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2013年4月の投稿

2013年4月30日 (火)

アルツハイマー病関連ペプチドを自在に操って, 多彩な機能をもつナノワイヤーの作製に初めて成功

2013/4/23 北海道大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 北海道大学大学院理学研究院化学部門の
坂口和靖教授の研究グループは,
独立行政法人物質・材料研究機構の
魚崎浩平フェローおよびカリフォルニア大学
サンタバーバラ校 Michael T. Bowers 教授
のグループと共同して,アルツハイマー病の
原因分子と考えられているアミロイドペプチド
2)が,水溶液中で自発的に集合
(自己組織化 3))してナノワイヤー構造を
形成する性質に着目し,この分子的性質を
制御することで効率的に多彩な
機能化ナノワイヤーを作製する新規手法の
開発に初めて成功しました。
 
 アミノ酸 3個のユニットを
アミロイドペプチドに付加的に導入した
新規ペプチドをデザインしSCAPと名付け
ました。
 
 ユニットの異なる複数のSCAPペプチドを
混合して用いることで,その自己組織化の
性質が分子レベルで高く制御されることを
見出しました。
 
 この新規制御法により,過去最大の
アスペクト比を有する分子ナノワイヤーを
形成させ,さらにそれを金属・半導体・
生体分子などの様々な機能分子で修飾する
ことにより,極めて優れた
機能化ナノワイヤーを作製することに成功
しました。
 
 分子の自己組織化制御および機能化は,
次世代ナノテクノロジー開発において
注目を浴びています。
 
 今後,本手法により多岐にわたる
自己組織化能を持つ機能化ナノ材料が提供
され,新規ナノデバイス開発に大きく貢献
するものと期待されます。
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 逆転の発想ですね。
 
>今後,本手法により多岐にわたる
>自己組織化能を持つ機能化ナノ材料
>が提供され,新規ナノデバイス開発に
>大きく貢献するものと期待されます。
 
 期待しましょう。

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海洋温度差発電、久米島で始動 クリーンで無尽蔵な再生エネ

2013/4/29 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 海洋温度差発電の世界唯一の実用実証
プラントが沖縄本島の西約100キロの
久米島で動き出した。
 
 島の東海岸にある沖縄県海洋深層水研究所
に出力50キロワットの発電プラントが完成、
4月半ばから実験を始めた。
 
 エビの養殖や野菜の栽培などに海洋深層水
を活用している研究所の電源に使うほか、
島全体の電力系統にもつなげる。
 
 1月下旬から久米島の民宿に泊まり込み
準備を進めた岡村氏は「今は発電タービン
をチェック中だが、熱交換は順調。
 6月には24時間連続運転に入る予定」
という。
 深層水の量が変化した時の熱交換器や
タービンの負荷など、2年で様々なデータ
をとる。
 
 海洋温度差発電は600~1000メートル程度
の深海の冷たい深層水と表層の暖かい海水
の温度差を利用して発電する。
 沸点の低い熱媒体を表層水で気化させ、
タービンで発電、冷たい深層水で液体に
戻す。
 
 そこでまず久米島では
「マルチステージ・ランキンサイクル」と
呼ぶ深層水を2回使う方式を採用した。
 熱交換器の数は増えるが、発電効率は
高まる。
 なにより少ない深層水で発電できる。
 
 さらに検討しているのが、何度も温度差
を活用するカスケード利用だ。
 
 現在発電で使った深層水は捨てている。
 しかし温度差発電ではセ氏8.5度の
深層水が11.5度、つまり3度上がるだけで、
まだまだ冷たい。
 その冷たい深層水を農業などで再利用
しようという考えだ。
 久米島町がまず新しい植物工場で使おう
と計画している。
 
 久米島ではこの実験がうまくいけば
出力1メガワット級の海洋温度差発電所を
建設したい考えだ。
 新たな取水パイプの敷設が必要で
それに100億円、発電プラントの建設に
約30億円かかるとみている。
 設備費に50%補助されれば、発電単価は
20円を切ると試算している。
 
 町は「次に進むために何としても
この実験は成功してほしい」
(中村幸雄プロジェクト推進室長)と
期待は大きい。
 
 というのも将来は10メガワットの
プラントを建設して「深層水発電を
ベース電源に、他の再生可能エネルギーを
組み合わせて、エネルギーも食料も
完全自給する」という「久米島モデル」の
構想を描いているからだ。
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 素晴らしい。沖縄頑張ってますね。
 
>エネルギーも食料も完全自給する
>「久米島モデル」
 
 しかも再生可能エネルギーを積極利用。
 
 沖縄は平均気温が高いので海洋温度差発電
に向いていると思う。
 
 是非政府は積極的に補助してほしい。
 沖縄には負担をかけているのだから、

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2013年4月29日 (月)

高性能で再利用可能な「ナノチューブ触媒を開発」

平成25年4月22日
科学技術振興機構(JST)
公益財団法人 微生物化学研究会
微生物化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
○日本で生まれた2つの技術
 「次世代型不斉触媒」と
 「カーボンナノチューブ」を融合。
 
○カーボンナノチューブに触媒を
 封じ込めることで、再利用と
 高触媒活性を実現。
 
○迅速で安価な医薬品合成への応用が
 期待される。
 
 
-------
 JST課題達成型基礎研究の一環として、
微生物化学研究所の柴崎 正勝らは、
カーボンナノチューブを利用した
再利用可能な高機能性不斉触媒注1)を
開発しました。
 
 医薬品の迅速合成を可能にする不斉触媒
は、溶液状態で機能を発揮するものが多く、
再利用性に乏しいのが現状でした。
 
 触媒を不溶化(固定化)して簡便な
ろ過分離操作で再利用を可能にする
不斉触媒の開発が行われてきましたが、
不溶化に数工程の反応が必要でさらには
不溶化の段階で触媒の機能低下を招くこと
が多く、再利用性と高触媒機能性を
併せ持つ、調製容易な不斉触媒の開発が
望まれていました。
 
 研究グループは、自然に秩序ある構造に
組み上がる「自己組織化注2)」という
特性を持った不斉触媒を利用し、
カーボンナノチューブの網目構造中で
自己組織化を行うことで、不斉触媒の
再利用性と高機能性を同時に実現しました。
 
 つまり、ナノチューブがある溶液に
触媒原料を混ぜるだけで、触媒が狭い
網目構造中で組織化することで封じ込め
られ、ろ過分離による簡便な触媒再利用を
可能としました。
 
 また、網目中での組織化により触媒が
微粒子化して分散されており、触媒機能の
向上も実現しました。
 
 今回用いた触媒の原型は、研究グループ
が2011年に達成した抗インフルエンザ薬
リレンザの純化学合成に利用したもので、
多くの医薬品の迅速合成に応用できるもの
です。
 
 再利用性と高機能性により実用性が
大幅に向上した今回の触媒を用いて、
すでに高脂血症治療候補薬
アナセトラピブの合成に成功しており、
今後ますます多くの医薬品合成への応用が
期待されます。
 
 本研究成果は、ドイツ科学誌
「Angewandte Chemie
 International
 Edition(応用化学誌国際版)」
のオンライン速報版で近日中に
公開されます。
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>今回の触媒を用いて、すでに
>高脂血症治療候補薬アナセトラピブの
>合成に成功しており、今後ますます
>多くの医薬品合成への応用が期待
>されます。
 とのことで、
 画期的な成果のようです。
 
 今後の展開に期待したい。

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動物の体作りに重要なレチノイン酸の可視化に成功

平成25年4月8日
独立行政法人 理化学研究所
独立行政法人 科学技術振興機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 理化学研究所は、ゼブラフィッシュの
胚を用いて、ビタミンA誘導体である
レチノイン酸を可視化する技術を開発し、
その濃度勾配が動物の体を形作るのに重要
な役割を担うことを明らかにしました。
 
 これは、理研脳科学総合研究センター
細胞機能探索技術開発チームの宮脇 敦史
チームリーダー、下薗 哲 研究員らによる
研究チームの成果です。
 
 私たちが摂取するビタミンAは、体内で
レチノイン酸という活性分子になって働き
ます。
 
 レチノイン酸は脊椎動物が発生する過程
で細胞の運命を決定づけるモルフォゲン
注1)分子として注目されてきました。
 
 しかし、レチノイン酸はタンパク質では
ないので、蛍光タンパク質などで標識
できません。
 
 そのため、胚の中でどういう濃度分布を
示して位置情報を与え体作りに関わるのか、
不明のままでした。
 
 研究チームは、レチノイン酸と結合する
タンパク質(レチノイン酸受容体)のうち、
レチノイン酸が結合する部分だけを
取り出し、これに蛍光タンパク質を連結
した蛍光プローブ「GEPRA(ゲプラ)」
を開発、ゼブラフィッシュの胚の前後軸
(頭尾軸)に沿ったレチノイン酸濃度を
可視化することに成功しました。
 
 レチノイン酸は合成部位(胚の真ん中)
と分解部位(胚の両端)に挟まれた領域で
ほぼ直線的に分布しており、
シミュレーションにより、レチノイン酸が
胚の中で素早く拡散することが示唆
されました。
 
 興味深いことに、こうした直線的な
濃度勾配は、外から過剰のレチノイン酸を
投与しても、あまり影響を受けないことが
分かりました。
 
 現在研究チームは、GEPRAをマウス
などに適用し、哺乳類動物の体作りにおける
レチノイン酸の役割の研究に着手して
います。
 
 例えば、妊婦のビタミンA過剰摂取が
胎児催奇形を引き起こす可能性が指摘されて
いますが、GEPRAはそのメカニズムの
定量的な解析に貢献すると考えられます。
 
 さらに、レチノイン酸は私たちの体の中
でリンパ球のホーミング現象注2)や
神経シナプスの可塑性注3)に関与して
おり、これら組織・器官でのレチノイン酸
動態を解析できると期待されます。
 
 また、ヒトの皮膚病やがんの治療に
ビタミンAが用いられることがありますが、
組織におけるレチノイン酸の濃度勾配が
分かれば薬の投与方法に関する指針が
得られるはずです。
 
 レチノイン酸は分化誘導試薬としても
知られているので、iPS細胞技術を中心
とする再生医療の分野にもGEPRAは
適用可能です。
 
 培養細胞集団から3次元的な組織を
作り上げる過程で、レチノイン酸の
濃度勾配を実測し制御する重要性が明らか
になると、GEPRAの活躍する分野が
さらに拡大すると期待できます。
 
 本研究は、JST戦略的創造研究推進
事業 ERATO型研究「宮脇生命時空間
情報プロジェクト」の一環として行われ、
英国の科学雑誌
『Nature』オンライン版
(4月7日付け:日本時間4月8日)に
掲載されます。
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>レチノイン酸濃度をモニターする
>蛍光指示薬「GEPRA」を開発
 だそうです。
 
 可視化に成功したことは素晴らしい
ですね。
 
 ただ、こういう研究などを見ていると
盲目の人が象のいろいろな所に触れて
「象とはこんなものだ」と言っている
場面を思い出します。
 
 ほとんどわかっていない。
 
 現状はこんなものなんですね。
 
 頑張ってください。
 一歩一歩前進するしかありません。
 
 この研究が今後の医学の発展に
大きく寄与出来ると良いですね。

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2013年4月28日 (日)

予定6657万、落札271万…甘い規制庁事業

2013年4月24日 読売新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 原子力規制庁が2月に予定価格を
6657万円に設定して一般競争入札を
行った研究委託事業で、公益財団法人が
271万円で落札していたことが
わかった。
 
 別の独立行政法人は6570万円で応札
していたが、同庁は公益法人の事業計画を
検討した結果、問題はないとして契約を
結んだ。
 
 余った予算は国庫に返納する。
 
 予算消化を焦った規制庁の見積もりの
甘さが見え隠れしている。
 
 入札が行われたのは、規制庁が発注
した「原子力発電施設等安全調査研究
委託費事業」。
 
 東京電力福島第一原発事故の廃炉作業
で使う放射線測定機器などを開発する
ため、必要な技術の調査研究を行い、
報告書を規制庁に提出するというもの
だった。
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 全くいい加減ですね。
 こんな事で良いんですか?
 
 応札価格が6570万円と271万円と
いうのは理解できない。
 あまりに違い過ぎる。
 
>放射線測定機器などを開発するため、
>必要な技術の調査研究
 ってどんな調査が必要なんですか?
 
 放射線を測定する技術などは存在する
のではないのでしょうか?
 
 放射線の測定すらできないような技術
レベルで原発を稼働させている?
 ということでしょうか
 
 既存の技術の調査ではないので
しょうか?
 
>予定価格が6657万円
 
 どんな根拠でこんなにかかると
見積もったのでしょうか?

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実世界の物に対してタッチ操作可能な次世代ユーザーインターフェース

15 APRIL 2013 diginfo.tv
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
動画です。
 
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 富士通研究所は、紙や本など実世界に
あるものを指で直接選択するだけでデータ
のやり取りを可能にするシステムを開発
しました。
 
 この技術を用いることで、書類を指で
なぞって必要な箇所を電子データとして
取り込むことができます。
 
 操作対象となる実世界の物体の形状を
計測し、カメラとプロジェクターと実世界
の3つの座標系を自動で調整する技術
により、テーブルや紙など平坦な面だけ
でなく、厚みのある本などの歪んだ面で
あってもタッチと表示を正確に合わせる
ことが可能です。
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 見て貰うのが一番です。
 
 思っていたより素晴らしい技術だと
思います。
 
 実際の製品として広がるかどうか
今後を見守りたい。

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二酸化炭素を抑制、新型焼却炉…東京・日野の下水施設

2013年4月27日 読売新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東京都は4月から、日野市石田の
浅川水再生センター内で、下水処理の際に
発生する汚泥の焼却処理施設として、
ターボ型流動焼却炉を稼働させた。
 
 燃焼に必要な空気を焼却炉に送り込む
羽根車付きタービンの動力に、焼却炉自体
からの排ガスを使う。
 
 都によると世界でも珍しい方式で、
二酸化炭素など温室効果ガスの大幅な削減
ができるという。
 26日、完成式典が行われた。
 
 
排ガス、タービンの動力に活用
 都下水道局によると、同焼却炉の稼働
で、これまで焼却炉内への送風のために
必要だった年間200万キロ・ワット時の
電力量が、今後、110万キロ・ワット時
に減少できるという。
 
 また、焼却炉を小型化して炉内の圧力を
約2・3倍に高めることで、870度の
高温を維持し、効率的な焼却が可能と
なったため、二酸化炭素の排出量も、
年間4150トンから2300トンに削減
できることになった。
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 良いですね。
 
>同焼却炉の稼働で、これまで焼却炉内
>への送風のために必要だった
>年間200万キロ・ワット時の
>電力量が、
>今後、110万キロ・ワット時
>に減少できるという。
 ずいぶん省電力化できる。
 
>また、焼却炉を小型化して炉内の圧力を
>約2・3倍に高めることで、870度の
>高温を維持し、効率的な焼却が可能と
>なったため、二酸化炭素の排出量も、
>年間4150トンから2300トンに
>削減できることになった。
 素晴らしい。
 
 自治体も、政府も補助金を出して
積極的に支援して、老朽化が進む
焼却炉はこういう施設に変えて行って
貰いたい。
 
 省電力も、CO2削減も必須のはず。

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2013年4月27日 (土)

東北大など、多能性幹細胞を生殖細胞に変化させるスイッチの1つを発見

2013/04/24 マイナビニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東北大学は4月23日、理化学研究所
(理研)、慶應義塾大学(慶応大)、
埼玉医科大学との共同研究により、
転写制御因子「Max」の発現を人為的に
抑制することにより、「多能性幹細胞」の
1種であるES細胞が短時間で生殖細胞に
特異的な遺伝子群を発現する細胞に変化
することを発見し、同時にMaxの機能低下
が多能性幹細胞を生殖細胞に変化させる
スイッチの1つとして働いていることを
明らかにしたと発表した。
 
 成果は、東北大 加齢医学研究所医用細胞
資源センターの松居靖久センター長(教授)
らの研究チームによるもの。
 
 研究の詳細な内容は、4月23日付けで
英国科学誌「Nature Communications」
電子版に掲載された。
 
  ほ乳類の生殖細胞は、ヒトも含めて、
胚発生の初期段階の決まった時期に
多能性幹細胞から分化し、その後、
オスの場合は精子に、メスの場合は卵子に
成熟していく。
 
 多能性幹細胞とは、受精卵のように、
多くの細胞に分化できる能力を持った、
ほ乳類の着床前の胚に存在する細胞の
ことだ。
 
 正確には受精卵はすべての細胞に
なれる「万能細胞」で、ES細胞やiPS細胞
(人工多能性幹細胞)なども含め
た多能性幹細胞は、ほぼすべての細胞に
分化できるが、胎盤などごく一部の細胞
にはなれない。
 
 研究チームは、今回、Maxの発現を抑制
することでES細胞が短時間で生殖細胞に
特異的な遺伝子群を発現する細胞に変化
することを発見し、その結果から、Maxの
機能低下が多能性幹細胞を生殖細胞に変化
させるスイッチの1つとして働いていると
推測した。
 
 なお、Maxのような転写制御因子とは
タンパク質の1種で、設計図である遺伝子
からタンパク質が作られる際に、その途中
の段階で遺伝子からメッセンジャーRNAへの
転写が行われるが、その転写のスイッチを
オン・オフする機能を持つ。
 
 研究チームは、今回の成果は
多能性幹細胞から直接的に生殖細胞を誘導
する新たな技術につながり、将来的には
産業動物の育種や絶滅危惧種の保全や増殖
といった、さまざまな応用が期待できる
とした。
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 多能性幹細胞と生殖細胞は違う。
 
 何故こんな複雑な仕組みになっている
のかな?
 
