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2013年4月29日 (月)

高性能で再利用可能な「ナノチューブ触媒を開発」

平成25年4月22日
科学技術振興機構(JST)
公益財団法人 微生物化学研究会
微生物化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
○日本で生まれた2つの技術
 「次世代型不斉触媒」と
 「カーボンナノチューブ」を融合。
 
○カーボンナノチューブに触媒を
 封じ込めることで、再利用と
 高触媒活性を実現。
 
○迅速で安価な医薬品合成への応用が
 期待される。
 
 
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 JST課題達成型基礎研究の一環として、
微生物化学研究所の柴崎 正勝らは、
カーボンナノチューブを利用した
再利用可能な高機能性不斉触媒注1)を
開発しました。
 
 医薬品の迅速合成を可能にする不斉触媒
は、溶液状態で機能を発揮するものが多く、
再利用性に乏しいのが現状でした。
 
 触媒を不溶化(固定化)して簡便な
ろ過分離操作で再利用を可能にする
不斉触媒の開発が行われてきましたが、
不溶化に数工程の反応が必要でさらには
不溶化の段階で触媒の機能低下を招くこと
が多く、再利用性と高触媒機能性を
併せ持つ、調製容易な不斉触媒の開発が
望まれていました。
 
 研究グループは、自然に秩序ある構造に
組み上がる「自己組織化注2)」という
特性を持った不斉触媒を利用し、
カーボンナノチューブの網目構造中で
自己組織化を行うことで、不斉触媒の
再利用性と高機能性を同時に実現しました。
 
 つまり、ナノチューブがある溶液に
触媒原料を混ぜるだけで、触媒が狭い
網目構造中で組織化することで封じ込め
られ、ろ過分離による簡便な触媒再利用を
可能としました。
 
 また、網目中での組織化により触媒が
微粒子化して分散されており、触媒機能の
向上も実現しました。
 
 今回用いた触媒の原型は、研究グループ
が2011年に達成した抗インフルエンザ薬
リレンザの純化学合成に利用したもので、
多くの医薬品の迅速合成に応用できるもの
です。
 
 再利用性と高機能性により実用性が
大幅に向上した今回の触媒を用いて、
すでに高脂血症治療候補薬
アナセトラピブの合成に成功しており、
今後ますます多くの医薬品合成への応用が
期待されます。
 
 本研究成果は、ドイツ科学誌
「Angewandte Chemie
 International
 Edition(応用化学誌国際版)」
のオンライン速報版で近日中に
公開されます。
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>今回の触媒を用いて、すでに
>高脂血症治療候補薬アナセトラピブの
>合成に成功しており、今後ますます
>多くの医薬品合成への応用が期待
>されます。
 とのことで、
 画期的な成果のようです。
 
 今後の展開に期待したい。

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