強度と導電性を兼ね備えた生体適合性材料の作製に成功
平成25年6月24日
東北大学
原子分子材料科学高等研究機構(AIMR)
プレスリリース
詳細は、リンクを参照して下さい。
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東北大学原子分子材料科学高等研究機構
(AIMR)のラモン・アスコン助教、
アハディアン助手、カデムホッセイニ
主任研究者、末永主任研究者らの
グループは、東北大学大学院工学研究科、
大学院環境科学研究科、物質・材料研究
機構、ハーバード大学などと共同で、
生体組織工学に必要不可欠な生体適合性
材料の強度と導電性の大幅な改良に成功
しました。
親水性ゲルとカーボンナノチューブの
ハイブリッド材料を使用し、
カーボンナノチューブを一方向に並べる
ことで実現しました(図 1)。
さらに、改良した材料を使って培養した
筋肉組織(図 2)が、従来より効率的に
収縮弛緩することを示しました。
この技術を用いて、再生医療に必要な
臓器や組織作製が期待されます。
上記の研究成果は、2013 年 6 月 25 日
(ヨーロッパ現地時間)に
Advanced Materialsオンライン版に掲載
されます。
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再生医療と言ってもまだまだ臓器の
ような生体組織を作ることは出来ません。
多くの壁が存在します。
今回の研究で、さらに再生医療が進む
よう期待したい。
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