を与えることができる?
 
 どの程度具体的に制御できるので
しょうか?
 
 まだ、始まったばかりなので、これから
のことになると思われますが、興味深い
内容です。
 
 これからに期待したい。

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2013年7月 3日 (水)

緑茶抹に高齢者の認知機能低下の改善作用がある!? - 伊藤園が確認

2013/06/26 マイナビニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 伊藤園は6月25日、認知機能が低下気味
の高齢者において、緑茶抹の摂取により
認知機能が改善される可能性を、
人を対象とした臨床試験で確認したこと
を発表した。
 
 同成果は、同社中央研究所と
静岡県立大学薬学部の山田浩教授、
白十字会・白十字ホームの田熊規方医師ら
によるもの。
 
 詳細は5月31日に開催された
「第54回 日本神経学会学術大会」で
発表された。
 
 
 これまでの研究から、カテキンやテアニン
などの緑茶成分が、神経保護作用を持つこと
が報告されているほか、緑茶をよく飲む人
ほど、認知機能の低下が少ないという
疫学調査の結果も報告されており、同社の
研究でもテアニンを多く含む緑茶抹を
継続的(1年間)に摂取することで、高齢者の
認知機能低下が抑制される可能性を示して
いた。
 
 こうした報告を踏まえた今回の研究では、
認知機能が低下気味の高齢者に緑茶抹を
3カ月間摂取してもらうことで、認知機能
が改善する傾向を調査したという。
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 興味深い研究ですね。
 
>今後、より長期間の対照群を用いた試験
>を行うことで、その可能性の検証を
>進めていきたいとしている。
 
 良い結果が出ると良いですね。
 なんと言っても安全ですから、

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窒素分子の切断と水素化を常温・常圧で実現

2013年6月28日
独立行政法人理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 窒素分子は化学式N2で表され、
常温・常圧で無色透明な気体です。
 
 大気の約8割を占めるほど豊富に存在
しています。
 
 2つの窒素原子が三重結合という強い結合
で結ばれているため、非常に安定な分子
です。
 安定であるということは、逆にいえば
反応性が乏しいということで、ほとんどの
生物は大気中の窒素を直接利用することが
できません。
 
 自然界で窒素の三重結合を断ち切れる
のは「ニトロゲナーゼ」という酵素を持つ
細菌だけです。
 
 窒素は、肥料の3要素の1つに挙げられる
ほど農作物にとって重要ですが、農作物を
増産するには窒素酸化物など自然界が
作った固定窒素だけでは足りません。
 
 これを解決したのがハーバー・ボッシュ法
で、触媒を使って窒素からアンモニアを合成
する手法です。
 
 アンモニアは肥料から医薬品原料まで
幅広く産業利用されています。
 
 ただ、この手法の難点は合成時に500℃
の高温と300気圧の高圧を必要とすること
で、アンモニア合成に使われている
エネルギーは、何と人類の年間消費量の
1%に上るといわれています。
 
 研究グループは、より低温・低圧の下
でもアンモニアを合成できる新しい手法の
開発に取り組みました。
 
 アンモニア合成では窒素分子の
「窒素―窒素結合」を切断し、
「窒素―水素結合」を形成しなければ
なりません。
 
 そこで、3つのチタン原子と7つの
ヒドリド(マイナスの電荷を持った
水素イオン)原子からなる多金属ヒドリド
化合物を開発しました。
 
 この化合物と窒素を反応させたところ、
常温・常圧で窒素分子の「窒素―窒素結合」
を切断し、「窒素―水素結合」を形成して
いることが分かりました。
 
 常温・常圧で窒素がヒドリド化合物
によって固定され、水素化された初めての
例となります。
 
 この反応では、窒素分子の切断のための
電子(e-)を与える電子剤や、
アンモニア生成に必要なプロトン(H+)
を与えるプロトン源を、新たに必要と
しませんでした。
 