 命は複雑ですね。

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免疫の司令塔、樹状細胞の源となる細胞を発見

平成25年4月26日
東京医科歯科大学
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
○樹状細胞は、通常は免疫細胞が自分の
 細胞を攻撃しないように抑制しており、
 病原体が侵入してくると免疫細胞を
 活性化して病原体を駆逐します。
 オーケストラを操る指揮者のような
 細胞です。
 
○私たちの研究グループは今回新たに、
 樹状細胞だけを生み出す源の細胞を
 発見しました。
 
○この細胞1個は500-1,000個の
 樹状細胞を生み出すことから、この細胞
 を用いたワクチン開発や自己免疫病治療
 への応用が期待できます。
 
 
-------
 JST 課題達成型基礎研究の一環
として、東京医科歯科大学 難治疾患研究所
の樗木(オオテキ) 俊聡 教授らは、
免疫システムの司令塔である樹状細胞
(DC)注1)だけを生み出す源の細胞を
新たに発見しました。
 
 DCは、従来型DC注2)と
形質細胞様DC注3)に大別され、
どちらのDCも免疫細胞の調節に大切
ですが、とりわけ形質細胞様DCは
ウイルス感染やある種の自己免疫病で
大量のI型インターフェロン注4)を産生
することを特徴とし、ウイルス感染や
自己免疫病に対する医療応用の観点から
非常に重要です。
 
 DCだけでなく他の免疫細胞も
生み出すDC前駆細胞の存在は知られて
いましたが、DCのみを生み出す前駆細胞
は本研究グループが、スイスの
研究グループと共同で、初めて2007年
に発見しました。
 
 しかし、この前駆細胞から作られる
DCの大多数が従来型DCであったため、
形質細胞様DCを作り出す能力に優れた
「形質細胞様DC多産型」前駆細胞の存在
が予測され、その同定が待望されて
いました。
 
 本研究グループは、今回新たに、
形質細胞様DCを作り出す能力に優れた、
「形質細胞様DC多産型」前駆細胞を発見
しました。
 
 そして、以前報告した
「従来型DC多産性」前駆細胞と
今回発見した「形質細胞様DC多産性」
前駆細胞をまとめて、
「共通DC前駆細胞」と定義しました。
 
 本研究成果は、血球分化経路図に新たに
DC分化経路図を追加する、
免疫学・血液学分野において重要な発見
です。
 
 今後、DCだけを生み出す
「共通DC前駆細胞」を用いた、
感染症・がん・自己免疫病に対する新たな
予防法・治療法の開発が進むものと期待
されます。
 
 本研究は、JSTの戦略的創造研究推進
事業(CREST)の一環として行われ
ました。
 
 本研究成果は、2013年4月25日
12時(米国東部夏時間)に米国科学誌
「Immunity」の
オンライン速報版で公開されます。
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>「共通DC前駆細胞」を用いた、
>感染症・がん・自己免疫病に対する
>新たな予防法・治療法の開発が進む
>ものと期待されます。
 
 期待したいですね。

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2013年4月26日 (金)

シリーズ放射能除染 走る除染プラント福島を行く

2013年3月6日 Science Channel
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
動画です。
 
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 水を使った除染作業の際に生ずる
放射性物質を含む汚染水の処理が福島の
除染現場で課題となっており、この問題を
解決する為の様々な研究開発が進められて
います。
 
 その中で、車で行けるところならどこに
でも出かけて行き、しかも汚染水を
1Lあたり10ベクレル以下の水準にまで
効率よく除染できる車載式除染プラントが
登場しました。
 
 どのような技術を用いているのか、
福島県南相馬市で取材しました。
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 良さそうな気もしますが、いつまで
試験をしているつもりなのでしょうか?
 
 肝心な除染がさっぱり進まない。
 
 そもそもの工程表はいったい
どうなっていたのかな?
 
 除染ってそんなにのんびりしていて
良いのかな? もう2年ですよ。
 
 この前、近くの公園に行ってきたの
ですが、除染済みのはずなのに、植木の
ある場所の地面上に測定器を置いて測る
と1μシーベルト位でした。
 
かえって、元芝生だったところの方が
もっと低い値です。
0.2μシーベルト程度。
 
 お昼を食べた東屋のテーブルの上で
0.3μシーベルト程度。
 
 子供が安心して遊べる公園の値は
どの位を目指しているのかな?
 
 地面の直上とは言え1μシーベルト
を超えると心配になる。
 
 子供は遊ばせられないのでは?
 子供は何処へでも行く。

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IAEA の見解、福島第 1 原発を廃炉にするのに 40 年じゃ足りない

2013年04月25日 slashdot
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 福島第 1 原子力発電所の廃炉作業の
調査を行った国連原子力機関 (IAEA) の
Juan Carlos Lentijo 氏が月曜日、
廃炉期間について見解を述べた
(The Japan Times の記事、
本家 /. 記事より) 。
 
 日本政府及び東電は 30~40 年という
見通しを立てているが、Lentijo 氏に
よれば「あのような複雑な施設を廃炉に
するのに30~40年以下という期間を確約
するのは限りなく不可能に近い」とのこと。
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 IAEAの根拠も東電の根拠も、あいまい。
 
 ただ、今までの進捗を見ていると確かに
30~40年以下というのは信じがたい気が
します。
 
 未経験の事である上、想定外なことが
起こる。おまけにお粗末な対処法。
 
 汚染水が増え続けるようなやり方は
理解出来ない。
 
 もっとましな方法があるはず。

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2013年4月25日 (木)

iPSで筋ジストロフィー病態一部再現

2013年4月25日 NHK NEWSweb
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
動画あり。
 
 既に皆さん、ご存知かと思いますので
紹介のみ。
 
>「病態の一部を世界で初めて再現できた」
 とのこと
 
 これでさらに先へ。
 期待したい。

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手や足の「運動」をストップさせる大脳基底核の神経経路の働きを証明 ―ハンチントン病のモデルマウス、パーキンソン病の病態解明にも期待―

2013.04.24
NIPS 生理学研究所プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 研究チームは、大脳基底核の
線条体-淡蒼球投射経路だけをなくすことが
できる遺伝子改変マウスを用いてその働き
を調べました。
 
 これまでの定説では、
線条体-淡蒼球投射経路をなくすと、運動と
関係のない自発的な大脳基底核からの
出力信号(黒質網様部の活動)が減ると
されていました。
 
 今回の実験結果はこれまでの定説とは
異なり、この経路を無くしただけでは
自発的な出力信号の変化は生じません
でした。
 
 一方、大脳皮質を刺激して運動の指令を
出したところ、正常であれば大脳基底核の
出力信号に三相性(興奮―抑制―興奮)の
反応が見られるところが、三相目の遅い
興奮が見られなくなりました。
 
 これまでの研究から、
線条体-淡蒼球投射経路が働かなくなると、
手や足の「運動」を止めることができなく
なることが知られていました。
 
 今回の研究成果から、
線条体-淡蒼球投射経路は大脳基底核
出力信号の三相目の遅い興奮をもたらして
手や足の「運動」をストップさせる役割を
果たしており、この経路が働かなくなると
手や足の「運動」を止めることができなく
なると考えられました。
 
 南部教授は、「難治性神経疾患である
ハンチントン病の初期には、
この線条体-淡蒼球投射経路が侵されるこ
とから、今回のマウスは初期の
ハンチントン病のモデル動物と考えること
ができます。
 
 ハンチントン病の病態生理の解明や
治療法の開発に貢献できるでしょう。
 
 また、大脳基底核はパーキンソン病とも
深く関わる領域です。
 
 パーキンソン病の場合、本実験で明らか
にした「運動」をストップさせる機能が
逆に亢進し、動きづらくなってしまって
いると考えられています。
 
 今回、線条体-淡蒼球投射経路が運動の
ストップ機能を担っていることが明らかに
なったので、この経路を働かなくすること
ができれば、パーキンソン病の治療法や
病態生理の解明にもつながるものと
期待できます」と話しています。 
---------------------------------------
 
 いろいろあります。
 
 遺伝子改変技術進歩しましたね。
 おかげでいろいろ研究が進んできました。
 
>今回のマウスは初期のハンチントン病の
>モデル動物と考えることができます。
 とのこと
 
 今後に期待しましょう。

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光に応答してエネルギーが増加する哺乳類培養細胞を作製することに成功

2013/04/17
早稲田大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 理工学術院先進理工学研究科、
生命医科学専攻 生物物性科学研究室の
澤村直哉准教授と朝日透教授は、同研究室
大学院博士課程学生の和田丈慶氏、
同研究科応用化学専攻の木野邦器教授、
神戸大学の原清敬准教授とともに、
古細菌由来のプロトンポンプの機能を持つ
タンパク質を哺乳類培養細胞の
ミトコンドリアで特異的に発現させること
により、光に応答してプロトン駆動力
(あらゆる生物のエネルギー源)が増加
する細胞を作製することに成功しました。
 
 これは、植物で見られる光合成の一部を
哺乳類培養細胞で再現した画期的な成果と
言い換えることができます。
 
 将来、再生医療技術との融合により
パーキンソン病などの治療にも役立つ
可能性も秘めています。
 
 この研究は本学先端科学・健康医療融合
研究機構において実施された神戸大学との
共同研究であり、早稲田大学が展開して
いる文部科学省「リーディング理工学博士
プログラム/エナジー・ネクストリーダー
の養成」の教育研究の成果です。
 
 4月9日付のネイチャーパブリッシング
グループのオンライン科学雑誌
「Scientific Reports」に掲載されました。
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>植物で見られる光合成の一部を
>哺乳類培養細胞で再現した画期的な
>成果と言い換えることができます。
 とのことです。
 
 さらに
>作製した細胞に光を照射すると
>パーキンソン病モデルにおける
>神経細胞死が抑制されたことから、
>ミトコンドリアの異常がその病態に
>関わっているとされている
>パーキンソン病の研究や治療に
>このシステムが有効である可能性も
>秘めています。
 と言っています。
 
 期待できそうですね。

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2013年4月24日 (水)

痛みの「痕跡」を初めて脳MRIで検知

2013年4月23日 健康美容EXPOニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 身体的な痛みが脳に明確な「痕跡」を
残し、特殊なMRIでそれを検出できることが
初めて示された。
 
 この知見が、重度の慢性頭痛や線維筋痛症
などの複雑な疾患の解明につながることが
期待される。
 
 健康な被験者に対して痛みを感じる程度
の熱に曝露したところ、機能的MRI
(fMRI、脳の血流の変化を示す画像診断)
で検知できる信頼性のある脳活動パターン
が生じた。
 
 いわゆる「神経学的痕跡」により、
被験者の主観的な痛みの程度を90%の精度で
予測することができたという。
 
 「New England Journal of Medicine」
4月11日号に掲載されたこの知見は、痛みを
客観的に評価する方法を示唆するものだと、
専門家らは述べている。
 
 痛みについては、現在、10段階尺度など
を用いて患者が主観的に評価している。
---------------------------------------
 
 この知見は素晴らしいものだと
思います。
 
 今まで痛みはずっと患者自身の申告に
よる主観評価だった。
 
 医師によっては気のせいでは?
などと言う人さえいる。
 
 痛みを客観的にとらえられたことは
患者にとっても、医師にとっても
重要なことだと思う。
 
 真剣に取り組んで貰いたいテーマです。

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塩分摂取量と心臓病・高血圧は、実はあまり因果関係がないらしい

2013.04.23 lifehacker
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 「塩」は人間にとって欠かせないもの
でありながら、心臓発作や心疾患を抱える
人にとって、ここ数十年、敵であるかの
ように言われてきました。
 
 しかし、
米科学誌「Scientific American」では、
塩分摂取量の多さと心疾患の因果関係は
あまりないと言っています。
 
 「the American Journal of Hypertension
(アメリカの高血圧ジャーナル)」に
載っていた、メタ分析も含む6250人の被験者
を含む7つの研究によると、塩分摂取量を
減らすことで、長期的に見て心疾患に良い
影響があったり悪影響があったりすること
は、ほとんどないことがわかりました。
 
 Melinda Wenner Moyerさんは「塩分は
健康によくないという結果が出た研究が
そう言っているだけで、他の研究では
そのようなことは言っていません」。
 
 この記事では、減塩・低塩の食事には、
血圧が上がる副作用がありうる
かもしれないと言っています。
 
 塩分の摂取量にしろ、他のあらゆる
健康問題や食生活にしろ、「ほどほどに」
という節度が一番のカギでは
ないでしょうか。
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 何を信じたら良いのかわからなく
なりますよね。
 
 医師が何かを言う場合、その根拠を
明確にして貰いたいものです。
 
 まあ何事も「ほどほどに」というのが
正解のようです。

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2013年4月23日 (火)

貧血治療にiPS活用 赤血球増やす細胞作製に成功

2013年04月22日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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 赤血球が増えるのを手助けする細胞を
ヒトのiPS細胞(人工多能性幹細胞)
からつくり出すことに、香川大と京都大の
チームが成功した。
 
 腎臓が原因で起きる貧血について、現行
の治療法より体の負担が軽い新治療法の
開発を目指す。
 
 つくったのは、エリスロポエチンという
ホルモンをつくる細胞。
 腎臓にあり、酸素を運ぶ赤血球を必要に
応じてつくるよう、骨髄に促す働きをして
いる。
 
 腎機能が落ちてこのホルモンが減ると
貧血になる。
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 良いですね。
 iPS細胞素晴らしい。
 
 待ち遠しいものが沢山あります。
 
 関連投稿です。
2013年3月27日 毎日jp

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靱帯損傷の新治療の可能性 人の幹細胞から組織作り成功

2013年04月22日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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 関節を支える靱帯(じんたい)の組織を
人の骨髄の幹細胞から作り出すことに
久留米大(福岡県)などの研究チームが
成功した。
 
 この組織を移植すると、断裂した靱帯が
約1週間で修復されることもニワトリを
使った実験でわかり、靱帯損傷の新しい
治療法になる可能性があるという。
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 良いですね。再生医療。
 
>「幹細胞から作った靱帯は移植後、
>しっかりくっつくのが特徴。
>靱帯がほぼ元通りに再生することが
>期待される」
 
 素晴らしい。
 治験が始まるのはいつ頃になるの
だろう?

