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2013年4月 6日 (土)

女性特有の“働かないX染色体”

2013年4月2日
サイエンスポータル編集ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 ヒトには2種類の性染色体(X、Y)がある。
 男性はXY、女性はXXの組み合わせを持つ
が、男性よりもX染色体が1本多い女性の
場合は、どちらかのX染色体の働きを休止
させなければ、生存できないという。
 
 このため女性の細胞の核では、働いて
いない方のX染色体は小さく折りたたまれて
凝縮した「バー小体」として観察される。
 
 北海道大学大学院先端生命科学研究院の
小布施力史(おぶせ・ちかし)教授や
九州大学生体防御医学研究所、
大阪大学大学院などの研究チームは、
「バー小体」の形成に関わるタンパク質を
発見した。
 
 このタンパク質の働きを操作すること
で、筋ジストロフィーやがんの病因解明や
治療法の手がかりになるかもしれない
という。
 
 「バー小体」は女性の細胞核だけに
見られる不活性のX染色体として、60年以上
も前から報告されていた。
 
 そのままでは、2本あるX染色体から
読み取られる遺伝子の量が女性の方が
男性よりも2倍多いことになり、致命的な
影響が出ることから、小さく折りたた
まれて凝縮することにより、遺伝情報を
読み取られないようにしていると
考えられるが、詳しい構造や形成の仕組み
などは分かっていなかった。
 
 研究チームは、「バー小体」を構成する
タンパク質の種類や働きを、質量分析器や
遺伝情報解析装置などを使って調べた。
 
 その結果、不活性X染色体に多く存在する
タンパク質
「HBiX1(エイチ・ビックス・ワン)」を発見
した。
 
 さらにHBiX1は、他のタンパク質
「SMCHD1」とも連携してX染色体を小さく
折りたたんでいくことが分かった。
 これらのタンパク質の働きを抑えると、
「バー小体」は形成されなかった。
 
 HBiX1 やSMCHD1 はX 染色体以外の
染色体にも存在することから、染色体上の
さまざまな領域の凝縮に関わっていること
が示唆された。
 
 これは例えば、皮膚の細胞ならば皮膚の
形質に関わる遺伝子以外は読み取られない
ようにするなど、細胞間の違いを生み出す
遺伝子の発現パターンを規定しているとも
考えられる。
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 興味深い話しですね。
 素人にはこういう話しは思いもつかない
ものです。
 
 関連リンクです。
2013/4/1
北海道大学プレスリリース
 
 エピジェネティックスそのもののような
気もしますが、
 
 今後の発展に期待したい。

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