 チタンヒドリド化合物のヒドリド原子
(H-)が電子を与える電子剤として働いて
窒素分子の結合を切断し、また電子を放出
することでプロトン源の役割りを果たして、
窒素の水素化を実現しました。
 
 この成果は、省エネ・省資源型の
新しいアンモニア合成法の開発につながる
と期待できます。
 
 
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 これまた素晴らしい成果ですね。
 
>アンモニア合成に使われている
>エネルギーは、何と人類の年間消費量の
>1%に上るといわれています。
 
 すごいエネルギーを使っているんですね。
 
 それが今回の開発で常温・常圧で実現
出来るようになった。
 
 素晴らしい事だと思います。
 大いに期待したい。

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鉄を用いた安価で効率のよい水素化触媒を開発

2013年6月27日
独立行政法人理化学研究所
マギル大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 「レアメタル」という言葉は実は
和製英語です。
 
 英語圏では「マイナーメタル」と呼ばれ
ています。
 
 マイナー/メジャーのマイナーです。
 
 レアアースというのもあって、これは
レアメタルに包含されます。
 
 2010年に中国が外交カードとして
レアアースの輸出を制限し、日本が大慌て
したことがありますね。
 ところが政府が指揮し産業界も必死で
研究開発に取り組んだ
“レアメタル代替戦略”が功を奏し、
現在では中国のレメタル輸出が激減、
レアメタル産業が衰退しているそうです。
 
 危機をバネにした驚異的な日本の
技術革新の前に、外交カードとしての力を
失ったようにも見えます。
 
 今回の研究のポイントもレアメタル利用
からの脱却です。
 
 地金の価格が1kgで100万円以上もする
パラジウムというレアメタルがあります。
 
 石油化学製品の製造工程で重要な
水素化反応を進める触媒材料として
使われていますが、高価なことから、
安くて反応効率のいい触媒材料の開発が
求められていました。
 
 理研とカナダ・マギル大学の
共同研究グループは、パラジウムの代替
となる触媒材料として、価格が1万分の1の
「鉄」に注目しました。
 
 効率のいい鉄触媒とするために、水や
有機溶媒をスポンジのように吸収する
小さな球状の不溶性樹脂に、ナノ粒子の
鉄を付着する手法を採用しました。
 
 開発した鉄触媒を使って水素化反応を
させたところ、従来法の数百分の1という
時間の1分以内で反応が進み、
石油化学製品の原料物質として広く利用
されているアルカンが効率良く
生成されました。
 
 また、鉄触媒はこれまで問題とされて
いた酸素や水による触媒活性の低下がなく、
さらにエタノールやエタノール・水混合溶媒
などの毒性の低いアルコールを反応溶媒
として用いることで、安全性が高まる可能性
も見いだしました。
 
 今後、安定性・耐久性を高める研究を
続けていきますが、マイナーメタルの
パラジウムからメジャーメタルの鉄へ、
水素化触媒における「メジャー」の位置付け
が変わる可能性があります。
 
 
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 素晴らしいです。
 
>レアメタル利用からの脱却
 
>今後、安定性・耐久性を高める研究を
>続けていきますが、マイナーメタルの
>パラジウムからメジャーメタルの鉄へ、
>水素化触媒における「メジャー」の
>位置付けが変わる可能性があります。
 
 大いに期待したいですね。

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2013年7月 2日 (火)

文字検索の消費電力、1/100に削減

2013年6月12日
サイエンスポータル編集ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東北大学省エネルギー・スピントロ
ニクス集積化システムセンターと
日本電気は、電子のもつ「電荷」と自転
による微小な磁石としての性質「スピン」
を利用する技術(スピントロニクス)によって
文字検索用の論理集積回路を試作し、従来の
文字検索処理に比べ、消費電力を1/100に
削減できたことを発表した。
 
