(社説)プルサーマル なし崩しは許されない
2013年6月18日 朝日新聞デジタル
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
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これでは、なし崩し的に物事を
「3・11」以前に戻そうとしていると
しか思えない。
原発依存からの脱却が求められるなか、
まずやらなければならないのは、
行き詰まった核燃サイクル事業の抜本的な
見直しである。
その議論もせず、昔ながらの
プルサーマルに戻るのは本末転倒だ。
プルサーマル発電に対しては安全性を
疑問視する専門家もいる。
震災前ですら地元の同意を得るのが
難しく、稼働していたのは4基と、
目標の4分の1以下にすぎない。
プルトニウムは増えるばかりだ。
高コストという欠点もある。
MOX燃料をつくるには使用済み燃料を
そのまま処理するよりコストがかかる
うえ、再々利用がしにくい。
電力会社は核燃サイクル事業の継続に
こだわる。
旗を降ろすと、再処理のため六ケ所村に
送られている使用済み核燃料が廃棄物
となって各原発に送り返される懸念がある
からだ。
保管プールが満杯になって、多くの原発
が動かせなくなる。
それでも、これ以上の先送りは
許されない。
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先送りは許されない。
MOX燃料を作って使用したにしても
その量は微々たるもの。
プルトニウムも、核廃棄物も
依然として増え続ける。
何故、継続するのか?
理由は電力会社の自己保身のみ。
国民の為ではない。
何故先送りするのか?
理由は政治家の自己保身のみ。
国民の為ではない。
なんとも情けない状態です。
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