JST、熱電変換素子と燃料電池を組み合わせた排ガス発電システムの開発に成功
2013/05/09 マイナビニュース
詳細は、リンクを参照して下さい。
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科学技術振興機構(JST)は5月7日、
熱電変換素子と燃料電池を組み合わせた
熱電シナジー排ガス発電システムの開発に
成功したと発表した。
地球規模の気候変動や化石燃料の枯渇、
燃料費の高騰などの問題から、燃料消費の
改善に向けた研究が世界各所で進められて
いる。
従来の自動車やオートバイなどは、
エンジンの動力を利用した機械式発電機
によって発電し、ライトなどの電気系統に
電力を供給しているが、その電力を
エンジン以外から供給できれば、
環境負荷軽減につながることが期待される
ことから、今回、研究チームでは、従来は
排出されてしまう熱と未利用の燃料を
電気エネルギーとして回収す発電装置
として、燃料電池と熱電変換材料を
組み合わせた「熱電シナジー排ガス発電
システム」を開発したという。
同発電システムでは、排ガス中の
ガソリンなどの未利用燃料を利用して
燃料電池の発電を行うとともに、
排熱エネルギーから熱電変換素子による
発電を行い、発電量を向上させる。
複数のシナジーセルを用いて、
排ガス発電システムを試作しオートバイに
搭載し、実際の排ガスで発電性能を測定
した結果、排ガス温度500~600℃において、
システムの出力密度は1W/cm3以上を達成
できることを確認。
これは、400ccのエンジンが出す
排ガスエネルギーの2.5%を回収できたこと
を意味し、ライトなどの電気をまかなって
いる400W級の発電ユニットの性能に相当
するという。
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>400W級の発電ユニットの性能に相当
する
素晴らしい性能です。
問題はコストですね。
当然燃費も良くなると考えてよいので
その総合コストとの比較になるはず、
実用化の可能性はどの程度なんで
しょうか?
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