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細胞移植治療に使用される免疫抑制剤タクロリムスが血管網の新生構築を阻害する 細胞移植治療の成績向上へ向けて

- 細胞移植治療の成績向上へ向けて -
東北大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東北大学未来科学技術共同研究センター
(大学院医学系研究科兼務)の
後藤昌史教授、大学院医学系研究科
先進外科の大内憲明教授、西村隆一医師ら
のグループは、糖尿病を対象とする
細胞移植治療である膵島移植において、
臨床現場で比較的安全とされ頻用されて
いるタクロリムスという免疫抑制剤が、
移植後の膵島周囲の栄養血管網の新生構築
を阻害することを明らかにしました。
 
 これまでに、副作用が多いことで知られる
シロリムスには血管構築阻害効果があること
が知られておりましたが、現在も臨床現場で
頻用されているタクロリムスに同様の作用が
ある事が判明したのは初めてです。
 
 この結果は、今後の細胞移植治療の
成績向上へ向けた戦略を構築する上で有用
な知見になると思われます。
 
 この研究成果は、米国の国際学術誌
The Public Library of Science ONE
(PLOS ONE)に4 月17日(米国東部時間)に
掲載されました。
 
 
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 ご参考です。
 
 臨床現場で比較的安全とされ頻用されて
いる薬でもこういうことがあるんですね。

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抱っこして歩くと赤ちゃんがリラックスする仕組みの一端を解明

2013年4月19日
理化学研究所プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 理化学研究所(野依良治理事長)は、
哺乳類の子どもが親に運ばれる際に
リラックスする「輸送反応」の仕組みの
一端を、ヒトとマウスを用いて科学的に
証明しました。
 
 これは、理研脳科学総合研究センター
黒田親和性社会行動研究ユニットの
ジャンルカ エスポジート
(Gianluca Esposito)国際特別研究員と
吉田さちね研究員、
黒田公美ユニットリーダーらと、
精神疾患動態研究チーム、
トレント大学、麻布大学、
埼玉県立小児医療センター、
国立精神・神経医療センター、
順天堂大学による共同研究グループの
成果です。
 
 私たちは、母親が赤ちゃんを抱っこして
歩くと泣き止んで眠りやすいことを、
経験的に知っています。
 
 同様な行動はライオン、リスなど
ヒト以外の哺乳類にも見られ、母親が仔を
口にくわえて運ぶと、仔は、丸くなって
運ばれやすい姿勢をとります。
 
 これを「輸送反応」と呼んでいますが、
これらの子どものおとなしくなる反応
についてはあまり科学的な研究がされて
おらず、その意義や反応を示すときの
神経メカニズムも不明でした。
 
 共同研究グループは、まず生後6カ月以内
のヒトの赤ちゃんとその母親12組の協力を
得て、母親に赤ちゃんを腕に抱いた状態で
約30秒ごとに「座る・立って歩く」という
動作を繰り返してもらいました。
 
 その結果、母親が歩いている時は、
座っている時に比べて赤ちゃんの泣く量が
約10分の1に、自発的な動きが約5分の1に、
心拍数が歩き始めて約3秒程度で顕著に
低下することを見いだし、赤ちゃんが
リラックスすることを科学的に証明
しました。
 
 次に、母マウスが仔マウスを運ぶ動作を
真似て、離乳前の仔マウスの首の後ろの
皮膚をつまみあげると、ヒトの場合と同様
に泣き止み、リラックスして自発的な動き
と心拍数が低下し、体を丸めました。
 
 さらに、体を丸めて運ばれやすい姿勢を
とるには運動や姿勢の制御を司る小脳皮質
[1]が必要なこと、おとなしくなる反応
には首の後ろの皮膚の触覚と、
体が持ち上げられ運ばれているという感覚
の両方が重要であることが分かりました。
 
 また、この仔マウスの「輸送反応」を
阻害したところ、母親が仔マウスを運ぶ
のにかかる時間が増加することも
分かりました。
 
 今回の成果から、哺乳類の赤ちゃんは
おとなしくなる「輸送反応」によって
自分を運んでくれる親の子育てに協力して
いるといえます。
 
 またこのような研究は今後、科学的な
知識に裏付けられた子育て方法のための
新しい指針作りに役立つと期待できます。
 
 本研究成果は、米国の科学雑誌
『Current Biology』(5月6日号)に掲載
されるに先立ち、オンライン版
(4月18日付け:日本時間4月19日)に
掲載されます。
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 面白い研究ですが、今頃になって?
 と言う気がします。
 
>本研究では、これまで主に経験的に
>行われていた、抱いてなだめる育児の
>手法とそれに対する子どもの反応
>について科学的な根拠を示しました。
>子どもが泣き止まないことは親にとって
>大きなストレスになります。
>子どもがどういう刺激で泣き止んだり、
>泣き始めたりしやすいのかを客観的に
>知ることができると、親の育児ストレス
>を軽減させることにもつながります。
 
>またモデルマウスを用いて、輸送反応
>に必要な神経機構の一端を明らかに
>しました。
>今後、一部の脳機能障害などの理由で
>適切な輸送反応がうまく起きない場合に、
>どのような神経回路の問題が考えられる
>のかについて、手がかりが得られると
>期待できます。
 
 そうですね。
 
 こういう種類の研究も是非積極的に実施
して貰いたいと思います。

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2013年4月22日 (月)

トドマツが血糖値抑制、葉エキスに効果確認

2013/4/17 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 北海道立総合研究機構林産試験場
(旭川市)の佐藤真由美研究主任らの
グループが、トドマツの葉のエキスに
血糖値の上昇を抑える効果があることを
ラットの実験で確認した。
 
 安全性を確かめながら、糖尿病治療薬や
サプリメントなどの開発を目指すという。
 
 分析の結果、エキスに含まれる
レボピマール酸とネオアビエチン酸が、
インスリンの働きを改善させることが
分かった。
 
 さらに、糖尿病治療に現在使われている
薬には体重増加を招くものもあるが、
今回効果を確認した2成分は、血中の
脂質濃度を抑える働きがあり、佐藤主任は
「副作用の少ない薬の開発に応用できる」
と説明している。
 
 化学メーカーの日油(東京・渋谷)との
共同研究で、製品化の権利に関する特許を
出願中。〔共同〕
---------------------------------------
 
 いろいろありますね。
 どういうところからトドマツの葉の
エキスにたどり着いたのかな?
 
 漢方もそうですが、結構自然界に存在
するものの中には有益な成分が含まれて
いるものですね~

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東北大、抗うつ薬「セルトラリン」にパーキンソン病抑制効果を発見

2012年08月20日 日刊工業新聞社
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
かなり前に情報になりますが、
一応載せておきます。参考。
 
---------------------------------------
 東北大学の長谷川隆文助教らは抗うつ薬
の一種である「セルトラリン」に、
パーキンソン病とそれに似た疾患の
病変拡大を抑制する効果があることを発見
した。
 
 セルトラリンが、疾患の原因となる
異常なたんぱく質の神経細胞への取り込み
を抑える。パーキンソン病や、同様の難病
で治療薬がないとされてきた
「多系統萎縮症」の解決につながる可能性
がある。
 
 パーキンソン病などは脳内の神経系細胞
に「αシヌクレイン」(αSYN)という
異常なたんぱく質がたまることで起こる。
 
 またαSYNは周囲に広がって病変を
拡大させる。
 
 実験で通常、抗うつ薬として使う量の
セルトラリンをヒトの神経細胞などに
与えたところ、αSYNの取り込みが
約9割低減していた。
 
 パーキンソン病はうつ病を併発しやすく
抗うつ薬が使われる場面は多いが、
早期からセルトラリンを選択的に投与する
ことで病気の進行を抑えられると期待
できる。
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>パーキンソン病や、同様の難病
>で治療薬がないとされてきた
>「多系統萎縮症」の解決につながる
>可能性がある。
 
 どのくらい期待して良いのでしょうか?
 まだ細胞レベルなので治験まで行くのか
どうか?
 まだ先の話になりそうです。
 
 やはり期待できそうなのは遺伝子治療
でしょうか?
 薬で根治治療につながるとは思えない。

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2013年4月21日 (日)

虫歯治療で抜いた神経再生、世界初の臨床研究へ

2013年4月20日 読売新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 虫歯の治療で抜いた歯の神経(歯髄)
を、親知らずから取り出した細胞を移植
して再生する世界初の臨床研究を
国立長寿医療研究センター(愛知県)の
中島美砂子部長らが今月内にも始める。
 
 細菌による虫歯再発や化膿かのうを
防ぎ、歯の寿命を長くできると期待
される。
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 良いですね。 再生医療
 
 自分の歯でかんで食べることが出来る。
 健康を維持(QOLを保つ)する為の
欠かせない要素の一つです。

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磁気の波を用いた熱エネルギー移動に成功

平成25年4月19日
東北大学原子分子材料科学高等研究機構
東北大学金属材料研究所
独立行政法人日本原子力研究開発機構
学校法人東邦大学
独立行政法人科学技術振興機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東北大学金属材料研究所の安東秀助教、
東北大学原子分子材料科学高等研究機構の
齊藤英治教授
(東北大学金属材料研究所教授、
日本原子力研究開発機構先端基礎研究
センター客員グループリーダー、兼任)、
日本原子力研究開発機構先端基礎研究
センターの前川禎通センター長、
東邦大学理学部の大江純一郎講師らは、
磁気の波(スピン波注1))を用いて
熱エネルギーを望みの方向に移動させる
基本原理の実証に成功しました。
 
  近年、持続可能な社会の実現に向けた
環境・エネルギー問題への取り組みが
活発化する中で、クリーンで信頼性の高い
エネルギー源の開発や、電子・マイクロ波
デバイスの省電力化が求められています。
 
 これまでデバイスに情報を入出力する
方法として電流やマイクロ波が用いられて
きましたが、多くのエネルギーが熱として
浪費され、この発熱によりデバイスの動作
が不安定となる問題があるため、効率的な
排熱方法の開発が望まれていました。
 
  今回、安助教、齊藤教授らは、磁気の波
(スピン波)を利用することで、
熱エネルギーを望みの方向に移動させる
ことができる基本原理を考案し、
これを実証しました。
 
 この手法により、熱エネルギーを制御して
熱源から離れた場所へ運び、デバイスからの
排熱効率を上げることが可能となりました。
 
 今後、この手法を用いることで
電子デバイス・マイクロ波デバイス中の
発熱の問題が解決され、
次世代省エネルギーデバイス技術の開発に
貢献することが期待されます。
 
  本研究の一部は、独立行政法人科学技術
振興機構(JST)の戦略的創造研究推進
事業(CREST)の一環として、
東北大学原子分子材料科学高等研究機構、
日本原子力研究開発機構、
東北大学大学院工学研究科、東邦大学、
カイザースラウテルン工科大学
(ドイツ)との共同で行われました。
 
  本研究成果は、英国科学誌
「Nature Materials
(ネイチャーマテリアルズ)」の
オンライン版
(4月21日付:日本時間4月22日)に
掲載されます。
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 難しすぎて具体的なイメージがわかない
ですね。
 
 今回の発表からすると、マイクロ波の
エネルギーをスピン波を用いて熱問題を
解決しつつ任意の方向に移動させることが
できたということのようです。
 
>スピンと熱との相互作用に基づく新現象
>を開拓し注目を集めている
>スピンカロリトロニクス注7)の分野
>にも深く関連
 するとのこと。
 
 今後に期待です。
 いろいろ新しい研究分野が出てきますね。

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2013年4月20日 (土)

子どもの心臓に細胞シート 厚労省、阪大の再生医療承認

2013/4/18 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 厚生労働省科学技術部会は18日、心臓病
の子供を対象に、ふくらはぎから筋肉の
もとになる細胞を採取してシート状に
成形、心臓に移植する再生医療の臨床研究
を承認した。
 
 大人に対する臨床試験(治験)を実施
している大阪大の沢芳樹教授
(心臓血管外科)のチームが申請していた。
 沢教授は「この秋にも開始したい」と
している。
 
 対象は重い心筋症で薬物治療などの効果
が期待できない18歳以下の患者。
 
 現在、根本的な治療は心臓移植しかない
が、子供の場合は提供者(ドナー)が
少ないことから待機期間の長期化が問題に
なっている。
 
 今回の治療法が確立すれば待機期間を
より安全に過ごせる上、移植や
補助人工心臓の装着が必要ない程度まで
回復する可能性もあるという。
 
 研究計画では、5年の研究期間で15例の
実施を目指すとしている。
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 良いですね。
 積極的に進めて貰いたい。
 
 関連情報です。
2013年3月 5日
 
 「細胞シート工学」
 期待しています。

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病原菌に対する植物の免疫スイッチがONになる瞬間の可視化に世界で初めて成功

2013/04/18 奈良先端科学技術大学院大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 植物は病原菌の感染を認識するために
細胞の表面に免疫受容体を持っている。
 
 病原菌の細胞壁成分であるキチンなどの
オリゴ糖(少糖類)やフラジェリンなどの
ペプチド(タンパク質の断片)を目印
として感知し、様々な防御反応を展開する
ことが知られている。
 
 この免疫システムによって、植物は
自然界に存在する何十万種にも及ぶ病原菌
から身を守っている。
 
 奈良先端科学技術大学院大学
バイオサイエンス研究科 植物分子遺伝学
研究室の島本功教授、赤松明研究員らの
研究グループは、イネを使って、植物の
免疫システムがONになる瞬間を可視化し、
そのメカニズムを世界に先駆けて発見
した。
 
 可視化することによって、イネの
細胞膜上で、病原菌が感染してから3分以内
に免疫スイッチがONになっていることが
明らかとなった。
 
 この成果は、
セル ホスト&マイクローブ 誌
(Cell Press社、アメリカ)の
平成25年4月17日付けの電子ジャーナル版
に掲載された。
 
 これらの発見により、植物が病原菌の
侵入を感知してから、抗菌性物質の産生
などの病原菌に対する直接的な攻撃までの
一連の免疫指令経路が明らかとなった。
 
 これらの指令を担う遺伝子を手掛かりに
イネの最重要病害であるいもち病や
白葉枯病に対する耐病性育種に応用できる。
 
 それだけでなく、世界中の様々な作物の
生産に莫大な損害をもたらす病害の克服が
可能になり、「病気に強い植物」の開発に
貢献できる。
 
 さらに、耐病性技術の向上により、
作物生産を安定化させ、爆発的な人口増加
に伴う食糧問題の解決に貢献できると同時
に、バイオ燃料の安定供給に向けた
バイオマス植物の開発の基盤技術としての
応用も期待される。
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 素晴らしい成果のようです。
 
>イネの細胞膜上で、病原菌が感染して
>から3分以内に免疫スイッチがONに
>なっていることが明らかとなった。
 
 3分以内って早いですね。
 
 人の場合はどうなんでしょう?
 免疫システムが複雑なのでケースバイ
ケースなんでしょうけれど、知りたい。

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2013年4月19日 (金)

東北大など、経年劣化した送電線部品に安定した導通点を確保する技術を開発

2013/04/17 マイナビニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東北大学は4月15日、岩手大学、旭電機
(現・古河電工パワーシステムズ)との
共同研究により、経年劣化した送電線部品
に「摩擦攪拌点接合」を適用して安定した
導通点を確保する新技術の開発に成功した
と発表した。
 
 成果は、東北大大学院 工学研究科
材料システム工学専攻の佐藤裕准教授、
同・粉川博之教授らの研究チームに
よるもの。
 
 内容に関しては、4月18日に東京で開催
される溶接学会春季全国大会で発表される
予定だ。
 
 送電線と送電線鉄塔はいうまでもないが
電気的な隔離が必要なため、両者は絶縁体
のセラミックス部品を介してボルトで固定
されている。
 
 送電線同士の電気的導通はジャンパ線
によって確保されており(画像1)、
アルミニウム部材である送電線と
ジャンパ線はそれぞれ引き留める金具を
介してボルト締めされている仕組みだ
(画像2)。
 
 ただし、ボルト締めで得られた電気的
接点には、経年使用に伴い雨水などが浸透
するため、接点部で酸化皮膜が成長して
電気抵抗が増加し、接点部が発熱・溶損に
至る場合がある。
 
 この問題を回避するため、引き留め
金具部を回避するためのバイパス線の設置
などの対策が採られているが、
結局のところはさらなる経年使用に伴って
同様の問題が生じてしまう可能性がある
ため、安定した送電レベルを維持するには
定期的な保守点検を欠かさず行うという
方法しかない。
 
 しかし、保守点検をコストもかかれば
労力もかかるし、作業者の危険性もある
ので、可能ならば酸化皮膜の成長に伴う
経年劣化を半永久的に防げたり、さらには
経年劣化した接点部を効果的に補修
できたりする技術が存在していることが
望ましい。
 
 実はそうした技術は存在しており、
電気的な接点近傍を金属的に溶接・接合
することでそれが可能となるのだが、
問題があった。
 
 既存の溶接・接合法では設備の電源・
重量などの問題から鉄塔上での施工に課題
が残されていたのである。
 
 こうした背景があることから、東北大は
岩手大学、旭電機と共同研究を行い、
摩擦攪拌点接合を用いた金属接合を適用
して、送電線部品の安定した導通を
半永久的に確保する新しい手法を開発した
次第だ。
 
 研究チームは、この技術により、全世界
に張り巡らされている送電線ネットワーク
の安定化、保守点検の軽減が期待される
としている。
---------------------------------------
 
>この技術により、全世界に張り巡らされて
>いる送電線ネットワークの安定化、
>保守点検の軽減が期待される
 
 良いですね。
 
 是非技術輸出して貰いたい。
 

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1ワットあたり200ルーメンの高効率LED照明、Philips

2013/04/15 マイナビニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 Royal Philips Electronicsは4月11日
(オランダ時間)、発光効率200ルーメン
毎ワット(lm/W)を実現した暖色系の蛍光灯
タイプLED照明を開発したと発表した。
 
 同社の研究者が開発したプロトタイプで、
2015年での市場投入を目指すとしている。
 
 現行で市場に出回っているLED照明の
発光効率は100lm/W前後。
 高効率のものでも130lm/Wとされている。
 
 200lm/WはLED照明のひとつの目標と
される値で、Philipsがいち早く市場に
投入する可能性がでてきた。
 
 Philipsの発表によれば、世界で消費
される電力の19%以上は照明で消費されて
いるという。
 200lm/Wという高い発光効率の照明が
普及すれば、消費電力を大幅に下げる
ことができる。
---------------------------------------
 
 良いですね。
 普及するかどうかはコストです。
 
 これで、原発何基分もの省電力になる。
 こういう話しが沢山あればハッピー

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急性骨髄性白血病に効く化合物、理研などマウスで確認

2013/4/18 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 理化学研究所の石川文彦
グループディレクターや虎の門病院などは、
急性骨髄性白血病に効く化合物を見つけた。
 
