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2013年5月19日 (日)

東大、軟骨細胞シートを作成して効率よく「硝子様軟骨組織」の再生に成功

2013/05/16 マイナビニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東京大学は5月14日、細胞シートを培養
するセルシードの「温度応答性細胞培養
器材」を用いて、「軟骨分化誘導能」を
持つ分子化合物「TD-198946」で処理した
軟骨細胞シートを作製し、ヒザ関節軟骨
欠損動物モデルに移植し、より効率よく
「硝子様軟骨組織」を再生させることに
成功したと発表した。
 
 成果は、東大大学院 医学系研究科
附属疾患生命工学センター 臨床医工学部門
の矢野文子特任助教、同・大学院 工学系
研究科 バイオエンジニアリング専攻/
医学系研究科兼担の鄭雄一 教授らの
共同研究チームによるもの。
 
 研究の詳細な内容は、4月24日付けで
「Biomaterials」オンライン版に
掲載された。
 
 軟骨は1度すり減ると、従来の医療技術
では元の状態に戻すことができないと
されており、これまでの治療法は対処療法
がほとんどだった。
 
 そこで現在スポットが当たっているのが、
軟骨組織の再生医療である。
 
 ただし再生医療の方法にも細かくは
いくつかあり、今回のものは
細胞シート工学である温度応答性細胞
培養器材を用いて、患者自身の軟骨細胞
を培養して作製した細胞シート
(軟骨再生シート)を変形性関節症患部に
移植し、摩耗した軟骨表面を根本的に
再生しようとする内容だ。
 
 ちなみに温度応答性細胞培養器材表面
に細胞を密集状態になるまで増殖させる
と、培養細胞を1枚のシートとして
はがすことができ、セルシードにおいて
このシート状の培養細胞が「細胞シート」
と呼ばれている。
 
 細胞シートを活用したこの治療法は
すでに臨床治験もスタートしている
ところだ。
 
 また鄭教授らは、以前に関節軟骨組織の
「軟骨基質」合成を促進し、再分化させる
作用を持つ低分子化合物TD-198946の同定を
することに成功した実績を持つことから、
今回は、細胞シート工学と軟骨分化誘導能
を持つTD-198946を組み合わることによって
軟骨細胞シートを作製し、軟骨欠損動物
モデルを用いた検討を行ったという。
 
 小動物モデルにおいては、
「マウス肋軟骨細胞」を採取し、
軟骨細胞シートができるまで培養するが、
軟骨細胞は増殖するに従って脱分化し、
軟骨の基質を失ってしまう。
 
 それを克服するために採取した軟骨細胞
を処理するのが、TD-198946だ。
 これによって軟骨基質合成を促進させ、
再分化させるという手法が採られている
のである。
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 良いですね。細胞シート工学。
 
 細胞シート工学に関連する投稿です。
2013年3月4日
 
 有望だと思います。
 
 大いに期待したい。

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