 スピントロニクスを用いた論理集積回路
では、磁石の反転を演算結果データの記憶
に利用するので、電源を切ってもデータが
消えない性質(不揮発性)をもつ。
 
 このため、さまざまな電子機器の
待機電力をゼロにできる省電力化技術
として注目されている。
 
 研究グループもこれまで、この技術を
用いた汎用検索集積回路(TCAM)や画像処理
プロセッサなどを試作し、動作実証を
行ってきた。
 
 今回試作した文字検索用の論理集積回路
では、要素回路として「多機能CAMセル」を
開発し採用した。
 
 同セルは、電源を切るとデータが消える
DRAMなどの記憶素子を使わない不揮発性の
論理集積回路であり、現在の検索処理で
行われているDRAMとCPU間のデータ転送を
無くすことで高速処理を実現させ、
データ転送に使う消費電力も無くすことが
できた。
 
 こうした省電力に特化した多機能CAMセル
の採用で、検索用論理集積回路では必要な
回路のみが動作し、大幅な電力削減に
つながった。
 
 動作の実証実験では、32文字までの
索引語を4000語(1メガバイト)まで記憶
できる集積回路チップを用いて検索した
ところ、動作電力が25.7 mW、待機電力が
ほぼゼロに抑えられた。
 
 研究グループは「素子技術が進展し、
ギガビット級のスピントロニクス論理
集積回路が実現できるようになると、
実用化への道が拓かれる」と述べている。
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 スピントロニクスもいよいよ試作段階
に入りましたね。
 
 期待がもてそうです。
 
 まずはメモリがスピントロニクスデバイス
に置き換わって行くのでしょうか?
 

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肉眼では見えにくいステルスコードによる製品管理システム

28 JUNE 2013 diginfo.tv
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
動画です。
 
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 日立パワーソリューションズは、
製造工程におけるトレーサビリティ向上を
支援する個体管理システムを開発しました。
 
 このシステムは、肉眼では見えにくい
ステルスインクで印字した個体識別IDを、
紫外線で一時的に可視化して読み取り、
生産データに紐づけます。
 
 毎時、数千~数十万個のロット生産品
においても製品1個単位で管理することが
可能となります。
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 良いですね。
 
>製品1個単位で管理することが可能
 
 だそうです。
 これからますます要求されるはず。
 
 これもメリットになるかも?
 
>"メーカーコードとして使えるように、
>普段皆さんは目に見えなくてよい
>ということで、あえてステルスコードを
>使いました。
>これはどこにでも打てる、
>つまりデザインに影響しないという
>特徴があります。"
 
 面白いアイデアだと思います。
 今後に期待します。

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細胞のための極薄カーペットを開発

平成25年6月27日
東北大学 原子分子材料科学高等研究
機構(AIMR)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東北大学原子分子材料科学高等研究
機構(AIMR)の藤枝助手、カデムホッセイニ
主任研究者らのグループは、ハーバード大学
などと共同で、生体内の「基底膜」と
呼ばれる薄膜を人工的に作成することに
世界で初めて成功しました。
 
 基底膜は細胞が集まり組織化する際
に必要な足場となる存在で、人工基底膜の
実現により立体的で階層的な組織を作成
することが可能となります。
 
 研究グループは、汎用的な
プラスチック素材(ポリスチレン)と
極細炭素繊維(カーボンナノチューブ)を
用いて、厚さ 40 ナノメートル
(ナノは 100 万部の1ミリメートル)の
極めて柔らかいナノ薄膜(ナノカーペット)
を実現し、これを人工基底膜として応用
しました。
 
 この薄膜はカーペットのように巻くこと
も可能なため、血管や消化管のような管状
の組織を形成することもできます。
 
 実際にナノカーペット上で筋肉細胞を
育てると、天然の筋肉に見られる高度な
配向構造が得られ、数層巻きつけることで
環構造を形成することに成功しました
(図 1)。
 