 マウスを使った実験で、白血病を
引き起こす元凶となる細胞を死滅させ、
異常な細胞がほぼ全て消えた。
 
 2~3年後の臨床試験の開始を目指す。
 
 成果は米医学誌サイエンス・
トランスレーショナル・メディシン
(電子版)に18日掲載される。
 
 急性骨髄性白血病は抗がん剤でも
ある程度治療できるが、2~3割の患者は
薬が効かず再発しやすい。
 
 見つけた化合物は、白血病の細胞を
生み続ける「白血病幹細胞」を死滅させる
ため、こうした悪性度の高いタイプの治療
に効果が期待できるという。
 
 研究チームは、白血病幹細胞に特に多く
存在するたんぱく質に着目。
 数万個の化合物の中から、この働きを
抑える化合物をコンピューターによる計算
などで探し出した。
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 Good Newsですね。
 
 薬のスクリーニングが成功しました。
 コンピューターによるシミュレーション
は有効な手段です。
 
 関連リンクです。詳細はこちらで、
2013年4月18日 理化学研究所

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2013年4月18日 (木)

不整形シリカを使った新しいタイプの遮熱塗料を開発

2013年3月5日 産業技術総合研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
・輸送用コンテナや石油タンクへの塗布で
 遮熱効果を確認
 
・中空ビーズを使う従来の遮熱塗料に比べ、
 劣化が少なく、薄く塗布できる
 
・発火・爆発の危険性がある化学物質の
 貯蔵・輸送への利用が期待される
 
 
-------
 独立行政法人 産業技術総合研究所
(以下「産総研」という)安全科学研究部門
高エネルギー物質研究グループ 松永 猛裕
研究グループ長は、n-tech株式会社
(以下「n-tech」という)と共同で、
不整形シリカを使った新しいタイプの
遮熱塗料を開発し、化学物質の安全管理に
適用するための基礎実験を行った。
 
 従来の遮熱塗料は中空ビーズや
真球ビーズを使うものが主流であったが、
今回開発した遮熱塗料は中空ビーズや
真球ビーズよりも安価な粒子径1~4 μmの
不整形シリカを用いるため、材料コストの
低減が期待される。
 
 また、温度刺激による劣化が少なく、
塗膜厚を0.2 mmと薄くしても遮熱効果が
得られる。
 
 この塗料を輸送用コンテナに塗布した
ところ、良好な遮熱効果があることが
確認された。
 
 また、換気装置と併用することで結露を
防げるため、コンテナで輸送する物品の
過剰な包装を減らすことが可能となる。
 
 さらに、石油タンクの天板の一部に
この塗料を塗布する実験では、表面温度が
未塗布部よりも10 ℃以上低くなることが
確認された。
 
 低温で貯蔵する必要がある化学物質の
管理が容易になることが期待される。
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>石油タンクの天板の一部に
>この塗料を塗布する実験では、表面温度
>が未塗布部よりも10 ℃以上低くなること
>が確認された。
 
 意外に遮熱効果がありますね。
 良さそうです。

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研究最前線「2次元性エレクトライドを発見」

2013.01.31 東京工業大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
少し古い情報です。
 
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1)電子が陰イオンとなっている電子化物
 (エレクトライド)で、電子が2次元の
 隙間に存在する物質を発見
 
2)カルシウム(金属元素)と窒素
 (電気を流さない)との化合物で、
 カルシウム金属より高い電気伝導度を
 実現
 
3)電導電子が空間的隙間に存在するため
 極めてスムーズに可動(金属では
 原子核により抵抗を受ける)
 
4)ありふれた元素から構成される物質
 で銀や銅に匹敵する電導性を持つ
 物質がナノ構造の工夫で実現できる
 ことを明示(元素戦略)
 
 
-------
 東京工業大学フロンティア研究機構の
細野秀雄教授
(元素戦略研究センター長兼任)と
李氣汶(イ・キムン)博士らは、Ca2N
という化学式をもつ層状構造化合物が、
新しいタイプのエレクトライド
(電子化物)であることを発見した。
 
 一般に結晶は陽イオンと陰イオンと
からなる。
 
 この陰イオンの役割を電子が担う物質
がエレクトライドである。
 
 細野グループは、最大の課題であった
室温以上・大気中でも安定な
エレクトライドを2003年にC12A7
(12CaO・7Al2O3)を用いて実現し、
それ以降、電子放出源、
アンモニア合成触媒などへの応用を報告
してきた。
 
 エレクトライドは、電子が存在する場所
はケージ(0次元)構造に限られていた。
 
 同グループは,コンセプトを拡張し、
電子が2次元の隙間に存在する物質を探索
していた。
 
 その際に、注目した候補物質がCa2Nで
あった。
 
 この物質は結晶構造も既知であったが、
試料に問題が多く、固有の物性を評価が
できていなかった。
 
 このため、Ca2Nがエレクトライドとして
認識されることはなかった。
 
 今回、同グループは、その結晶構造
(図1)から、これが[Ca2N]+で構成される
層同士を層間に存在する電子が結び付けて
いるエレクトライドではないかと考え、
研究をすすめた。
 
 合成法の工夫によって高純度な試料を
合成し、単結晶の作製にも成功した。
 
 これを使って、電子・磁気・光学物性
測定の測定を行い、その結果と理論計算
から、すべての電子(e-)が層間に存在し、
[Ca2N]+・e-という示性式で示される2次元
のエレクトライドであることを発見した。
 
 この物質は試料全体が2次元電子ガスの
結晶と見倣すことができ、電子が極めて
動きやすいので、金属カルシウムよりも
高い電気伝導度を示す。
 
 エレクトライドはC12A7のように
ユニークな物性を有するので、高伝導性や
触媒などいろいろな応用が期待される。
 
 この成果は文部科学省元素戦略
プロジェクト(拠点形成型)、および
内閣府最先端研究開発プログラム(FIRST)
により実施され、1月31日に英国科学誌
Natureにてオンライン公開される。
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>ありふれた元素から構成される物質
>で銀や銅に匹敵する電導性を持つ
>物質がナノ構造の工夫で実現できる
>ことを明示
 
 良さそうですね。
 今後の発展に期待したい。

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DNAを足場に、パーツを混ぜるだけで生体分子システムをつくる

2012年12月25日 情報通信研究機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 独立行政法人 情報通信研究機構
(以下「NICT」、理事長:宮原 秀夫)は、
将来の情報通信技術への応用を探る
基礎研究として、生体分子の物性や機能の
研究を行っており、その一環として、
生体分子の自己組織能を活用した
分子システム構築法と、それを利用した
生体分子の集団としての動作原理を解明
する研究を行っています。
 
 今回、NICT
(古田健也研究員、小嶋寛明室長ら)と、
東京大学(豊島陽子教授)の研究グループ
は、DNAを足場として用いることで、
生体分子のシステムをつくる技術を開発
しました。
 
 構成部品を混ぜ合わせるだけで、
あらかじめ設定しておいた数や並ぶ順番、
間隔をもつタンパク質分子のシステムを
一度に数多く作製するというものです。
 
 さらに、この手法を用いて、生物の動き
を司るタンパク質モータ分子システムを
作製し、その運動を観測しました。
 
 その結果、モータの種類によって、
複数の分子が集まるだけでお互いの活性を
上げたり、システムに組み込まれると
ごく一部のモータ分子だけが働くように
なる現象を示すことを発見しました。
 
 本研究成果は、細胞内での物質輸送
ならびに細胞骨格ネットワークの
制御メカニズムの基本原理の理解 及び
分子情報通信デバイス構築技術の実現に
向けた重要な知見となると考えられます。
 
 なお、この成果は、2012年12月24日の
週に、国際的科学誌
『米国科学アカデミー紀要(PNAS)』
オンライン速報版で公開されます。
<http://www.pnas.org/papbyrecent.shtml>
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 少し古い情報になってしまいましたが、
なかなか面白い手法ですね。
 
>細胞内での物質輸送ならびに
>細胞骨格ネットワークの制御メカニズム
>の基本原理の理解
>及び分子情報通信デバイス構築技術の
>実現に向けた重要な知見となると
>考えられます。
 とのことです。
 
 まだまだ前途多難な気がしますが
一歩前進です。

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2013年4月17日 (水)

肥満から起こる様々な自己免疫病の決定的な原因の発見

2013/04/05
東京大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 現代の急速な生活習慣の変化に伴い、
肥満、糖尿病、動脈硬化といった
メタボリックシンドローム(生活習慣病)
の症状を呈する患者が急増していることが
大きな社会問題となっている。
 
 肥満は、糖尿病や動脈硬化以外にも
多彩な病気の直接的な引き金となるが、
体の色々な細胞を攻撃する抗体(自己抗体)
ができて最終的に色々な臓器に炎症が
生じて機能が損なわれてしまう、いわゆる
自己免疫疾患もまた、そうした肥満に伴う
疾患群の一つであることが以前から
知られていた。
 
 例えば、肥満に伴い、甲状腺機能低下や
インスリン分泌不全、あるいは不妊症など
が起こることが報告されている。
 
 しかし、なぜ肥満が多彩な自己免疫疾患
を導くのか、そのメカニズムは明らかで
なかった。
 
 東京大学大学院医学系研究科疾患生命
工学センター分子病態医科学部門の
新井郷子講師と宮崎徹教授のグループは、
これまでに、発表者自身が発見した
タンパク質AIMが脂肪を融解すること
により肥満の進行を抑制することや、
肥満が過度に進み糖尿病や動脈硬化の
リスクが高まった段階では、逆に血液中の
AIMを減らすことによって、太っていても
こうした病気の進展を著しく抑え得ること
を明らかにしてきた。
 
 今回の研究によりAIMは肥満に伴う
自己免疫疾患の発症に対しても決定的な
役割を演じていることが分かった。
 
 肥満が進行すると、血液中で増える
脂肪酸によって免疫細胞が活性化され、
免疫グロブリンの一つであるIgM(注2)
が血液中で増加する。
 
 IgMが過剰に増えると、それが脾臓で
自己抗体を作る悪玉の免疫細胞を生み出す
働きをしてしまう。
 
 興味深いことにAIMは血液中でこの
IgMに結合しており、脾臓でIgMが
長期間働けるように強力に支援している
ことが明らかになった。
 
 したがって、肥満が進行し血液中のIgM
が増加しても、AIMの量が低いと、脾臓で
IgMがうまく働けず、悪玉の免疫細胞も
増えない。
 
 発表者らはAIMを作れなくしたマウスを
使って、これを証明した。
 
 すなわち、糖尿病や動脈硬化と同じく、
過度に肥満しても血液中のAIMの量を
抑えておけば、自己免疫疾患もまた抑制
できる可能性が高い。
 
 したがってAIMは、糖尿病、動脈硬化、
自己免疫疾患など、肥満に伴う幅広い疾患
の統一的な治療のターゲットになると
考えられる。
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>AIMは、糖尿病、動脈硬化、
>自己免疫疾患など、肥満に伴う幅広い
>疾患の統一的な治療のターゲットに
>なると考えられる。
 
 脂肪を融解する血液中のタンパク質
AIMね~
 
 なるほど。

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生きた状態での生物の高解像度電子顕微鏡観察に成功

科学技術振興機構(JST)
浜松医科大学
東北大学 原子分子材料科学高等研究機構
(AIMR)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 JST課題達成型基礎研究の一環として、
浜松医科大学の針山 孝彦 教授は、
東北大学 原子分子材料科学高等研究機構の
下村 政嗣 教授らと共同で、高真空下でも
生命を保護できる生体適合性プラズマ重合
注1)膜を発明し、生きたままの状態で
生物の高解像度な電子顕微鏡観察に成功
しました。
 
 生物の体表は、多様な環境に対応する
ために細胞外物質(ECS)注2)で
覆われています。
 
 しかし、電子顕微鏡観察で行われる
高真空下のような極限状態では、
細胞外物質は内部の物質の放出を抑制する
ことができず、体積が収縮し表面微細構造
は大きく変形してしまいます。
 
 そこで、できるだけ生きた状態に近い
微細構造を観察するため、これまでは
化学固定や試料の乾燥、金属蒸着などの
表面ハードコーティング処理を行い、
死んだ試料を観察していました。
 
 本研究グループは、ショウジョウバエや
ハチの幼虫など一部の生物がもつ
細胞外物質に電子線またはプラズマを照射
することで、高真空下でも生物内部に
含まれる気体や液体が奪われることを防ぐ
ナノ重合膜(ナノスーツ)が形成される
ことを明らかにしました(図1)。
 
 さらに、その細胞外物質に類似した
化学物質を塗布してナノスーツを形成
させると、生きたままで高分解能な
電子顕微鏡観察(動画1、動画2、動画3)
が可能になりました。
 
 今後は、これまで観察していた死んだ
生物の微細構造ではなく、さまざまな生物
を生きた状態で本来の微細構造や運動を
直接観察できるようになり、生物のもつ
未知の生命現象や行動の解明が
期待されます。
 
 本研究成果は、米国科学雑誌
「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」
のオンライン速報版で
2013年4月15日の週
(米国東部時間)に公開されます。
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>「生きた状態でさまざまな生物試料の
>微細構造」を観察できるようになります。
 
 素晴らしい。
 ナノスーツ良いですね。
 
 大いに期待できそうです。
 
生物学、農学や医学などの生命科学分野
>での発展のみならず、
生物模倣技術をはじめとする「ものづくり」
>の分野への著しい発展に大きく貢献する
 かも知れません。

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2013年4月16日 (火)

脳の3D透明化技術の開発に成功、米研究

2013年04月14日 AFP BBNews
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 米国の科学者チームは、死後の脳を
透明にする手法の開発に成功した。
 
 これで、脳内の複雑な神経配線を、脳を
スライスせずに調査・研究できるように
なるという。
 
 化学工学の粋を集めたこの手法はマウス
から取り出した脳で実証試験が行われて
きたが、さらなる試験により、
ゼブラフィッシュや人間の脳の一部にも
有効に機能することが明らかになった。
 
 10日に英科学誌ネイチャー(Nature)で
発表された論文によると、クラリティー
(CLARITY)と呼ばれるこの手法は、
体から取り出した脳やその他の臓器の
「3次元」的な研究に大きな変化をもたらす
ものだという。
 
 今回の研究を行ったスタンフォード大学
の発表によると、この処理によって
「神経細胞、軸索、樹状突起、シナプス、
タンパク質、核酸などの重要な構造が全て
本来の位置に原型のまま残った3D(3次元)
の透明な脳」が得られるという。
 
 脳にこうした透明化の処理を施せば、
光と薬品を使用して、脳の細胞群の間の
神経連絡と関係を個別に追跡・調査する
ことが可能になる。
 
 蛍光タンパク質を使って、個々の
神経線維をそれぞれ異なる色で発色
させると、神経細胞をつなぐシナプス
などの超微細構造を電子顕微鏡で調べる
ことができる。
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 画期的な技術のようですね。
 
>米国立精神衛生研究所
>(US National Institute of Mental
>Health)のトーマス・インセル
>(Thomas Insel)所長は、
 
>CLARITYによって「脳の生体構造を
>調査し、それが疾病によってどのように
>変化するかを解明するための方法が
>大きく変わることが期待される」
 と言っていますね。
 
 今後に期待しましょう。

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ビフィズス菌BB536を含むヨーグルト 少量での整腸作用を確認/森永乳業

健康美容EXPOニュース
森永乳業株式会社) 2013年4月11日発表
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
 参考情報です。
 興味のある方はどうぞ

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iPS細胞による細胞療法の現状

2013年04月15日
Neurology 興味を持った「神経内科」論文
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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A.パーキンソン病移植治療
 
 PS細胞治療の課題としては,
①合成基質によるドパミン神経誘導
(通常,iPS細胞の培養には
 マウスフィーダー細胞を使用するが
 これを使用しないようにする),
②ドパミン神経細胞の純化
(未分化な細胞が残ると奇形腫が形成
 されるため),
③霊長類を用いた評価系,
 の3つが挙げられる.しかし,これらは
技術的にはほぼクリアしている.
 
 治療の対象は孤発性パーキンソン病
である.
 家族性パーキンソン病は別の病態と
考えているため,現在は対象外である.
 今後,1~2年かけて有効性,安全性を
検証する,そして平成27年をめどに
臨床研究を開始したい.
 
 
B.加齢黄斑変性症
 
 iPS細胞の臨床応用が最も早いと
考えられている疾患である
滲出型加齢黄斑変性症に対する現状の報告.
 
 まずこの疾患で障害される黄斑は,網膜
の中で解像度が最も高い部分であり,
視細胞の密度が高い.その視細胞を
メンテナンスする細胞が網膜色素上皮で,
いわば視細胞の元気を回復する作用を
もつ.
 
 滲出型加齢黄斑変性症では,網膜色素
上皮が加齢で劣化し,その結果,
新生血管が形成され,血漿成分が滲出し
視力が低下する.
 
 数年前から抗VEGF
(血管内皮細胞増殖因子)薬で初めて治療
ができるようになった.
 
 しかしこの治療は1回10数万円かかり,
かつ数カ月ごとに繰り返す必要がある.
 薬剤は海外製で,医療費はみな海外の
製薬会社に行ってしまう.
 以上の理由で,iPS細胞から作った
網膜色素上皮を移植する根本的療法を
行いたいと考えた.
 
