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2013年3月17日 (日)

EV普及のカギ「無線給電」 循環バス実証で見えたもの

2013/3/13 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 ワイヤレス給電は非接触給電とも
呼ばれ、金属接点やコネクター、コード
などを介さずに電力を伝送する技術を
指す。コードレス電話や電動歯ブラシなど
で既に活用されているが、EVにも応用する
動きが盛んになってきた。
 
 実証車輌は蓄電容量で35kWh分のリチウム
(Li)イオン蓄電池を搭載する。
 1回8kmの走行で消費する電力は蓄電容量
の4割弱で済む。
 蓄電池の搭載容量は乗用車型EVの
1.5~2倍だが、乗車スペースはEVに改造
する前の仕様と同じ31人乗りを維持した。
 
 充電作業について尋ねた女性運転士は
「太くて重いケーブルでつながった端末を
差したり、抜いたりするのに比べて
ワイヤレスはずっと楽。
 車内で操作できるので雨や雪の日も
負担は小さい」とワイヤレスの利便性を
素直に評価していた。
 
 コンセント不要のワイヤレス給電技術
には、「電磁誘導方式」「磁界共鳴方式」
「マイクロ波方式」の3種の方法がある。
 
 このうち大きなエネルギーを伝送
しやすいのは電磁誘導で、磁界共鳴、
マイクロ波の順に難しくなる。
 反対に、最も遠くまでエネルギーを
伝送できるのがマイクロ波で、磁界共鳴、
電磁誘導の順に距離を延ばすための
難易度が高まる。
 
 位置ズレ問題解消の切り札と目される
磁界共鳴方式は、技術を実証した
MITグループがワイヤレス給電の開発会社、
ワイトリシティを立ち上げ、米自動車部品
大手のデルファイなどと提携して開発を
進めている。
 
 国内でもトヨタ自動車やIHIなどが同社
と提携して磁気共鳴方式の開発に
取り組んでいる。
 
 大きなエネルギーの伝達が課題とされる
磁界共鳴方式だが、ワイトリシティでは
20cmの距離で3kW程度までの伝送に成功して
いる。
 
 大伝送など技術がさらに進めば、
走行中のEVへの給電も可能になるとの
見方がある。
 
 ワイヤレス給電技術の進展は、蓄電池
技術の限界を補う可能性があり、EVに
対する評価を大きく変える可能性がある。
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 面白い話題ですね。
 給電はプラグ式だけではない。
 
 私としは、ワイヤレス給電技術の進展
に期待したい。

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