幸運の113番元素
1 March 2013
RIKEN Research Highlights
詳細は、リンクを参照して下さい。
---------------------------------------
自然界に安定して存在する元素の中で
最も重いのはウランだが、人工的には
これより重い元素の原子も作られており、
特に原子番号が103を超える元素は超重元素
と呼ばれている。
しかしながら、これら超重元素の原子核
は、陽子や中性子の相互作用が複雑なため
非常に不安定で、1秒にも満たない時間しか
存在することができないものがほとんど
である。
このほど、理研仁科加速器研究センター
の森田浩介准主任研究員を中心とする
日本と中国の共同研究チームは、超重元素
が崩壊時に放出する粒子の検出により、
113番元素が誕生したことを示す証拠を
確認した。
周期表に新たな元素が加わり、宇宙の
基本構成要素についての理解が進む
ことになる。
---------------------------------------
おめでとうございます。
>言葉にすると単純そうだが、このような
>原子核反応が起こるのはきわめて
>まれである。
>実際、実験は2003年9月に始まり553日間
>続けられたが、その間に見つかった
>113番元素の原子はわずか3個だった。
えらく大変そう。
>「実に骨の折れる長期間の実験でした。
>私たちはまず、108番、110番、111番、
>112番の元素を作る必要があったの
>ですが、その経験が私たちに、この
>実験環境なら113番元素も作れるはずだ
>という自信を与えてくれたのです」
なるほどね~
しかも実証するのが大変。
いかに第三者を納得させられる証拠を
そろえられるか?
がね。
| 固定リンク
「科学関連ニュース」カテゴリの記事
- 世界初、100:1の減速比でも逆駆動可能なギヤを開発―ロボットの関節やEVの変速機などへの展開に期待―(2019.12.04)
- 全ての光を吸収する究極の暗黒シート-世界初!高い光吸収率と耐久性を併せ持つ黒色素材-(2019.09.03)
- バイオプラスチック原料を大量合成する技術を開発 ~環境調和型触媒反応プロセスによる,再生可能資源を活用したバイオ化学品製造技術~(2019.07.24)
- 「亀裂」と「光」で世界最小サイズの絵画の作製に成功 -インクを使わずに超高精細な印刷が可能に-(2019.06.25)
- 福島原発事故によって飛散した放射性微粒子の溶解挙動を解明(2019.05.16)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント