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2013年4月27日 (土)

免疫の司令塔、樹状細胞の源となる細胞を発見

平成25年4月26日
東京医科歯科大学
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
○樹状細胞は、通常は免疫細胞が自分の
 細胞を攻撃しないように抑制しており、
 病原体が侵入してくると免疫細胞を
 活性化して病原体を駆逐します。
 オーケストラを操る指揮者のような
 細胞です。
 
○私たちの研究グループは今回新たに、
 樹状細胞だけを生み出す源の細胞を
 発見しました。
 
○この細胞1個は500-1,000個の
 樹状細胞を生み出すことから、この細胞
 を用いたワクチン開発や自己免疫病治療
 への応用が期待できます。
 
 
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 JST 課題達成型基礎研究の一環
として、東京医科歯科大学 難治疾患研究所
の樗木(オオテキ) 俊聡 教授らは、
免疫システムの司令塔である樹状細胞
(DC)注1)だけを生み出す源の細胞を
新たに発見しました。
 
 DCは、従来型DC注2)と
形質細胞様DC注3)に大別され、
どちらのDCも免疫細胞の調節に大切
ですが、とりわけ形質細胞様DCは
ウイルス感染やある種の自己免疫病で
大量のI型インターフェロン注4)を産生
することを特徴とし、ウイルス感染や
自己免疫病に対する医療応用の観点から
非常に重要です。
 
 DCだけでなく他の免疫細胞も
生み出すDC前駆細胞の存在は知られて
いましたが、DCのみを生み出す前駆細胞
は本研究グループが、スイスの
研究グループと共同で、初めて2007年
に発見しました。
 
 しかし、この前駆細胞から作られる
DCの大多数が従来型DCであったため、
形質細胞様DCを作り出す能力に優れた
「形質細胞様DC多産型」前駆細胞の存在
が予測され、その同定が待望されて
いました。
 
 本研究グループは、今回新たに、
形質細胞様DCを作り出す能力に優れた、
「形質細胞様DC多産型」前駆細胞を発見
しました。
 
 そして、以前報告した
「従来型DC多産性」前駆細胞と
今回発見した「形質細胞様DC多産性」
前駆細胞をまとめて、
「共通DC前駆細胞」と定義しました。
 
 本研究成果は、血球分化経路図に新たに
DC分化経路図を追加する、
免疫学・血液学分野において重要な発見
です。
 
 今後、DCだけを生み出す
「共通DC前駆細胞」を用いた、
感染症・がん・自己免疫病に対する新たな
予防法・治療法の開発が進むものと期待
されます。
 
 本研究は、JSTの戦略的創造研究推進
事業(CREST)の一環として行われ
ました。
 
 本研究成果は、2013年4月25日
12時(米国東部夏時間)に米国科学誌
「Immunity」の
オンライン速報版で公開されます。
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>「共通DC前駆細胞」を用いた、
>感染症・がん・自己免疫病に対する
>新たな予防法・治療法の開発が進む
>ものと期待されます。
 
 期待したいですね。

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