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2013年3月12日 (火)

(耕論)除染、これでいいのか 半沢さん、中西さん、細野さん 東日本大震災2年

2013年3月12日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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 放射性物質で汚染された大地を、
どうやって、どこまで除染するか。
 
 事故から2年。
 国の主導で決められた計画や作業方法と、
地域の事情や住民の気持ちの間にずれが
見えてきた。
 
 そもそも何のための除染なのか、
現場では何が起きているのか。
 そして人々の将来のためにどうするべき
なのか。
 
■やり過ぎ心配、現実見据えよ
 福島県伊達市の除染担当、半沢隆宏さん
 
 今は、むしろ除染のやり過ぎを心配して
います。
 病気だって、症状に応じた治療をします
よね。
 何でも手術をしてたら、逆に体が
もたない。
 除染だって、線量や状況に応じて
やるべきじゃないですか?
 
 
■移住の選択肢、用意すべきだ
 除染を研究するリスク評価専門家、
 中西準子さん
 
 最初は、どうすれば効率的な除染が
できるのかという問題意識を持って
いました。
 ところが、現場を車で走ってみて、広さ
に圧倒された。
 大地の除染というのは相当無理なこと
なんだ、ある程度限定的にしかできない
んだと思いました。
 
 それなのに、政府は除染特別地域に
対して「除染してふるさと帰還を目指す」
と言い続けている。
 チェルノブイリ事故のときはベラルーシ
で33万人以上、ウクライナでは16万人
以上が移住したと報告されています。
 日本政府も、移住という選択肢を
きっちりと与えるべきです。
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 住民の感情もあるので大変難しい問題
だとは思いますが、今の進め方で良いとは
思えません。
 
 そもそも汚染されてしまった福島の
全地域で年間1ミリシーベルト以下を達成
するのは現実的ではないと私は思います。
 
 放射線量と健康被害との学術的な統計
データはあるにはあるが不正確です。
データ不足と言って良い。
 
 議論しても平行線にしかならない。
 
 過剰な、
 言い方を変えれば、出来もしない除染
を出来ると言う無責任な言動は慎むべき
だと思う。
 
 現実的な被曝量は出来るだけ正確な
事実に基づいたデータを広く公開し、
判断自体は国民に任せるべきです。
 
 そのかわり日本政府も、移住という
選択肢をきっちりと与えるべきだと
私も思います。
 
 今のままでは帰還しようにもしようが
ない。
 なにせ除染の見通しがあまりにも
甘い。
 
 達成など出来ないと私には思える。
 
 郡山に住んでいるが、私の近辺では
未だに除染はされないでいる。
 いつもいる室内で0.3μシーベルト
あります。
 庭はさらに高い。
 
 この値は年間1ミリシーベルト以下
ではない。これで良いと?
 
 こんな所はいたるところに存在する。
 本当に除染する積もりなのか?
 疑わしい。
 
 ならば、日本政府は、移住という
選択肢をきっちりと与えるべきだと思う。
 待ってなどいられない。
 
 もっとも私はこれでも安全だと思って
いる。
 この判断は各自で違うはず。
 誰も安全だと保証など出来ない。
 
 福島全域の至る所で、
年間1ミリシーベルト以下を達成できるの
なら良いのだが、
 大いなる疑問符がつく。

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