« カーボンナノチューブ、狙い通りのサイズに合成 | トップページ | 免疫の司令塔に大きく関与するタンパク質の同定に成功―T細胞内のRegnase-1を制御して免疫疾患の新しい治療戦略を拓く― »

2013年6月 2日 (日)

「世界初、タンパク質修復に新たな分子内運動を発見」

平成25年5月30日
東京大学
東京農工大学
高輝度光科学研究センター
科学技術振興機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 東京大学 大学院新領域創成科学研究科
の佐々木 裕次 教授を中心とする
研究グループ
(公益財団法人 高輝度光科学研究センター
 関口 博史 博士(研究当時:佐々木研究室
 特任助教)、東京農工大学 養王田 正文
 教授ら)は、変性してしまった
タンパク質分子を修復する機能を持つ
シャペロニンタンパク質分子の内部運動を、
1分子でリアルタイムに高精度計測すること
に初めて成功しました。
 
 シャペロニンは8量体のリング構造が
2つ重なったシリンダ構造をとりますが、
ATP(アデノシン三リン酸)と結合した
後にリング内の一部が構造変化し、
その後、リング全体で同期した反時計方向
へのドミノ倒しに似たねじれ運動を伴って、
開状態から閉状態へ移行することが
わかりました。
 
 これらの一連の運動は、1998年に
佐々木 裕次 教授が考案し開発した
X線1分子追跡法(DXT)注1)
を用いて、30ミリ秒の時間分解能で、
ピコメートルの位置決定精度で計測され
ました。
 
 今までは静止画として何枚も撮影して、
一連の運動を予測していましたが、実時間
で見ることで、分子内部運動にどのような
協同性があるかを定量的に議論できること
が明確となりました。
 
 分子生物学では今まで、分子は構造を
持った静止体(点)として認識して
きました。
 
 しかし、今回計測した分子内部運動
という新しい物性を高速高精度計測する
ことで、今後、創薬の戦略指針や分子間
相互作用の考え方が全く違ったモノに
なる可能性もあります。
 
 例えば、鍵と鍵穴のような創薬では
なく、機能発現に必須な分子運動のみを
阻害する「分子内運動阻害分子」の設計が
重要になるでしょう。
 
 そして、この新規創薬分子が非常に
機能依存であればあるほど、薬剤による
副作用効果激減への新しい戦略となる
でしょう。
---------------------------------------
 
>鍵と鍵穴のような創薬ではなく、
>機能発現に必須な分子運動のみを
>阻害する「分子内運動阻害分子」
>の設計が重要になるでしょう。
 
>そして、この新規創薬分子が非常に
>機能依存であればあるほど、
>薬剤による副作用効果激減への
>新しい戦略となるでしょう。
 
 素晴らしい。
 大いに期待したい。
 
 但し、まだまだ時間がかかると
思います。
 
 従来の創薬ですらものすごく時間が
かかっている。
 
 安全性の確認は重要ですが、患者の為
という視点を忘れないでください。
 
 患者の為と言うより認可した部署の
責任追及が大きすぎで進まない
などというようなことのないように
して欲しいものです。
 
 合理的な認可のシステムであって欲しい。
 
 全ての薬に副作用は存在します。
 難しいですが、必要以上でも、以下でも
駄目なのです。

|

« カーボンナノチューブ、狙い通りのサイズに合成 | トップページ | 免疫の司令塔に大きく関与するタンパク質の同定に成功―T細胞内のRegnase-1を制御して免疫疾患の新しい治療戦略を拓く― »

医療関連ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/210730/57508235

この記事へのトラックバック一覧です: 「世界初、タンパク質修復に新たな分子内運動を発見」:

« カーボンナノチューブ、狙い通りのサイズに合成 | トップページ | 免疫の司令塔に大きく関与するタンパク質の同定に成功―T細胞内のRegnase-1を制御して免疫疾患の新しい治療戦略を拓く― »