« iPS:赤血球量産の技術開発 輸血用血液製造に期待 | トップページ | L.ガセリ乳酸菌OLL2809株のストレス軽減免疫腑活効果を確認/明治 »

2013年3月27日 (水)

糖鎖を分解する酵素「Man2C1」に新たな機能を発見

平成25年3月14日
理化学研究所プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
--------------------------------------
 「天は二物を与えず」といいますが、
二物も三物ももった魅力的な人がいます。
 一芸に秀でた人はあらゆる面でレベルが
高く、科学者なのに画もプロ級という具合
です。
 
 そんな例が酵素の世界にもありました。
 糖鎖を分解する「Man2C1」という酵素
に、酵素としての機能とはまったく別に、
細胞死を抑制する新しい機能が見つかり
ました。
 
 Man2C1は細胞質に存在し、糖鎖と
タンパク質が結合した糖タンパク質を
分解する酵素です。
 ところが、いくつかのがんでMan2C1の
発現が増加して、腫瘍の増殖や転移と
関わりがあるとされ、一方では、
Man2C1の発現を抑制するとがん細胞での
増殖が止まったり、アポトーシスと
呼ばれる細胞死を引き起こすことも
分かってきました。
 
 しかし、この新しい機能が糖鎖の分解
とどう関わるのか、どんなメカニズムで
増殖の停止や細胞死にいたるのかは
不明なままでした。
 
 理研の研究チームは、Man2C1の発現を
抑制したヒトがん細胞由来の培養細胞株
を作製し、細胞に起こる変化を観察
しました。
 
 その結果、CHOPという転写因子の発現が
増加し、ミトコンドリアを介してがん細胞
のアポトーシスを誘導していることが
分かりました。
 
 また、この細胞死は酵素としての機能を
失わせたMan2C1でも抑制されていました。
 
 このことは、Man2C1の酵素としての機能
と細胞死抑制機能が、それぞれ独立して
いることを示します。
 
 今回の研究で、Man2C1の発現を抑制
するとがん細胞の増殖や転移を抑えられる
分子メカニズムが明らかになりました。
 
 今後、Man2C1の細胞死抑制機能だけを
無くすことができれば、糖鎖分解機能を
保ちながら、がん細胞のアポトーシスを
引き起こす新しい抗がん剤の開発に
つながると期待できます。
 
 
--------------------------------------
 
 本当にいろいろなことがあります。
 
>今後、Man2C1の細胞死抑制機能だけを
>無くすことができれば、糖鎖分解機能を
>保ちながら、がん細胞のアポトーシスを
>引き起こす新しい抗がん剤の開発に
>つながると期待できます。
 
 新しい抗がん剤の開発につながると
良いですね。

|

« iPS:赤血球量産の技術開発 輸血用血液製造に期待 | トップページ | L.ガセリ乳酸菌OLL2809株のストレス軽減免疫腑活効果を確認/明治 »

医療関連ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/210730/57043820

この記事へのトラックバック一覧です: 糖鎖を分解する酵素「Man2C1」に新たな機能を発見:

« iPS:赤血球量産の技術開発 輸血用血液製造に期待 | トップページ | L.ガセリ乳酸菌OLL2809株のストレス軽減免疫腑活効果を確認/明治 »