 ナノカーペットは、事故や病気で失われた
生体組織の再生や移植のための臓器を作成
する際の足場材料としての応用が期待され
ます。
 
 上記の研究成果は、2013 年 6 月 26 日
(アメリカ現地時間、日本時間 27 日)に
アメリカ化学会誌 Nano Letters
オンライン版に掲載されます。
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 再生医療ますます進歩しています。
 
>ナノカーペットは、事故や病気で失われた
>生体組織の再生や移植のための臓器を作成
>する際の足場材料としての応用が期待され
>ます。
 とのこと。
 
 この前紹介した
2013年6月27日
 
 も役にたちそうです。
 期待しましょう。

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2013年7月 1日 (月)

素材革命!木材が金属やプラスチックに変わる!?

2013年6月30日放送
夢の扉+
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
動画です。
 
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 日用品や工業製品などの原材料となる
石油や金属。
 しかしそれらは、限りある資源・・。
 
 この枯渇する資源に代わりうるのが―、
植えれば育つ木材!?
 
 マツやスギ、タケなど、あらゆる木材を、
プラスチックのように自在に変形できる
という常識を覆す技術を開発したのが、
産業技術総合研究所の金山公三、58歳。
 
 金山の『流動成形』技術があれば、
衝撃に強く、難燃性も断熱性もある製品が
生まれるという。
 
 将来、テレビの外枠や車のボディーなど、
これまで、プラスチックやアルミが
使われていた部分が、木材に変わるかも
しれない。
 
 まさに“素材革命”だ!
 
 もともと、金属加工の研究をしていた
金山。
 
 だが、金属資源の限界を、肌で
感じる・・。
 
 『先々役に立つ、新しい原材料は
ないのか―」
 
 金山は、あらゆる研究の中から“木材”
に目をつけた。
 熱を加えたり、圧縮したりと試行錯誤を
繰り返す。
 
 しかし、「木材なんて・・」と周囲から
は冷ややかな反応。
 それでも、木の「細胞」まで調べ
尽くしたとき、ある発見をする。
 
 それは、『細胞同士がすべる』という
現象―
 
 『資源は、地中深くにあるだけではなく、
人間の頭の中にこそある』
 
 この言葉を原動力に、「木材研究」
という階段をひとつひとつ上ってきた金山。
 
 自らの技術を社会に役立てるため、
実用化に向けた共同実験にのぞむ。
 
 それは、窓枠のサッシに使われている
アルミを、木材に代えるというもの。
 
 細く、長く、強く・・流動成形した
金山の木材は、建材としても認められる
のか―
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 番組を見てただ驚きました。
 
 すごい発想です。
 
 「木材の流動整形」
 始めて見ました。
 
 ただ、強度は材料が木である以上
それを越えるものが出来るとは思えない。
 と思うが、素人考えなのかな?
 
 自由に整形出来ると言うのは
素晴らしいの一言です。
 頭の片隅にもありませんでした。
 
 将来性に大いに期待したい。
 
 強度だけで言えば、この前紹介した
クモの糸の方が可能性が高いと思う。
 
 どちらも環境に優しい材料です。
 素晴らしいですね。

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標的たんぱく質に阻害薬を送り届けた後に立ち去る新規ドラッグデリバリー分子システムを開発

平成25年6月28日
科学技術振興機構(JST)
京都府立医科大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 JST 課題達成型基礎研究の一環
として、京都府立医科大学の鈴木 孝禎
教授らは、新しい作用機序の抗がん剤候補
分子を開発しました。
 
 子宮頚がん細胞や小児がんの1つ
である神経芽腫細胞では、
ヒストン脱メチル化酵素(LSD1)が
過剰発現して、がん細胞の増殖に関与する
ことが知られています。
 
 しかし、LSD1の働きだけを阻害する
抗がん剤はありませんでした。
 
 これは、LSD1に類似した構造を持つ
モノアミン酸化酵素(MAO)注1)が
存在するために、このMAOを阻害せずに、
LSD1だけを特異的に阻害する分子の
開発が困難であったためです。
 
