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2013年2月 1日 (金)

子供とお年寄りが協力して守り、その他は逃げる

平成25年1月16日
東京大学大学院総合文化研究科
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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発表のポイント
◆どのような成果を出したのか
 アブラムシにおいて、個々のメンバーが
 自らの役割に応じて防衛に適した
 フォーメーション(陣形)をとり、天敵
 の侵入に備えることを明らかにした。
 
◆新規性(何が新しいのか)
 最高齢と最若齢の個体が協力して防衛を
 行い、中間齢の個体は安全な場所に
 逃げて繁殖に専念するという、新規な
 分業体制を発見した。
 
◆社会的意義/将来の展望
 生物社会における分業体制の多様性
 およびその進化について新たな視点を
 与える。
 
 
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 発表概要:
 東京大学大学院総合文化研究科博士課程
(現・日本学術振興会海外特別研究員)の
植松圭吾らは、昆虫の社会において、
最も若い個体と最も年寄りの個体が協力して
防衛を行い、中間の齢の個体は安全な場所に
逃げて繁殖に専念するという、新しい
分業体制を発見しました。
 
 植松らは、常緑樹のイスノキに虫こぶ
という巣を形成し集団生活を営む
社会性アブラムシ「ヨシノミヤアブラムシ」
という種を研究対象としました。
 
 本種では、産まれたばかりの幼虫と
繁殖を終えた成虫との2種類が、天敵に
対して防衛を行う「兵隊」になります。
 
 野外調査と室内実験の結果、敵の侵入を
示唆するシグナルに応答して、2種類の
兵隊はともに敵の侵入口に集合する一方で、
その他の個体は安全な場所に避難すること
で、防衛に適したフォーメーション(陣形)
をとることが示されました。
 
 これらの結果より、繁殖の期待値が少ない
若い幼虫とすでに繁殖を終えた老いた成虫が
防衛に回ることで、集団全体での子孫の数を
より多くするよう最適化していることが
示唆されました。
 
 集団内で最も年上と年下の個体が同時期に
利他的な行動を行う例は世界で初めての発見
であり、今回の研究は生物の社会の進化
について新たな視点を与えるものです。
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 ふ~ん、すごいですね。
 「ヨシノミヤアブラムシ」
 
 本能として行動しているので一糸乱れず
行動するのだと思いますが、
 
>子供とお年寄りが協力して守り、
>その他は逃げる
 
 すごいと思う。
 
>生物社会における分業体制の多様性
>およびその進化について新たな視点を
>与える。
 
 そうですね。

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