 自家iPS細胞由来網膜色素上皮シート
の品質規格と安全性の評価を徹底的に
行なっている.
 
 品質は遺伝子発現パターンから見ている
が,由来が異なるiPS細胞から作った場合も
同一のパターンとなっている.
 
 安全性は,造腫瘍性試験を徹底的に
行って確認している.
 
 網膜色素上皮は腫瘍を作りにくい.
 
 そもそも目では腫瘍はできにくく,
万が一,腫瘍化しても
OCT(光干渉断層計)で確認ができる.
 
 万が一の時はレーザーで焼灼できる
ので,何重にも安全弁があり,
臨床応用をしやすい.
 
 
C. 印象
 パーキンソン病におけるiPS細胞を用いた
細胞治療の臨床試験の開始は案外早い
のだと驚いた.
 
 成功を期待したいが,L-dopaなど
抗パーキンソン剤を用いた内服治療と
良い面,悪い面でどのように異なるのか,
とくに抗パーキンソン剤で問題となる
副作用は細胞療法ではどうなるのか
という議論が必要と感じた.
 
 移植後長期的に発がんゼロという条件が
どれだけクリアされているのかも重要と
感じた.
 
 また加齢黄斑変性症の講演での
「再生医療は夢の治療ではない.期待し
過ぎは困る」という発言はやはり印象的
であった.
 
 再生医療に対する人々の期待はきわめて
大きいが,iPS細胞療法の現状で期待される
効果と問題点を正しく理解し,
かつ見守っていく必要があると感じた.
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 参考になりますね。
 各自判断してください。
 
 iPS細胞による再生医療は期待が大きい
だけに
>また加齢黄斑変性症の講演での
>「再生医療は夢の治療ではない.期待し
>過ぎは困る」という発言はやはり印象的
>であった.
 
 と言う言葉はしっかり受け止めて
おかないといけないと思います。
 
 残念ですが、なんでも一足飛びには
いかないものです。

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2013年4月15日 (月)

プロスタグランジンE2は、サイクリックAMPとPI3キナーゼを用いてインターロイキン12シグナルを相乗的に増幅することでTh1細胞分化を促進する

2013年4月10日
京都大学 研究 お知らせ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 人の病気はさまざまな原因で
引き起こされますが、一つの原因として
免疫細胞の過剰活性化があります。
 
 免疫細胞の活性化は、いわゆる
自己免疫疾患で典型的に見られますが、
その他にも免疫炎症を惹き起こすことで
多種多様な病気の基盤をなしています。
 
 免疫炎症を惹起する活性化免疫細胞の
中にTh1と呼ばれる細胞があり、この細胞は
インターロイキン-12(IL-12)という物質
で分化が促進され、
インターフェロン-γ(IFN-γ)を産生
して炎症を起こします。
 
 近年ゲノム解析で多発性硬化症や
クロン病などの免疫疾患に関係する遺伝子
の同定が進んでいますが、その中には
Th1に関係するIL-12やIFN-γの関連遺伝子
が多数見られます。
 
 これらに加えて、ゲノム解析で危険因子
として同定されたのが、
プロスタグランジンE2(PGE2)の受容体
であるEP4です。
 
 しかし、EP4がどのようにして免疫反応の
活性化に結びつくかの分子機構は不明
でした。
 
 今回の論文は、この間の関係を明らかに
したものです。
 
 見いだされた所見は、PGE2がEP4受容体
に働くことにより、IL-12の受容体と
IFN-γの受容体の誘導して受容体数を増加
させ、IL-12とIFN-γのシグナルを増幅する
ことにより、Th1細胞の分化を促進し、
この活性化免疫細胞の数を増して免疫炎症
を促進していることを明らかにしました。
 
 実際に、免疫細胞でEP4受容体を欠損
させたマウスでは接触性皮膚炎や
クロン病モデルである腸炎の抑制が
見られました。
 
 PGE2は急性炎症を惹き起こす
メディエーターとして知られており、
この結果は、急性炎症が免疫炎症に転換
するメカニズムを明らかにし、EP4受容体
を阻害する薬物の免疫病治療薬としての
可能性を示唆するものです。
 
 本研究成果は日本時間4月10日に
「Nature communications」誌に掲載
されました。
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 免疫反応は複雑ですね。
 
 Th1も免疫炎症を惹起する細胞のよう
です。
 
 多発性硬化症に関連するT細胞として
Th17が注目されていますが、Th1も関連
しそうですね。
 
 関連投稿を下記に紹介しておきます。
2013年2月23日

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善玉コレステロール産生の初期段階の可視化に成功-動脈硬化症の予防・治療法の開発に期待-

2013年3月12日
京都大学 研究 お知らせ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 植田和光 物質-細胞統合システム拠点
(iCeMS=アイセムス)教授、
永田紅 同特定拠点助教、楠見明弘 同教授
らの研究グループは、善玉コレステロール
(HDL)の産生に必須である膜タンパク質
ABCA1(ATP-binding cassette protein A1)
を1分子レベルで観察し、HDLができる最初
の段階を可視化することに世界で初めて
成功しました。
 
 健康診断の血液検査での指標として
用いられているように、血中HDL量の多い人
は動脈硬化症を発症しにくいことが
わかっています。
 
 しかし、アポリポタンパク質と
コレステロールの複合体であるHDLが
どのようなメカニズムでできるかは
明らかになっていませんでした。
 
 本研究では、細胞内の過剰な
コレステロールを排出する能力をもつ
ABCA1が、細胞膜上で二量体を形成する
ことが、HDLができる過程で重要である
ことが初めて示されました。
 
 この結果は、HDLができるメカニズムを
解き明かすうえで重要であり、本成果を
さらに発展させることで動脈硬化症の
予防や治療法の開発につながると期待
されます。
 
 本研究成果は、米国東部時間
3月11日に米科学誌
「アメリカ科学アカデミー紀要
(Proceedings of the National
Academy of Sciences of
the United States of America)」
電子版に公開されました。
--------------------------------------
 
>この結果は、HDLができる
>メカニズムを解き明かすうえで重要
>であり、本成果をさらに発展させる
>ことで動脈硬化症の予防や治療法の
>開発につながると期待されます。
 
 とのことです。
 今後に期待ですね。

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2013年4月14日 (日)

動脈硬化予防・セサミノール、効率抽出の新酵素

2013年4月14日 読売新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 動脈硬化予防などに効果があると
される「セサミノール」を、ゴマの
搾りかすから効率よく取り出せる酵素を
東北大の中山亨教授(酵素科学)らの
グループが発見した。
 
 セサミノールは、サプリメントとして
人気がある「セサミン」と似た物質。
 
 動脈硬化予防のほか、抗酸化作用や
がん予防などにも効果があるといわれ、
ゴマから油を搾った後のかすに多く
含まれている。
 
 糖の分離が難しかったため、搾りかす
は肥料や家畜の飼料になっていた。
 
 今回発見した酵素を活用すれば、
セサミノールを効率よく安く抽出できる
ようになる。
--------------------------------------
 
 Good !
 
 ゴマにはいろいろ有用な物質が含まれて
いるんですね。
 
 ただ、ゴマをそのまま食べても体内に
吸収されにくいらしい。

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次世代石炭火力発電向けガスタービンクリーン燃焼技術を開発

2013年4月11日
産業技術総合開発機構
株式会社日立製作所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 NEDOと株式会社日立製作所(以下、日立)
は、石炭ガス化複合発電(EAGLE*1)
パイロットプラントにおいて、次世代石炭
火力発電プロジェクトにおいて開発中の
CO2回収機能付石炭ガス化複合発電
(以下、CCS*2-IGCC*3)向けガスタービン
燃焼器を用いて、希釈剤を使用せずに
NOx排出量を10 ppm未満
(ドライ*4-シングルNOx*5)に低減する
新しい燃焼技術を開発しました。
 
 CCS-IGCCは、CO2排出量の大幅な低減が
期待される次世代石炭火力発電技術です。
 
 しかし、ガス化した石炭を燃焼する過程
で大量のNOxが発生することと、その対応策
である希釈剤を用いたNOxの抑制手法には、
発電効率が低下するという課題が
ありました。
 
 NEDOと日立は、希釈剤を用いることなく、
環境規制を満たす燃焼技術として、水素を
含む燃料を安定的に燃焼させると共に、
NOxの排出量を低減できる「多孔同軸噴流
バーナー」*6を開発しました。
 
 日立の施設内に於ける石炭ガス化ガスを
模擬した試験用燃料を用いた試験に加えて、
今回、EAGLEパイロットプラントで
ガスタービンの実機と石炭ガス化ガスの
実物を用いた試験を行うことで、NOx発生量
を環境規制値*7以下に抑制できる性能を
確認しました。
 
 今回の成果は、CCS-IGCCプラントの
実用化に向けて、高効率発電を実現しつつ、
NOxの排出基準値以下で実用運転できる
可能性を示したはじめての成果になります。
--------------------------------------
 
 素晴らしい。
 持続可能性を考慮すると原発より
遙かにましだと思う。
 
 汚染物質の廃棄場所さえない原発を
推進する人達は廃棄場所を何処に設置
出来ると考えているのか?
 
 無責任としか言いようがない。
 廃棄場所を作ってから推進すると
言って貰いたい。

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2013年4月13日 (土)

ヒッグス粒子発見後の宇宙物理学研究

2013年4月10日 Science Channel
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
動画です。
 
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 標準理論の予測した未発見の最後の
素粒子・ヒッグス粒子。
 
 万物の質量を生み出すという
この素粒子の発見は、宇宙の始まりや
物質の根源に迫る宇宙物理学研究に
どのような影響をもたらすので
しょうか?
 
 今後の研究の展開について取材
しました。
--------------------------------------
 
 興味深い話しですが、お金がかかりそう
ですね。

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脊髄損傷治療、サルで実験成功 生理学研究所

2013/4/11 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 自然科学研究機構生理学研究所の
西村幸男准教授らは11日、脊髄の一部が
損傷したサルの脳と正常な脊髄とを電線で
つなぎ、まひした手を動かす実験に成功
したと発表した。
 
 将来、脊髄損傷を外科的に治療できる
可能性もあるという。
 
 米ワシントン大学との共同研究で、
成果が欧州の神経回路専門誌(電子版)
に掲載される。
--------------------------------------
 
 今までのアプローチと違うものですね。
 
 今までは脳からの信号をとらえて
(BMIで)外部の装置を自分の思ったように
動かすという方向のものしか見なかった
です。
 
 同じ内容の記事です。
2013年04月11日
朝日新聞デジタル
 有料記事です。
 こちらの方が図があってわかりやすい。
 
 再生医療もありますが、当面では
最も現実的なアプローチかも知れません。
 最も臨床に近いと言う意味で、
 
 関連発表です。
平成25年4月11日

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理研、DNA修復タンパク質で「ポリメラーゼ連鎖反応」の精度の向上に成功

2013/04/10 マイナビニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 理化学研究所(理研)は4月9日、生物が
もともと備えているDNA修復機構で働く
タンパク質を応用して、遺伝子診断や
ゲノム解析などに欠かせない
「ポリメラーゼ連鎖反応
(polymerase chain reaction:PCR)」の
精度を向上させることに成功したと
発表した。
 
 成果は、理研 放射光科学総合研究
センター 放射光システム生物学研究
グループの福井健二客員研究員
(現・大阪大学産学連携本部)、
同・別所義隆チームリーダー、
同・倉光成紀グループディレクターら
による「高度好熱菌丸ごと一匹
プロジェクト」で得られたものだ。
 
 研究の詳細な内容は、スイスの
科学雑誌
「International Journal of Molecular
Sciences」3月22日号に掲載された。
 
 現在、ヒトを含むさまざまな生物の
全ゲノム配列が解読されており、DNAは
基礎研究だけでなく、臨床診断に至るまで
幅広い分野で利用されるようになって
いる。
 
 PCRはDNAの研究や診断で欠かせない技術
で、特定のDNA配列を選択的に増幅する
ことが可能だ。
 
 サンプルがごく少量しかないが、
入手したいDNA配列だけを約10億倍まで
増幅でき、各種検出・解析を容易にできる
というわけである。
--------------------------------------
 
>PCRはDNAの研究や診断で欠かせない
>技術で、特定のDNA配列を選択的に
>増幅することが可能だ。
 
>サンプルがごく少量しかないが、
>入手したいDNA配列だけを約10億倍まで
>増幅でき、各種検出・解析を容易に
>できる
 
>研究チームは今回の成果に対し、PCRの
>根源的な改善をもたらすものとし、
>幅広い分野のPCR関連技術の効率と
>精度の上昇に寄与すると期待できる
>とコメント。
 
 素晴らしいですね。
 
>高度好熱菌「Thermus thermophilus」の
>「HB8株」が持つDNA修復タンパク質が、
>DNAの傷害に対して極めて特異的に結合
>することを明らかにしてきた。
 というのがミソのようです。
 
 それでDNAのミスマッチを防ぐ。
 
 思わぬ細菌が役立ちますね。

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2013年4月12日 (金)

36年ぶりの新発見! 光でナトリウムイオンを輸送するポンプ型タンパク質!!

平成25年4月10日
国立大学法人 名古屋工業大学
科学技術振興機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 名古屋工業大学 大学院工学研究科
未来材料創成工学専攻 ナノ・ライフ変換
科学分野の神取 秀樹 教授、井上 圭一 
助教らは、東京大学 大気海洋研究所 
木暮 一啓 教授、吉澤 晋研究員との
共同研究により、光のエネルギーを使って
ナトリウムイオン(Na+)を細胞から
汲み出す新しいタンパク質
(ナトリウムポンプ型ロドプシン;NaR)
を発見しました。
 
 このタンパク質の働きを解明し制御
できれば、脳神経研究などの応用が可能
になり、様々な精神・神経疾患へ治療法
の開発に寄与すると期待されます。
 
 本研究は、JST戦略的創造研究推進
事業(さきがけ)の「細胞機能の構成的な
理解と制御」研究領域における研究課題
「光で“創る”オプトジェネティクスへの
挑戦」の一環として行われ、成果論文は
総合科学雑誌である
Nature Communications誌の4月9日号に
掲載されました。
 
 さらに、その中でもごく限られた論文
だけを選定する
this week's press release に選ばれて
います。
 
 
-------
■ナトリウムポンプ型ロドプシン;NaR
の特徴
 タンパク質は生物に固有の物質であり、
生物活動を担うタンパク質は10万種類
以上もあります。
 
 その合成は生きた細胞の中で行われ、
合成されたものは生物の構造そのもの
となり、あるいは酵素などとして生命現象
の発現に利用されます。
 
 1971年に、太陽光エネルギーを
使って水素イオン(H+)をポンプする
という全く新しいタイプのタンパク質が
ある種の細菌から見つかり、1977年
には塩化物イオン(Cl-)を細胞内へ
取り込むポンプも発見されました。
 
 しかし、生体にとっては重要な電解質
の1つであるナトリウムイオン(Na+)
のポンプは見つかっていませんでした。
 
 我々の神経興奮などNa+の輸送は
生物にとってきわめて重要な機能ですが、
細菌は太陽光エネルギーをNa+の輸送
のためには使わない、というのが
これまでの定説になっていました。
 
 今回の
(ナトリウムポンプ型ロドプシン;NaR)
の発見は、長らく見つかっていなかった
ポンプ型ロドプシンの3番目ですが、
生物の機能としては非常に重要度の高い
発見です。
--------------------------------------
 
 36年ぶりの新発見! だそうです。
 すごいことですね。
 
 細胞の恒常性を維持する為には
細胞にとって必須のイオンの濃度を
適切に制御する必要があるわけで、
 今回新たにナトリウムイオンの濃度
制御に貢献できるポンプ型タンパク質
を発見したと言うことらしいです。
 
 オプトジェネティクス(光操作)
という学問分野があるんですね。
 
>このタンパク質の働きを解明し制御
>できれば、脳神経研究などの応用が
>可能になり、様々な精神・神経疾患へ
>治療法の開発に寄与すると期待
>されます。
 
 とのことで、今後に期待したい。

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高分子を捕まえる新タイプの光ピンセット

2013年4月10日
サイエンスポータル編集ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 北海道大学大学院の坪井泰之准教授
らの研究グループは、金属中の自由電子の
振る舞いを利用した新しいタイプの
「光ピンセット」を開発し、従来の
光ピンセットではできなかった細胞よりも
小さな高分子粒子を自在に捕捉し、
配置することに成功した。
 
 国際光工学会(The International
Society for Optical Engineering;
SPIE)のサイト誌「SPIE Newsroom」に
発表した。
 
 光ピンセットは、
高強度のレーザービームを集光させると、
小さな粒子が焦点に引き寄せられる性質
を利用した技術で、マイクロ加工や生物学
の研究で使われている。
 
 しかし細胞よりも小さなタンパク質や
DNA(デオキシリボ核酸)などの高分子を
操作することはできず、物体が小さく
なればなるほど、それを引き寄せて捕捉
する光の力も弱くなる欠点があった。
 
