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2013年6月30日 (日)

グリア細胞が脳傷害から神経を守るカルシウム機構の解明

2013年6月24日
東京大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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発表のポイント:
◆グリア細胞の中で起こるカルシウム
 濃度上昇がタンパク質合成のスイッチ
 となり、脳が傷害された時に神経細胞を
 保護する機能に関与していることを発見
 
◆グリア細胞における役割の知られて
 いなかった 2 つの分子が神経細胞を
 保護する機能に関わっていることを
 初めて明らかに
 
◆今後、このメカニズムを人為的に制御
 する薬物や手法を開発することで、
 脳疾患や脳損傷による神経の損傷を
 軽減する治療法となりえる。
 
 
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 脳内において神経細胞を取り囲むように
存在するグリア細胞は、その数が神経細胞
を凌ぎます。
 
 通常、グリア細胞は神経細胞の信号伝達
をサポートすると考えられています。
 しかし、てんかんや脳梗塞などの脳疾患、
あるいは脳挫傷などの外傷により脳が
ダメージを受けると、グリア細胞は
「通常型」から「病態型」へと姿を変えて
神経細胞を保護する機能を獲得します。
 
 このような変化が起こるメカニズムには
不明な点が多く残されていますが、
このたび東京大学医学系研究科細胞分子
薬理学分野の飯野正光教授らは、
そのメカニズムの一端を明らかにしました。
 
 グリア細胞内のカルシウム濃度の変化が、
通常型から病態型への変化と神経細胞を保護
する作用を獲得するために重要であること
が分かりました。
 
 本研究では、損傷した脳組織周辺の
グリア細胞において細胞内カルシウム濃度
が上昇することに着目し、グリア細胞内の
カルシウム濃度の変化とグリア細胞の
通常型から病態型への変化との関係を
調べました。
 
 その結果、カルシウム濃度の変化が、
ある種のタンパク質の合成を加速させる
ことで病態型への変化を制御していることが
わかりました。
 
 本研究は、グリア細胞内の
カルシウム濃度の変化が、脳損傷の治癒過程
に貢献することを初めて示しただけではなく、
脳疾患の新規治療法の開発につながる可能性
を秘めた重要な知見です。
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 重要な知見だと思います。
 
>①N-カドヘリンは病態型アストロサイト
>形成と神経細胞保護作用に必須である
>こと、
 
>②プミリオ2はN-カドヘリン合成を制御
>すること、
 
>③Ca2+シグナルはプミリオ2の
>遺伝子発現スイッチとして働くことが
>わかりました。
 
 ということですね。
 
>このメカニズムを人為的に制御する薬物
>や手法を開発することで、脳疾患や脳損傷
>による神経の損傷を軽減する治療法と
>なりえる。
 
 大いに期待したい。

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