 例えば、MAOを阻害して神経伝達物質
の量を調節する抗うつ薬として臨床で
使われているトラニルシプロミンは、
構造が類似するLSD1も阻害して
抗がん作用を示すことが動物実験で
分かっています。
 
 しかし、トラニルシプロミンを
抗がん剤として使用する場合には、
本来の抗うつ薬としての神経性の副作用
が予想されるため、抗がん剤としての
用途には限界があります。
 
 今回鈴木教授らは、
このトラニルシプロミンをLSD1だけに
特異的に輸送して結合させる「たんぱく質
を標的としたドラッグデリバリー型分子
(DDM)」を作製しました。
 
 このトラニルシプロミンが連結した
DDM(NCD33)は、LSD1だけに
結合して、がん細胞の増殖を抑える効果が
あることを明らかにしました。
 
 さらに、トラニルシプロミンよりも
活性が300倍も高い新しい抗がん剤候補
分子であることを確認しました。
 
 今回作製したNCD33分子を基に、
今後副作用の少ない新たな抗がん剤の開発
が期待されます。
 
 本研究は、長浜バイオ大学の水上 民夫
教授と共同で行ったもので、研究成果は、
ドイツ科学誌「Angewandte
Chemie International
Edition」のオンライン速報版で
近日中に公開されます。
---------------------------------------
 
 ドラッグデリバリー分子システム
について、いろいろ発表はありますが、
臨床の場までには、まだまだ時間が
かかりそうですね。
 
>トラニルシプロミンよりも活性が
>300倍も高い新しい抗がん剤候補
>分子であることを確認しました。
 
 というのは素晴らしいと思います。
 
 期待したい。

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核のごみ、毒性消す「錬金術」 実用化には高い壁

2013年7月1日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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 【小池竜太】原発の使用済み核燃料から
出る「高レベル放射性廃棄物」が、
たまり続けている。
 
 国は地下深くに埋めて捨てる方針だが
場所は未定。
 
 処分場を造っても、放射能が強く、
数万年は社会から隔離する必要がある。
 
 この「核のごみ」の寿命を短くしたり
量を減らしたりする「核変換」という技術
がある。実現できるのか。
 
 実は核変換は珍しいことではない。
 原発で起きている核分裂反応もその一つ。
 ウランが中性子を取り込んで分裂、
ヨウ素やセシウムなどに変わる。
 
 核変換技術を原発の使用済み核燃料から
出る高レベル放射性廃棄物、いわゆる
「核のごみ」対策に役立てる研究がある。
 
 毒性が長く続く放射性核種の寿命を短く
したり、毒性を消したりするのが目的。
 
 使用済み核燃料をそのまま捨てると、
放射線の強さが天然ウランと同じレベル
に下がるまで約10万年、高レベル
放射性廃棄物は数千年かかる。
 
 核変換ができれば数百年に短縮できる
とされる。
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 数百年でも長すぎる。
 
 そもそも核変換が実用化できたにしても
変換可能な核種は限られる、そんなに
期待できるものなのか疑問?
 
 現在の原子炉では
>ウランが中性子を取り込んで分裂、
>ヨウ素やセシウムなどに変わる。
 
 簡単な話、セシウムを核変換出来る
のか?
 
 出来るのなら早急に実施して貰いたい。
 出来るという話しは聞こえてこない。
 
 現在の原発で発生する核廃棄物の
相当な部分の核種が変換できなければ
意味がない。
 
 あまり良いものだとは思えません。
 
 その為には、もんじゅレベルの施設を
運用しないといけないし、処理できる
核種を分離する施設も作らないと
ならない。
 
 そんなことを考えるより再生可能
エネルギーの比率を上げる為に
どうするか?
 
 持続可能なエネルギーを得る施策は
どうすれば良いのかを議論した方が
良いと考えます。

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