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2013年4月 9日 (火)

脳内の神経伝達を増強する新たな分子を発見

2013年3月11日
独立行政法人
国立精神・神経医療研究センター(NCNP)
プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 独立行政法人 国立精神
・神経医療研究センター神経研究所の
神経薬理研究部部長 木村英雄らのグループ
は、脳内で硫化水素(H2S)から生成される
ポリサルファイド(H2Sn)がシナプス
による神経伝達を活性化させている仕組み
を明らかにするとともに、
ポリサルファイドが神経伝達を増強させる
新たな分子であることを発見しました。
 
 今回の研究で木村らは、脳内で硫化水素
が結合してポリサルファイド(H2Sn)
(n = 2~7)が生成され、H2Snが
アストロサイトへのカルシウムイオン流入
を誘導することで、アストロサイトが
グルタミン酸やATPといった化学物質を
シナプスに向けて放出し、神経伝達を増強
するという仕組みを明らかにしました。
 
 また、ポリサルファイドには硫化水素の
300倍以上強力なアストロサイト活性化作用
を持つことも分かり、神経伝達を増強する
に十分量のポリサルファイドが脳内に存在
することも分かりました。
 
 さらには、ポリサルファイドが
アストロサイトへの
カルシウムイオンチャネル
(TRPA1チャネル)に働きかける物質
(内在性リガンド)である可能性が
高いことも分かりました。
 
 硫化水素(H2S)には神経保護因子
としての機能があり、パーキンソン病など
の神経変性疾患治療に応用しようという
試みが国外で進んでいます。
 
 パーキンソン病の治療薬として
使用されるL-DOPA(レボドパ)は神経伝達
効率を改善します。
 
 この疾患で起こる神経細胞死を阻止する
ことはできず、根本から治療するものとは
言えません。
 
 
 一方、硫化水素(H2S)には以下の効果
が期待されます。
①ドーパミンを分解する
 モノアミンオキシダーゼ(MAO)を阻害し、
 ドーパミンのシナプス滞留時間を
 延ばすことで神経伝達を増強する。
 
②神経細胞に障害を与えるミクログリア
 からのインターロイキン6、TNFαやNOの
 放出を抑制し、障害を阻止する。
 
③細胞内の主要な抗酸化剤である
 グルタチオンを増やす。
 
④H2Sから生成されるポリサルファイド
 (H2Sn)によってシナプス伝達を制御
 するアストロサイトが活性化され、
 伝達効率のさらなる改善が期待される。
 
 これらのことから、今回の発見により
 パーキンソン病の根本治療への道筋の
 一つが示されたことになります。
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 素晴らしい。
 
>これらのことから、今回の発見により
>パーキンソン病の根本治療への道筋の
>一つが示されたことになります。
 
 とのことです。
 大いに期待したい。

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