 研究グループは、金属にある波長の光
を当てると金属中の自由電子が集団で
“さざ波”のように動き出す現象
「プラズモン励起」に着目した。
 
 この現象によって照射した光の強さが
1万倍以上に増強され、物体を捕捉する
力も1万倍強くなると考えられた。
 
 そこで、ガラス基板の上に金粒子の
四面体ピラミッドを築き、プラズモン励起
を起こす近赤外光を照射することで、
水溶液中の高分子試料を効率よく
ピラミッド底角近くで捉える実験に
取り組んだ。
 
 その結果、細胞やウイルスよりも
はるかに小さなナノメートル
(10億分の1メートル)サイズの高分子粒子
を捕捉し、六角形やリング状など自在に
配列させることに成功したという。
 
 開発した「プラズモン光ピンセット」
によって、異なる分子系同士を空間的に
接触させた化学合成や
DNAハイブリダイゼーションなどが可能
となり、今までできなかった新しい
診断ツールであるDNA チップやタンパク質
チップの実現によって在宅診断や
各種臨床検査の業務も大きく変わるかも
しれないという。
--------------------------------------
 
>開発した「プラズモン光ピンセット」
>によって、異なる分子系同士を空間的
>に接触させた化学合成や
>DNAハイブリダイゼーションなどが
>可能となり、今までできなかった
>新しい診断ツールであるDNA チップや
>タンパク質チップの実現によって
>在宅診断や各種臨床検査の業務も
>大きく変わるかもしれないという。
 
 「プラズモン光ピンセット」
 良いですね。
 大いに期待したい。
 
 元ねたへのリンクです。
 北海道大学プレスリリース

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2013年4月11日 (木)

活性酸素などから遺伝物質を守る仕組みを解明

2013/03/27
九州大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
--------------------------------------
 九州大学大学院医学研究院の関口猛助教
は、福岡歯科大学先端科学研究センターの
関口睦夫教授、早川浩教授、
伊東理世子講師との共同研究によって、
活性酸素などによる酸化から遺伝物質を
守る仕組みを明らかにしました。
 
 この仕組みの解明は、遺伝物質の酸化
によって引き起こされる人間のがん化や
老化の仕組みを明らかにするために重要
であると考えています。
 
 本研究成果は、米国学術誌
『The Journal of Biological Chemistry』
電子版に 2013 年 2 月 3 日付けで公開
され、2013 年 3 月 22 日号の印刷版に
掲載されました。
 
 
-------
内 容
 活性酸素などによって DNA や RNA、
ヌクレオチドが酸化されることは、生物
にとって大きな害となります。
 
 人間を含め、酸素を使って生きている
生物は、これらが酸化されるのを防ぐ
仕組みを持っているはずです。
 
 研究チームは、酸化された
ヌクレオチドを排除する仕組みを研究して
きました。
 
 生物は、細胞を基本単位として構成
されています。
 
 そのため生命現象の仕組みは、一つの
細胞である大腸菌でも、人間でも、基本的
には同じようなものであると言うことが
できます。
 
 本研究では、大腸菌を使用し、
ヌクレオチドを作るために働いている
3つのタンパク質(GMK,ADK,NDK)を詳細に
調査しました。
 
 その結果、研究チームは GMK だけが、
酸化された原料(8oxoGMP)を使わず
酸化されていない原料(GMP)だけを使う
ことを明らかにしました。
 
 酸化されたヌクレオチド(8oxoGTP)は
MutT というタンパク質によって分解されて
8oxoGMP ができることは分かっていました。
 
 この分解されてできた8oxoGMP を GMK が
使わないことがこの研究で判明しました。
 
 一度分解された酸化ヌクレオチド
(8oxoGMP)が、また使われては意味が
ありません。
 
 それを回避する働きをこの GMK
というタンパク質が担っていることも
明らかにしました。
--------------------------------------
 
>GMK や MutT などの酵素は、活性酸素
>による悪い作用を取り除くことができる
>ため、重要な酵素です。
>食品などの環境中の化学物質で、
>GMK や MutT などの働きを邪魔するもの
>があれば遺伝物質を傷つけてがん化や
>老化を進めることになります。
 
 なるほど。
 
 人が本来持っている仕組みの一部が
解明されたということですね。
 
 酸化ストレス関連での既投稿記事には
2012年10月31日 東京大学
 
 というのがありました。
 ご参考。

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初期化を阻害する転写因子が分化を促進する

2013年4月2日
京都大学 研究お知らせ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
--------------------------------------
 引地貴亮 iPS細胞研究所(CiRA)研究員、
升井伸治 同講師らの研究グループは、
iPS細胞への初期化を阻害する(干渉する)
因子が分化誘導を促進することを明らかに
するとともに、分化細胞が初期化される
メカニズムの一端を解明しました。
 
 この研究成果は2013年4月1日の週
(米国東部時間)に米国科学誌
「Proceedings of the National
Academy of Sciences」のオンライン版
に掲載されます。
 
 
-------
概要
 転写因子は細胞の中で遺伝子の働きを
調整することで、細胞の分化を促したり、
反対に分化した細胞の初期化を促したり、
また分化した細胞を直接、他の細胞へと
変化させることもできます。
 
 しかし、各細胞内では様々な転写因子が
働いており、どのようにしてその細胞の
機能が発揮されているのか、分化した状態
が維持されているのか、解明することは
非常に困難でした。
 
 升井講師は、「細胞を特徴付ける決定的
な因子(コア因子)が存在し、分化の種類
を決めるとともに細胞の初期化を阻害する」
という仮説を立て、分化した細胞をiPS細胞
へと初期化する効率を指標にコア因子を
同定するiPS干渉法を開発しました。
 
 本研究では、神経細胞に特徴的な転写因子
をリストアップし、それらを過剰発現
させました。
 
 その中から特にiPS細胞へと初期化する
効率が悪くなる(iPS細胞化を干渉する)
因子をコア因子と同定しました。
 
 これらの因子を肝臓の細胞に導入した
ところ、神経細胞へと誘導することが
できました。
 
 また、同様に肝臓の細胞で初期化を阻害
するコア因子を同定したところ、それらは
既に肝臓細胞へと誘導することが知られて
いる転写因子でした。
 
 これらの結果から、升井講師らの立てた
仮説が正しいことが示され、iPS干渉法
によって同定されたコア因子によって
細胞種を直接変換しうることが明らかに
なりました。
 
 今回確立したiPS干渉法を用いることで、
様々な分化細胞を特徴付ける因子を
明らかにすることができ、それぞれの細胞
についての理解が深まるとともに、
分化誘導方法の開発が進むことが期待
されます。
--------------------------------------
 
 素晴らしい成果だと思います。
 
>これらの結果から、升井講師らの
>立てた仮説が正しいことが示され、
>iPS干渉法によって同定された
>コア因子によって細胞種を直接変換
>しうることが明らかになりました。
 
>iPS細胞への初期化を阻害する
>(干渉する)因子が分化誘導を
>促進する
 
 素晴らしい発想ですね。
 相反する機能のような気がするのが
普通の考えだと思う。
 
 これで分化誘導方法の開発が進むと
思われます。
 期待したい。

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2013年4月10日 (水)

哺乳類受精卵のリプログラミングに重要な遺伝子を世界で初めて発見

2013年4月5日
近畿大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 近畿大学生物理工学部の松本和也教授
・畑中勇輝大学院生(博士後期課程3年)
らの研究チームは、哺乳類の受精卵が全て
の細胞に自律的に分化する能力
(分化全能性)を獲得するために必要な
プロセスである「エピジェネティック情報
(遺伝子の発現を記憶するための情報)の
リプログラミング(書き換え)」において
重要な働きをする遺伝子「GSE」を、
世界で初めて同定しました。
 
 
 この研究成果は今後、精子や卵のもと
になる「始原生殖細胞」の形成時や
iPS細胞(人工多能性幹細胞)の樹立時に
起こる
エピジェネティック・リプログラミングの
理解にも貢献することが期待されます。
 
 それにより、いまだ低率である
体細胞クローン個体の作出効率や、
iPS細胞の作成効率の改善などに寄与する
ことも期待されています。
 
 哺乳類の受精では、生殖細胞
(精子および卵)のエピジェネティック情報
が、生物個体を形成する200種類以上の細胞
に自律的に分化可能な能力(分化全能性)を
持つ、受精卵のエピジェネティック情報に
書き換えられます
(エピジェネティック・リプログラミング)。
 
 このリプログラミングの分子メカニズム
については、遺伝子発現に必要なプロセス
である「能動的DNAの脱メチル化」
(エピジェネティック情報の1つで、DNAを
構成する塩基シトシンからメチル基が
特定の因子により取り除かれる現象)が
重要な生理現象であることが分かって
いましたが、その詳細な制御メカニズムは
未解明のままでした。
 
 これを解明するため、研究チームは、
受精時に卵の細胞質に存在する母性因子
であり、なおかつ自らクローニング(単離)
した生殖細胞でしか発現しない遺伝子
「GSE」に着目し、その解析をマウス受精卵
や初期胚において続けてきました。
 
 その結果、次の事実を見出しました。
 
 GSEは受精後、雄性のクロマチン
(DNAとタンパク質の複合体)にだけ結合
する。
 
 さらにGSEタンパク質は、クロマチンを
構成するヒストン(遺伝子が巻き付いた
タンパク質)のうちH3およびH4の2種類と
直接、結合する。
 
 受精卵の雄性ゲノム
(精子由来の遺伝情報)では通常、DNA複製
が始まる前に、ゲノム上に存在する
5-メチルシトシン(5mC)が
5-ヒドロキシメチルシトシン(5hmC)に
転換されることで能動的にDNAが
脱メチル化されるが、GSEタンパク質の
発現を抑制した受精卵では、この5mCから
5hmCへの転換が抑制されている。
 
 以上の結果から、GSEは、受精時の
エピジェネティック・リプログラミングで
重要な生理現象である
「能動的DNA脱メチル化」の制御メカニズム
に深く関与していることを突き止めました。
--------------------------------------
 
 エピジェネティックスの理解は
ある意味DNAの解析と同等
あるいはそれ以上に重要です。
 
>GSEが「能動的DNA脱メチル化」の
>制御メカニズムに深く関与している
>ことが分かった
 ということですね。
 
 今後、
エピジェネティック・リプログラミングの
メカニズムにおけるGSEが担う働きをより
詳細に理解することが求められている。
 ということのようです。
 
 今後に期待します。

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骨との結合が3倍速くなるコーティング法を開発

2013.04.08 物質・材料研究機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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1.独立行政法人物質・材料研究機構
 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点
 バイオセラミックスグループの
 菊池 正紀グループリーダーと
 東京医科歯科大学の上園 将慶大学院生、
 高久田 和夫教授(生体材料工学研究所)
 森山 啓司教授(医歯学総合研究科顎顔面
 矯正学分野)らの研究グループは、
 骨との結合が3倍速くなるコーティング法
 の開発に成功しました。
 
2.矯正歯科用骨膜下デバイスは生体への
 侵襲が小さいという点で優れていますが、
 骨の表面上で骨と結合する必要がある
 ため、水酸アパタイトのコーティング処理
 をしても、治療に利用出来るまでには最短
 でも3ヶ月程度の待機時間が必要でした。
 
 そこで、この時間を短縮するために、
 物質・材料研究機構と東京医科歯科大学
 は共同して、デバイスの形状の最適化と
 新しいコーティング法を共同で開発した
 ところ、従来のデバイスの3ヶ月後と
 同じ骨被覆率を1ヶ月で実現する
 コーティング法を確立しました。
 
3.本研究成果はJournal of Biomedical
 Materials Research Part B
 : Applied Biomaterialsに米国時間
 4月2日にオンライン掲載されました。
--------------------------------------
 
>従来のデバイスの3ヶ月後と同じ
>骨被覆率を1ヶ月で実現する
>コーティング法を確立しました。
 
 良いですね。
 3ヶ月と1ヶ月では大違いです。
 素晴らしい。

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独自製法で絶妙のふわとろ感を実現した「ふわとろ卵」

8 APRIL 2013 diginfo.tv
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
動画です。
 
--------------------------------------
"「ふわとろ卵」は、卵を割ったら、
一流のシェフが作ったようなとろとろで
ふわふわの卵がそのまま出てくる
ということを目指して作りました。
 
 食べて頂かないと食感は分かりません
が、非常に大きな用途が見込めると
思います。"
--------------------------------------
 
 面白いアイデアですね。
 
 本当に売れるかどうかは
わかりません。
 
 値段次第では?

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2013年4月 9日 (火)

福島第一汚染水漏れ、東電の計算「評価甘い」

2013年4月8日 読売新聞
 
2013年4月8日10時38分  読売新聞
 
--------------------------------------
 東京電力福島第一原子力発電所の
地下貯水槽で5日に判明した汚染水の
大量漏出について、漏れた放射性物質の
総量を7100億ベクレルと推定した
東電の計算に対し、「見積もりが甘い」
との指摘が専門家から上がっている。
 
 貯水槽内の汚染水の50分の1という
低い濃度を使って計算したためだ。
 
 貯水槽は、3層構造の止水シートで
覆われている。
 最も外側のシートと真ん中のシートの間
にたまった水から、1立方センチあたり
約6000ベクレルの放射性物質が検出
された。
 東電は、この濃度と漏水量120トンを
掛け、漏れた放射性物質の総量を
7100億ベクレルと算出した。
 
 しかし、貯水槽内の汚染水の濃度は、
約50倍高い同29万ベクレル。
 
 普通に120トンと掛け合わせれば、
約35兆ベクレルの放射性物質が貯水槽の
外へ漏れ出したことになる。
 
 東電は「外部に出る部分の濃度で計算
することにしている。
 どちらかが誤りだというわけでもない」
と強調しながら、「シートに放射性物質を
吸収する能力はなく、濃度低下の理由は
不明」という。
 
 外から水が加わって薄まっていた場合、
同6000ベクレルに対応する漏水量は
120トンより多くなる。
--------------------------------------
 
>「シートに放射性物質を吸収する能力
>はなく、濃度低下の理由は不明」
 
 すごくいい加減ではないでしょうか?
 
 事実は変わらない。
 
 シートに放射性物質を吸収する能力
がないのであれば、外から水が加わって
薄まった可能性が高い。
 
 こんな東電に任せきりにしている
国会とはなんでしょうか?
 無責任きわまりない。
 
 こんな記事もあります。
2013/4/9 日本経済新聞
 
 なんとも言えない。

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人工塩基を用いてDNAの機能向上を証明

2013年4月8日
独立行政法人理化学研究所
タグシクス・バイオ株式会社
60秒でわかるプレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
--------------------------------------
 生物の遺伝情報は、アデニン、
グアニン、シトシン、チミンという4つの
塩基を組み合わせた配列でDNA上に記述
されています。
 
 DNAは、この4種類の塩基によって
タンパク質合成の設計図として機能する
ほか、抗体や酵素としても機能します。
 
 1962年に米国の研究者A・リッチが
「DNAの塩基の種類を増やすことが
できれば、DNAの情報や機能を拡張できる
可能性がある」という仮説を唱えました。
 
 これを証明するためには、塩基の種類を
増やしたDNAが正確に複製されるような
新しい塩基を人工的に作り出す必要が
ありました。
 
 理研は世界的な開発競争の中で、着実に
研究の成果を積み上げ、2009年には
人工塩基対を作製して、天然型塩基対に
近い精度で複製させることに成功
しました。
 
 今回、その人工塩基をDNAに組み込み、
抗体のように標的タンパク質に結合して
その働きを制御する「DNAアプタマー」
を作製しました。
 
 このDNAアプタマーに人工塩基は2、3個
しか入っていませんが、天然型塩基だけで
構成されるDNAアプタマーと比較して
標的タンパク質との結合能力が100倍以上
も向上しました。
 
 作製には従来のSELEX法を改良した手法
を用いました。
 
 DNAの疎水性部分と結合しやすくする
ため、ランダムに配列されたDNA断片に
疎水性の人工塩基を組み込んだ5種類の
塩基からなるライブラリーを合成し、
これを用いて標的タンパク質に結合する
DNAアプタマーを作製しました。
 
 今回、DNAに人工塩基を加えることで、
DNAの機能が飛躍的に向上するという
50年前のリッチの仮説を世界で初めて
実証しました。
 
 タンパク質結合能力と選択性に富む
人工塩基を含んだDNAアプタマーは、
従来の抗体技術に代わって診断・検出
・医薬品開発分野での応用が期待
できます。
--------------------------------------
 
>今回、DNAに人工塩基を加えることで、
>DNAの機能が飛躍的に向上するという
>50年前のリッチの仮説を世界で初めて
>実証しました。
>タンパク質結合能力と選択性に富む
>人工塩基を含んだDNAアプタマーは、
>従来の抗体技術に代わって診断・検出
>・医薬品開発分野での応用が期待
>できます。
 
