iPS:赤血球量産の技術開発 輸血用血液製造に期待
2013年03月21日 毎日jp
詳細は、リンクを参照して下さい。
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あらゆる細胞になる能力を持つヒトの
人工多能性幹細胞(iPS細胞)から
赤血球を豊富に作る技術を、
理化学研究所バイオリソースセンター
の中村幸夫細胞材料開発室長らが開発した。
実用化されれば、少子高齢化で不足が
懸念される輸血用血液の製造につながる
可能性がある。
21日に横浜市で始まった
日本再生医療学会で発表した。
中村さんらは、赤血球を次々と生み出す
「赤血球前駆細胞」をマウスで既に作製
しており、これをヒトiPS細胞に応用
した。
貧血治療に使われる薬
「エリスロポエチン」の成分など
血液増殖につながる物質を使って培養し、
同様の前駆細胞の作製に成功した。
この前駆細胞の集まりを赤血球に
しようとすると、約25%がうまく変化
するが、残りは不完全だったり、
前駆細胞自身が死んでしまったりする
という。
前駆細胞自体はほぼ無限に増えるため、
輸血に必要な量の赤血球は作れるが、
コストを抑えるのにさらに技術改良が必要
で、実用化には数年かかるという。
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実用化には時間がかかりそうですが、
期待したいです。
>ほぼ万人に輸血可能なO型Rhマイナス
>の赤血球を作って貯蔵すれば、
>ほかの血液型にも対応できる
良いですね。
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