再燃前立腺がんの治療に向けた新たな治療標的を発見 - 東大
2013/05/08 マイナビニュース
- 東大- 東大
詳細は、リンクを参照して下さい。
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東京大学は、新規の長鎖非コードRNA分子
「CTBP1-AS」がアンドロゲンの刺激を
受けてがん遺伝子のように働くことを発見
したほか、同分子が前立腺がんの増殖、
進展に大きな役割を果たしていること、
ならびにそのエピゲノム作用を介する
分子メカニズムを解明し、
特にホルモン療法が奏功しない難治性
前立腺がんの新たな治療の標的となりうる
ことを明らかにしたと発表した。
同成果は同大医学部附属病院 老年病科
特任臨床医の高山賢一氏、同大医学部附属
病院 22世紀医療センター 抗加齢医学講座
の井上聡 特任教授、同大医学部附属病院
泌尿器科の本間之夫 博士、同大先端科学
技術研究センターの油谷浩幸 博士、
埼玉医科大学ゲノム医学研究センターの
堀江公仁子 博士、理化学研究所の林崎良英
博士、東北大学の鈴木貴 博士らによる
もの。
詳細は欧州科学雑誌「The EMBO Journal」
に掲載された。
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研究グループでは、治療抵抗性に陥った
がんにおいてはアンドロゲンの作用は増幅
されていることが知られており、
CTBP1-ASはアンドロゲンの作用に大きな
影響を持っていること、アンドロゲンの
刺激を受けてがんの増殖を担っている
という今回の結果をあわせると、この新規
のRNA分子は新たながん治療標的として有用
であることが期待できると説明するほか、
長鎖非コードRNA分子の生体内での機能
として、ホルモン依存性がんに関与する
メカニズムが示されたことは、ヒトの各種
の病気における長鎖非コードRNAの役割や
性ホルモンの基礎的な作用メカニズムを
探る学術的な意味でも重要な手掛かりに
なることが予想されると説明している。
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>ヒトの各種の病気における
>長鎖非コードRNAの役割や性ホルモンの
>基礎的な作用メカニズムを探る学術的な
>意味でも重要な手掛かりになることが
>予想される
とのことです。
>遺伝子ではない領域からタンパク質の
>情報を有さないRNA分子
>(長鎖非コードRNA)が大量に生成されて
>いることが分かってきた。
どういう意味を持っているので
しょうか?
本当に複雑ですね。
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