 素晴らしそうですね。
 大いに期待したい。
 
 こちらが本物のプレスリリースです。

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脳内の神経伝達を増強する新たな分子を発見

2013年3月11日
独立行政法人
国立精神・神経医療研究センター(NCNP)
プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
--------------------------------------
 独立行政法人 国立精神
・神経医療研究センター神経研究所の
神経薬理研究部部長 木村英雄らのグループ
は、脳内で硫化水素(H2S)から生成される
ポリサルファイド(H2Sn)がシナプス
による神経伝達を活性化させている仕組み
を明らかにするとともに、
ポリサルファイドが神経伝達を増強させる
新たな分子であることを発見しました。
 
 今回の研究で木村らは、脳内で硫化水素
が結合してポリサルファイド(H2Sn)
(n = 2~7)が生成され、H2Snが
アストロサイトへのカルシウムイオン流入
を誘導することで、アストロサイトが
グルタミン酸やATPといった化学物質を
シナプスに向けて放出し、神経伝達を増強
するという仕組みを明らかにしました。
 
 また、ポリサルファイドには硫化水素の
300倍以上強力なアストロサイト活性化作用
を持つことも分かり、神経伝達を増強する
に十分量のポリサルファイドが脳内に存在
することも分かりました。
 
 さらには、ポリサルファイドが
アストロサイトへの
カルシウムイオンチャネル
(TRPA1チャネル)に働きかける物質
(内在性リガンド)である可能性が
高いことも分かりました。
 
 硫化水素(H2S)には神経保護因子
としての機能があり、パーキンソン病など
の神経変性疾患治療に応用しようという
試みが国外で進んでいます。
 
 パーキンソン病の治療薬として
使用されるL-DOPA(レボドパ)は神経伝達
効率を改善します。
 
 この疾患で起こる神経細胞死を阻止する
ことはできず、根本から治療するものとは
言えません。
 
 
 一方、硫化水素(H2S)には以下の効果
が期待されます。
①ドーパミンを分解する
 モノアミンオキシダーゼ(MAO)を阻害し、
 ドーパミンのシナプス滞留時間を
 延ばすことで神経伝達を増強する。
 
②神経細胞に障害を与えるミクログリア
 からのインターロイキン6、TNFαやNOの
 放出を抑制し、障害を阻止する。
 
③細胞内の主要な抗酸化剤である
 グルタチオンを増やす。
 
④H2Sから生成されるポリサルファイド
 (H2Sn)によってシナプス伝達を制御
 するアストロサイトが活性化され、
 伝達効率のさらなる改善が期待される。
 
 これらのことから、今回の発見により
 パーキンソン病の根本治療への道筋の
 一つが示されたことになります。
--------------------------------------
 
 素晴らしい。
 
>これらのことから、今回の発見により
>パーキンソン病の根本治療への道筋の
>一つが示されたことになります。
 
 とのことです。
 大いに期待したい。

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2013年4月 8日 (月)

沖縄の海に鉱物資源 金や銀など340万トン以上

2013年04月04日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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 沖縄本島から北に約100キロの
海底に、新たに340万トン以上の
金や銀などの鉱物資源が眠っているのを
石油天然ガス・金属鉱物資源機構
(JOGMEC)が見つけた。
 
 沖縄や伊豆小笠原海域での埋蔵量は
計5千万トンと予想されていたが、
増える見込みという。
--------------------------------------
 
 すごいですね。
 
 海底の資源、思っていたより沢山あり
そう。

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1滴の血液から1時間で検査できる全自動遺伝子検査チップ

4 APRIL 2013 diginfo.tv
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
動画です
 
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 パナソニックは、SNPという遺伝子情報
を前処理行程を含め全て自動で検査可能な
遺伝子検査チップをIMEC
(ベルギーのルーヴェン市に本部を置く
国際研究機関)と共同で開発しました。
 
 個人の体質にあわせた治療法を選ぶ
「テーラーメイド医療」の普及に
つながるものと期待されます。
 
 SNPとは、遺伝子の一塩基が人により
異なることを言います。
 
 このSNPの検出により遺伝病の有無や
将来的な危険率の診断、疾患関連遺伝子
の特定などを行うことができます。
 
 検査は、血液と薬液をチップに注入して、
検査システムにセットするだけです。
 
 チップの中にはマイクロポンプが内蔵
されており、セットした血液と薬液は、
まず、ミキサー部分で混合されます。
 
 混合させた溶液からはDNAが抽出され
ます。
 ここで、SNPを含む領域を切り出して
増幅させます。
 DNAの増幅には、温度を上下させる
ことで狙った領域のDNAを切り出すPCR
という技術が用いられていますが、
従来手法では2時間程度の時間がかかって
いました。
 
 増幅させたDNAは、マイクロポンプで
DNAフィルタへ送られます。
 ここでDNAを長さごとに分離したのち、
新開発の電気化学式センサにより、
薬液中に溶解させた状態でSNPを識別
します。
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 どんどん進歩していきますね。
 
 「テーラーメイド医療」は必須です。
 普及につながるよう期待しています。

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ブラックホールに落ち込む最後の1/100秒の解明へ

独立行政法人理化学研究所
国立大学法人京都大学
学校法人日本大学
国立大学法人東京大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
--------------------------------------
 強力な重力のため、光さえも飲み込んで
しまうという暗黒の天体「ブラックホール」
は、実在するのでしょうか?
 
 状況証拠こそ集まってきたものの、
じつは今でも、直接的な観測証拠は
ありません。
 
 1971年、今から40年ほど前に
「はくちょう座X-1」という、X線で明るく
光る不思議な天体が発見されました。
 
 X線強度が秒以下の短い時間で変動する
ことや、太陽の数倍以上の質量を持つこと
もわかりました。
 
 短い時間でX線が変動することは、X線を
出す領域、すなわち天体が極めて小さい
ことを意味します。
 
 こうして、「はくちょう座 X-1」 は
ブラックホール候補天体となりました。
 
 はくちょう座X-1は連星系の中に
あります(図)。
 
 ブラックホールは、連星系の相手の恒星
の周囲のガスを引き込みます。
 
 引き込まれたガスはブラックホールの
周りをぐるぐる回る円盤をつくり、
最終的にブラックホールに落ち込みます。
 
 ガスは、ブラックホールに落ち込む時
高温になりX線を出します。
 
 このX線をうまくキャッチすること
により、ブラックホールの周囲を詳しく
“観察” できるのです。
 
 理研の研究者らは、X線観測衛星
「すざく」に搭載された高感度の
「硬X線検出器」を用い、
「重ね合わせショット解析」という
X線強度や色(波長)の細かな変動が
測定できる独自の手法を適用し、ガスが
ブラックホールに落ち込む最後の
100分の1秒間に10億度以上まで急激に
加熱されることを発見しました。
 
 もし中心天体に表面があれば、
表面からの放射がガスを冷やすため
今回の観測を説明できません。
 
 したがって本観測は、中心に
「表面のない天体」、つまり
ブラックホールがあることを意味します。
 
 ブラックホール存在の直接証明に
一歩近づいた成果といえます。
--------------------------------------
 
>ブラックホール存在の直接証明に
>一歩近づいた成果といえます。
 
 興味あるんです。
 なんでも吸い込むブラックホール
恐ろしい存在です。
 
 こちらが本物のプレスリリース
です。

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2013年4月 6日 (土)

女性特有の“働かないX染色体”

2013年4月2日
サイエンスポータル編集ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 ヒトには2種類の性染色体(X、Y)がある。
 男性はXY、女性はXXの組み合わせを持つ
が、男性よりもX染色体が1本多い女性の
場合は、どちらかのX染色体の働きを休止
させなければ、生存できないという。
 
 このため女性の細胞の核では、働いて
いない方のX染色体は小さく折りたたまれて
凝縮した「バー小体」として観察される。
 
 北海道大学大学院先端生命科学研究院の
小布施力史(おぶせ・ちかし)教授や
九州大学生体防御医学研究所、
大阪大学大学院などの研究チームは、
「バー小体」の形成に関わるタンパク質を
発見した。
 
 このタンパク質の働きを操作すること
で、筋ジストロフィーやがんの病因解明や
治療法の手がかりになるかもしれない
という。
 
 「バー小体」は女性の細胞核だけに
見られる不活性のX染色体として、60年以上
も前から報告されていた。
 
 そのままでは、2本あるX染色体から
読み取られる遺伝子の量が女性の方が
男性よりも2倍多いことになり、致命的な
影響が出ることから、小さく折りたた
まれて凝縮することにより、遺伝情報を
読み取られないようにしていると
考えられるが、詳しい構造や形成の仕組み
などは分かっていなかった。
 
 研究チームは、「バー小体」を構成する
タンパク質の種類や働きを、質量分析器や
遺伝情報解析装置などを使って調べた。
 
 その結果、不活性X染色体に多く存在する
タンパク質
「HBiX1(エイチ・ビックス・ワン)」を発見
した。
 
 さらにHBiX1は、他のタンパク質
「SMCHD1」とも連携してX染色体を小さく
折りたたんでいくことが分かった。
 これらのタンパク質の働きを抑えると、
「バー小体」は形成されなかった。
 
 HBiX1 やSMCHD1 はX 染色体以外の
染色体にも存在することから、染色体上の
さまざまな領域の凝縮に関わっていること
が示唆された。
 
 これは例えば、皮膚の細胞ならば皮膚の
形質に関わる遺伝子以外は読み取られない
ようにするなど、細胞間の違いを生み出す
遺伝子の発現パターンを規定しているとも
考えられる。
--------------------------------------
 
 興味深い話しですね。
 素人にはこういう話しは思いもつかない
ものです。
 
 関連リンクです。
2013/4/1
北海道大学プレスリリース
 
 エピジェネティックスそのもののような
気もしますが、
 
 今後の発展に期待したい。

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群馬大学神経生理 Homeから紹介(その3)

 
 上記ページに下記情報ががありましので
紹介しておきます。
 
 脊髄小脳変性症関連の記事は少ない
ので貴重です。
 
--------------------------------------
 2013/03/26 【遺伝子治療】
 
 マシャド・ジョセフ病モデルマウスの
運動失調を、変異した疾患遺伝子特異的
shRNAを用いて治療することで大きく改善
させることに成功しました。
--------------------------------------
 
 上記の報告は、悪さをする
ataxin-3遺伝子の働きをRNA干渉という
技術を使って抑える方法のようですね。
 
 平井教授の以前発表したものは、
ataxin-3遺伝子が創り出す「神経細胞内に
毒性をもつ、たんぱく質の塊」を分解する
遺伝子を導入してこの塊を分解して
治療するという遺伝子治療です。
 
 この方法はどちらかと言えば事後の
処置、今回の情報は事前の処置と、
分類しても良いかな?
 
 対象疾患はSCA3(MJD)及び同一の
メカニズムによって発症するものが
対象となります。
 
 どちらにしても治療の選択肢が増える
というのは素晴らしいですよね。
 
 今後の進展に期待したい。

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2013年4月 5日 (金)

DNAが切れていないのに発生する染色体断裂の発見-ヒトの被爆線量を測定する手法に異議あり-

2013年4月4日
京都大学 研究 お知らせ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
--------------------------------------
 ヒトの被爆線量を推定する最も確実
かつ高感度の手法は、被検者の末梢血を
染色体検査することであり、検査の原理
は、染色体はちぎれている部分
(染色体断裂と呼ぶ)の数と過去の
被爆線量とが相関することによるとされて
いますが、このたび、藤田真梨 医学部
6回生、廣田耕志 医学研究科准教授
(現首都大学東京教授)、武田俊一
同教授らの研究グループは、この原理が
いつも正しいわけではないことを世界で
初めて証明しました。
 
 本研究成果は、2013年4月3日付けの
「PLoS ONE」オンライン版で公開され
ました。
 
 
-------
波及効果
・染色体断裂数を測定から放射線被爆線量
 を推定すると、被爆線量を過大評価する
 場合があることが解りました。
 
・5フルオロウラシルは診療の現場で広く
 使われる抗がん治療薬です。
 この治療薬は染色体断裂を誘導する
 ことから、放射線治療のように
 2重鎖DNAを切断して細胞を自殺せしめる
 ことが、この治療薬の作用機序と推定
 されてきました。
 本研究によりその推定がそもそも誤って
 いたことが明白になりました。
--------------------------------------
 
 波及効果の示すものは興味深いですね。
 
 現在の科学でどこまで断定出来るのか?
 難しいですね。
 
 わからない事だらけなんですから、

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新しい構造を持つ金属ルテニウム触媒の開発に世界で初めて成功

平成25年4月4日
京都大学
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
--------------------------------------
 京都大学 大学院理学研究科の北川 宏
教授の研究グループは、面心立方格子
(fcc)構造を有する金属ルテニウム
(Ru)触媒の開発に成功しました。
 
 従来のRu触媒では、六方最密格子
(hcp)の構造をとるものしか知られて
いませんでした。
 
 今回、化学的還元法によりRuの
原子配列を精密に制御することで、初めて
fcc構造を有するRu触媒を得ることに
成功したものです。
 
 家庭で使用されている燃料電池
コジェネレーションシステム
「エネファーム」で、金属Ru触媒は
レアメタルである白金の耐被毒触媒として
使用されています。
 
 今回開発されたfcc-Ru触媒は
従来のhcp-Ru触媒の性能を凌ぐ
ものです。
 
 このことにより、エネファームの
耐用年数が画期的に延びることが期待
されます。
 
 従来のルテニウム(Ru)は、
六方最密格子(hcp)構造を有し、
高価で希少な白金族元素の1つです。
 この金属Ruは、有機合成反応用の
触媒をはじめとして、家庭用燃料電池
エネファームでの一酸化炭素被毒触媒、
アンモニア合成触媒、NOxなどの
排ガス浄化触媒、白金フリーな
燃料電池電極触媒など、社会で広く利用
されている極めて有用な触媒です。
 
 最近ではコンピューターやDVD用の
ハードディスク容量を増大させるための
メモリ材料としても利用されています。
 
 これらの材料として使用される際には、
主にナノメートルサイズの金属微粒子
として用いられていますが、
このRuナノ粒子も既知のhcp構造を
有するものでした。
 
 今回開発されたfcc-Ru触媒は、
既存のhcp-Ruに比べて、有害な
一酸化炭素を除去する性能がより優れて
いることがわかりました。
 
 以上の研究成果は、言い換えれば、
新しい金属Ruを発見したということで
あり、エネファームで耐被毒触媒として
使われている従来の金属Ruの性能を凌ぐ
ものです。
 このことにより、燃料電池で使用されて
いる高価な白金触媒の耐久性が向上し、
エネファームの耐用年数が画期的に延びる
ことが期待されます。
 
 独立行政法人 科学技術振興機構
(JST) 戦略的創造研究推進事業
チーム型研究(CREST)の研究領域
「元素戦略を基軸とする物質・材料の
革新的機能の創出」における研究課題
「元素間融合を基軸とする新機能性物質
・材料の開発」の一環として行われたもの
です。
 
 本研究成果は、米国化学会誌
「Journal of the 
American Chemical
 Society」のオンライン速報版
で公開される予定です。
--------------------------------------
 
>エネファームの耐用年数が画期的に
>延びることが期待されます。
 
 画期的とは具体的には何年延びると
言っているのかな?
 
 製品化とのギャップがまだあるので
具体的な値はまだ言えないということ
だと思うけれど、せめて5年とか10年の
オーダーだとかは言って欲しい。
 
 どの位期待出来るものなのか
分からない。

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2013年4月 4日 (木)

科学研究、国際化に遅れ 日本の論文数シェア2位→5位

2013年3月30日 朝日デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
--------------------------------------
 日本は科学技術分野での論文数が
伸び悩み、国際的な共同研究の流れに
乗り遅れていることが文部科学省の分析
でわかった。
 
 一方で中国は論文数で世界2位になる
など、躍進が目立つ。
 
 10年前に比べ、日本の論文数は3%の
伸びだったが、中国は約4・6倍に
なった。
 日本のシェアは10年前は米国に次ぐ
2位だったのが、中国、ドイツ、英国に
抜かれ5位に下がった。
--------------------------------------
 
 気になる記事ですね。
 
 日本の地盤沈下は少しずつ進んでいる
ようです。
 
 原因はどこにあるのでしょうか?
 
 内向き指向、少子化、科学に対する
関心低下とか?

