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2013年6月20日 (木)

ニホンウナギから人類初のビリルビンセンサー

2013年6月14日
独立行政法人理化学研究所
独立行政法人科学技術振興機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 ウナギの季節です。
 
 土用の丑の日にウナギを食べるように
なったのは江戸時代から。
 
 なんでも、博識で発明家でもあった
平賀源内が、夏場にウナギが売れなくて
困っているウナギ屋に頼まれ、窮余の一策
として出したアイデアと言われています
が…。
 
 すると元々は夏に食べるものでは
なかったんですね。
 
 昨今は、稚魚のシラスも値上がり気味。
 食通もため息の状況といったところです。
 
 ところで、2009年に、鹿児島大の
林征一教授が、ニホンウナギの筋肉に
緑色蛍光タンパク質が存在することを
報告しました。
 
 ただ、どうして光るのか、その仕組みは
解明されてはいませんでした。
 
 理研の研究チームは、
その緑色蛍光タンパク質に対応する
遺伝子を突き止め、「UnaG(ユーナジー)」
と名付けました。
 
 また、UnaGの蛍光の仕組みを調べた結果、
UnaGに低分子化合物が特異的に結合して
初めて蛍光を出すことが分かりました。
 
 さまざまな哺乳類サンプルを使って
探索試験を行ったところ、「ビリルビン」
がその低分子化合物であることが
分かりました。
 
 ビリルビンは赤血球に含まれる
ヘモグロビンの代謝産物の1つで、
この量が異常に増えると黄疸症状が表れ
ます。
 
 血清ビリルビン濃度は血液や肝臓の機能
を評価する指標であり、一般の健康診断の
項目にも含まれ、新生児黄疸を診断する
うえでも必要な測定値です。
 
 そこで、研究チームはUnaGとビリルビン
の結合を利用して、血清に含まれる
ビリルビンを簡単かつ迅速に測定ができ、
既存の測定法に比べて3桁以上も高感度で、
1桁以上高精度な定量法を開発しました。
 
 UnaGをビリルビンセンサーとして活用
した蛍光測定法です。
 
 従来の測定法はビリルビンを直接測る
ことができず、複雑な工程が必要であり、
時間がかかる上に感度が悪いなどの難点
がありました。
 
 今回研究チームが開発した方法は、
これらの問題をすべて解決しました。
 
 さらに、UnaGの凍結乾燥試料は輸送や
保管に冷凍・冷蔵の必要がなく、簡便に
ビリルビンを定量することが可能なので
発展途上国や辺地での医療に役立ちます。
 
 今後は、血清ビリルビン濃度の高精度
測定を持続的に行うことや、測定を
血液以外のサンプルに広げ、ヒト体内の
ビリルビンの動態の理解などにつなげて
いきます。
 
 
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>研究チームはUnaGとビリルビンの結合
>を利用して、血清に含まれるビリルビン
>を簡単かつ迅速に測定ができ、既存の
>測定法に比べて3桁以上も高感度で、
>1桁以上高精度な定量法を開発しました。
 
 素晴らしい。
 ウナギが絡んでくるとは意外ですね。
 
 今後の発展に期待したい。

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