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高用量スタチンが急性腎障害に関連

3月19日 健康美容EXPOニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
--------------------------------------
 高用量のスタチンを使用する人は
腎障害を発症するリスクが高いことが
新たな研究で示され、
「BMJ」オンライン版に3月19日掲載された。
 
 スタチン系薬剤は広く処方されている
コレステロール低下薬で、効果が高いが、
肝障害、筋肉痛または筋力低下などの
リスクがある。
 
 現在、スタチンの使用開始前または
開始後すぐに肝臓の酵素を調べる
肝機能検査を実施することが推奨されて
いるが、今回認められた腎障害は
比較的新しい問題である。
 
 今回の研究では、腎疾患のある患者を
含め、40歳以上でスタチンを服用する患者
200万人強の医療記録を分析。
 
 高用量スタチンの定義は、
ロスバスタチン10 mg以上、
アトルバスタチン20 mg以上、
シンバスタチン40 mg以上とした。
 
 高用量スタチンを服用していた群は、
治療開始から120日以内に急性腎障害で
入院する確率が低用量群に比べて34%高く、
治療開始から2年後もリスクは高いまま
だった。
 
 もともと腎疾患のあった患者では、
スタチンの使用と無関係の
急性腎障害リスクの増大はみられ
なかった。
 
 専門家らは、この知見を受けて腎機能の
監視にもっと力を入れていく必要があると
述べる一方、「スタチンの服用を急に
やめてはいけない」とし、
高用量スタチンを使用する患者は
心配があれば医師に相談するよう助言
している。
 
 腎障害の徴候には、暗色尿、排尿困難、
排尿頻度の低下などがある。
 問題があれば、高用量スタチンの
代わりに低用量スタチンと別の
コレステロール低下薬を併用することも
可能だという。
--------------------------------------
 
 ちょっと気になりますね。
 
 気をつけましょう。

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2013年4月 3日 (水)

細胞の「ひも」が織りなす新しい医療

平成25年4月1日
科学技術振興機構(JST)
東京大学 生産技術研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
--------------------------------------
 科学技術振興機構 戦略的創造研究推進
事業ERATO
「竹内バイオ融合プロジェクト」の
竹内 昌治 リーダー
(東京大学 生産技術研究所 准教授)と
尾上 弘晃(同 助教、プロセス融合
グループ グループリーダー)らは、
細胞とコラーゲンの混合溶液を微小な管に
流しながら固めて培養することで、
マイクロスケールのファイバー形状
(ひも状)の細胞組織を人工的に構築する
方法を開発しました。
 
 臓器や組織の置換を目指した再生医療
研究では、人工的な3次元細胞組織を
構築する技術の開発が求められています。
 
 これまでに、皮膚や軟骨、心筋、網膜
など構造が比較的単純な細胞組織は
人工的に作られ、一部は移植医療の現場
で使われてきましたが、肝臓や膵臓の
ように多様な細胞が複雑な構造を形成して
いる臓器を人工的に構築することは難しく、
再生医療の実現に向けた究極的な目標の
1つとなっています。
 
 このような臓器では、血管や神経を含む
様々な種類の細胞が、
数10~数100マイクロメートルの
オーダーで3次元的に微細配置された
センチメートルサイズの構造を形成して
おり、体液の循環を利用して必要な
生体分子の分泌やろ過などの複雑な機能
を発揮しています。
 
 このような機能を果たす人工組織を
構築するためには、細胞を生きた状態
のまま数10~数100マイクロメートル
の精度で配置して、センチメートルサイズ
の大きさまで集積することが必要ですが、
今の段階ではそのような技術は存在しない
のが現状です。
 
 今回研究グループは、様々な種類の細胞
を直径およそ100マイクロメートル、
長さ数メートルのファイバー状の組織に
成形する方法と、そのファイバー形状の
細胞組織をあたかも「ひも」のように扱い、
3次元的に織ったり巻いたり束ねたりして
組み上げることで、細胞の機能を維持した
状態でセンチメートルサイズの3次元的な
細胞組織を構築する方法を開発しました。
 
 また実際に、膵島細胞のファイバーを
糖尿病疾患モデルマウスに移植することで、
マウスの血糖値を正常化させることに成功
し、ファイバー状の細胞組織は体内でも
機能を発揮し、実際の移植にも応用できる
可能性を示しました。
 
 生体内には特に血管や神経、筋肉など
繊維状の組織が多く含まれるので、
今回の成果は様々な組織の構造を人工的に
構築するための基盤技術として幅広い応用
が期待できます。
 
 さらに、ES細胞注1)や
iPS細胞注2)、MSC細胞注3)など
に代表される多分化能を持つ幹細胞も、
ファイバー状にしてから移植することで
生着率が高まることが期待でき、糖尿病や
神経損傷などの治療をはじめとした
医療応用に幅広い貢献ができると考えられ
ます。
 
 本成果は、英国科学雑誌
「NATURE MATERIALS」の
オンライン版で2013年3月31日
(英国時間)に公開されます。
--------------------------------------
 
>生体内には特に血管や神経、筋肉など
>繊維状の組織が多く含まれるので、
>今回の成果は様々な組織の構造を
>人工的に構築するための基盤技術
>として幅広い応用が期待できます。
 
 期待が持てそうですね。
 
 関連投稿です。
2013年3月30日

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SPring-8の明るさ3倍に

2013年4月2日
独立行政法人理化学研究所
公益財団法人高輝度光科学研究センター
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
--------------------------------------
ポイント
・55年ぶりに定説を打ち破って実現した
  画期的な手法
 
・XFELとの協調利用が期待される
 次世代リング型放射光光源の開発に貢献
 
・実現すれば、生物試料などをそのまま
 原子レベルの分解能で長時間観察が
 可能に
 
 
-------
 理化学研究所と高輝度光科学研究センター
は、特殊な高周波電場を使用し、電子ビーム
の広がり(エミッタンス[1])を低減する
ことによりX線の輝度(明るさの指標)を
大幅に向上する手法を考案しました。
 
 この手法を大型放射光施設SPring-8[2]
の蓄積リングに適用すると、輝度が約3倍
向上することが分かりました。
 
 これはJASRI加速器部門の下崎義人研究員
と理研放射光科学総合研究センター
XFEL研究開発部門の田中均部門長らの
研究チームによる成果です。
 
 近年、「SACLA(さくら)」[3]などの
X線自由電子レーザー[3](XFEL)の登場
により、原子レベルの高分解能で極めて
短い時間スケール(1000兆分の1秒程度)
の観察が可能になりつつあります。
 
 しかし、XFELは強い強度のため瞬時に
観察試料を破壊してしまうことから、
長い時間にわたり現象をじっくり観察する
には不向きです。
 そこで、試料を破壊せずに、生物試料
などをそのまま結晶化せずに観察可能な
光源として「次世代リング型放射光光源」
が注目され、その開発に世界中がしのぎを
削っています。
 この超高輝度リング型放射光光源の実現
には、輝度を制限する水平エミッタンスを
現状から大幅に低減する必要があります。
 
 その1つの可能性として、
エミッタンス交換[4]により
水平エミッタンスを低減する方法が
知られていましたが、従来の磁場を用いる
方式ではさまざまな問題があり、
SPring-8などの既設の放射光光源への
導入は困難でした。
 
 そこで研究チームは、これらの問題を
克服するため、従来の方式とは全く異なる、
高周波電場を用いる方式を考案しました。
 
 これは、「電場を使用して振動モード
[5]間でのエミッタンス交換はできない」
という長年の定説[6]を55年ぶりに覆す
もので、学術的にも大きな発見です。
 
 今回考案した手法は、既設の放射光光源
の性能向上だけでなく、XFELとの協調利用
により、ものづくりに必要となる多くの
情報が得られると期待される
次世代リング型放射光光源の実現にも
大いに貢献します。
 
 本研究成果は、米国の科学雑誌
『Physical Review Letters 』に
近日中に公開されます。
--------------------------------------
 
>従来の方式とは全く異なる、高周波電場
>を用いる方式を考案しました。
>高周波電場を発生する空洞
>(カップリング空洞)を1対置き、
>その間の水平振動の位相を半周期になる
>ように調整して、磁場の効果を2つの
>空洞の間に閉じ込めました。
>これにより電場の効果だけを
>足し合わせることに成功し、この手法
>をSPring-8に導入したときの
>シミュレーションでは、現状の3倍の
>輝度が得られることを確認しました。
>これは電場を使ったエミッタンス交換
>はできないという長年の定説を55年ぶり
>に覆すもので、学術的にも大きな発見
>です。
 
 とのことです。
 素晴らしいですね。
 
 これでさらにいろいろな発見に寄与
できると期待出来ます。

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2013年4月 2日 (火)

ヒアルロン酸:分解遺伝子を特定 肌の潤い持続可能に?

2013年03月24日 毎日新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
--------------------------------------
 肌の潤いを生み出し、関節の動きを
滑らかにするヒアルロン酸を分解する
遺伝子を、カネボウ化粧品と慶応大の
チームが特定し、米科学アカデミー紀要
(電子版)に発表した。
 
 肌の老化防止や関節炎の治療に役立つ
物質の開発につながる可能性がある。
 
 ヒアルロン酸の合成を巡っては、関節を
覆う膜の中や皮膚で作られるなど仕組みが
解明されてきた。
 
 しかし、美容で体に注入しても、効果が
長続きしないといった課題があり、分解の
仕組み解明が重要になっていた。
 
 チームは、人間の皮膚にある2500以上の
遺伝子を解析した。
 
 その結果、「KIAA1199」と
呼ばれる遺伝子の働きを抑えると、
ヒアルロン酸が分解されなくなることを
発見した。
 
 また、関節リウマチや変形性関節症の
患者では、通常より働きが約9倍も活発
で、ヒアルロン酸が盛んに分解されていた。
 
 同社の吉田浩之主任研究員は「今後、
加齢で遺伝子の働きが高まるのかどうか
を調べたい」と話す。【久野華代】
--------------------------------------
 
 ヒアルロン酸を外から注入しても
効果が長続きしないらしい。
 
 ヒアルロン酸を分解する遺伝子ね~
 
 この遺伝子にも意味があると思うので、
この遺伝子の働きを制御できるように
することが今後の課題かな?

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細胞の自食作用の異常が神経変性疾患に関連する

2013年03月31日 qlifepro
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
--------------------------------------
神経変性疾患SENDAの原因遺伝子を解明
 横浜市立大学、東京大学、群馬大学の
共同研究グループはSENDAというまれな
脳の病気の原因遺伝子を特定した。
 
 細胞内でオートファジー(自食作用)
に関わる遺伝子の異常が知的障害を
引き起こす可能性が示された。
 
 SENDA(static encephalopathy of
childhood with neurodegeneration
in adulthood)は脳内に鉄沈着を伴う
神経変性症の一つで、小児期早期からの
非進行性の知的障害と、成人期に急速に
進行する錘体外路症状(ジストニアや
パーキンソン様症状)、認知症を呈する。
 
 家族歴がないため遺伝学的手法では
原因遺伝子が解明されなかった。
 
 今回、ゲノムのタンパク質を決める部分
をすべて解析する全エクソーム解析を
行って、患者1名ずつ2家系に共通の
WDR遺伝子のデノボ変異(患者で起こった
新規突然変異)を発見した。
 
 また3名の患者と家族にWDR45の変異解析
を実施した結果、WDR45遺伝子変異があり、
WDR45遺伝子はSENDAの原因遺伝子と
考えられた。
 
 
WDR45遺伝子の変異がオートファジーに影響
 オートファジーは細胞内の不要成分を
自ら分解して細胞内恒常性を維持するが、
特に神経細胞では異常タンパク質の蓄積を
防ぎ神経変性を抑制する。
 
 WDR45遺伝子はオートファジーに必須の
酵母Atg18のヒト相同遺伝子、
WIPI4タンパク質をコードする。
 
 患者のリンパ芽球の解析で
WIP14タンパク質の減少、
オートファジー活性の低下、
オートファゴソームの形成異常が
認められた。
 
 以上からSENDAがオートファジー遺伝子
の変異によってオートファジー機能低下を
示す疾患であること、オートファジーの
異常と神経変性疾患が関連することが
実証された。
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 オートファジーがきちんと機能すること
が重要ということですね。
 
 東京医科歯科大学の水島研は東京大学へ
移転したんですね。
 
 上記記事の東大というのはこの研究室の
ことですね。
 オートファジーに関連する研究を
されているようです。

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2013年4月 1日 (月)

タンパク質合成に必須なtRNAの修飾構造を解明 -40年前に決定された化学構造は分解物であった-

: 化学生命工学専攻 鈴木勉教授
2012/12/20 東京大学工学部
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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発表のポイント
◆tRNAに含まれる修飾塩基はタンパク質の
 生合成において重要な役割を担って
 います。
 今回、サイクリックt6A (ct6A)と命名
 されたtRNAの新規修飾構造を発見し、
 その生合成および機能を解明しました。
 
◆40年前に決定された修飾構造(t6A)は
 ct6Aの分解物であり、今回初めて
 その真の構造が明らかとなりました。
 間違った化学構造に基づく40年来の研究
 を見直す必要があります。
 
◆tRNA修飾は遺伝暗号の解読や
 タンパク質合成のしくみを理解する上で
 重要な研究対象です。
 tRNA修飾酵素の阻害剤は新しい抗生物質
 として開発できる可能性があります。
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 難しい。
 
 詳細はこちらから。
 
>tRNA修飾は遺伝暗号の解読や
>タンパク質合成のしくみを理解する上で
>重要な研究対象です。
 
 その修飾構造が間違っていたとはね~
 こういう研究は工学の分野になる?
 とにかく難しいですね。

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ゲノムを変異から守る小さなRNAが作られる仕組みを解明

平成24年10月15日
科学技術振興機構(JST)
東京大学 大学院理学系研究科
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 JST課題達成型基礎研究の一環として、
東京大学 大学院理学系研究科 生物化学
専攻の濡木 理 教授、塩見 美喜子 教授、
西増 弘志 特任助教、石津 大嗣 助教
らの研究グループは、ゲノム(全遺伝子)
を守る小さなRNAが作られる分子機構の
一端を明らかにしました。
 
 動物のゲノムには、トランスポゾン注1)
と呼ばれる動く遺伝子が存在し、
トランスポゾンが転移すると多くの場合
ゲノムが損傷し、その結果さまざまな病気
を引き起こすことが知られています。
 
 そのため、生物にはトランスポゾンの
発現や転移活性を抑える仕組みが備わって
おり、その中でも遺伝情報を次世代へと
正確に受け継ぐ必要のある生殖細胞では、
小さなRNA(piRNA注2))が
トランスポゾンによる損傷からゲノムを
守る役割を担っています。
 
 このRNAは長い1本鎖RNAから
作られることが分かっていましたが、
どのように作られるかは不明でした。
 
 本研究グループは、ショウジョウバエ
やマウスのpiRNAの産生に関わること
が知られているたんぱく質のうち、
「ズッキーニ(Zuc)たんぱく質注3)」
に着目しました。
 
 まず、Zucたんぱく質は1本鎖RNA
を切断するのに適した分子構造を持つこと
を明らかにしました。
 
 次に、生化学的な解析によって、Zuc
たんぱく質は1本鎖RNAを切断する
酵素活性を持っていることを明らかにし、
X線結晶構造解析の結果を裏付けました。
 
 さらに細胞生物学的な解析によって、
Zucたんぱく質のRNAを切断する
働きが、piRNAの産生、
トランスポゾンの発現抑制に必須である
ことを明らかにしました。
 
 piRNAの産生に必須な1本鎖RNA
切断酵素の正体は長い間不明でしたが、
本研究によってZucたんぱく質が
その役割を担うことが示唆されました。
 
 ショウジョウバエやマウスではZuc
遺伝子の変異は不妊につながることが
分かっており、ヒトを含む動物も
Zucたんぱく質を持っていることから、
今後本研究成果が、ヒトや動物の不妊の
発症機構の解明などに応用されることが
期待されます。
 
 本研究成果は、慶應義塾大学 医学部
塩見 春彦 教授、東北大学 大学院薬学
研究科 青木 淳賢 教授との共同研究
で得られ、2012年10月14日
(英国時間)に英国科学誌
「Nature」のオンライン速報版で
公開されます。
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 これまた、ずいぶん前の情報に
なりますが、
 ゲノム変異が起こらないようにする
仕組みは本当に複雑ですね。
 
 今回の発見は、
>Zucたんぱく質のRNAを切断する
>働きが、piRNAの産生、
>トランスポゾンの発現抑制に必須である
>ことを明らかにしました。
 ということらしいです。
 
 この働きがトランスポゾンの発現を
抑制し、トランスポゾンによる損傷から
ゲノムを守る役割をしているようです。
 

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日焼けの原因となる遺伝子を発見!~進む日焼けメカニズム研究~

(2012年7月19日配信)
2012年7月19日 Science Channel
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
動画です。
 
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 日焼けの原因となる遺伝子の発見が
世界三つの研究グループによって発表
されました。
 
 こうしたDNA損傷修復に関する研究が
日焼けのメカニズムのみならず、
将来的には細胞の老化やがん化の
メカニズム全体の解明にもつながっていく
と考えられています。
 
 研究グループの一つ、長崎大学、
カネボウ化粧品を取材し、この研究の
意義と将来への期待を聞きました。
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 だいぶ前の情報になりますが、
重要な発見のように思います。
 
 遺伝子を修復する遺伝子というものが
あるんですね。
 
 特定の障害にたいして働く特定の
遺伝子?
 「UVSSA」と言う遺伝子だそうです。
 
 DNAの解析法進んで来ましたね。
 「次世代シーケンス解析法」
期待したい。

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