Muse細胞及び分離方法に関する基本的な特許が成立
2013年2月22日
新エネルギー・産業技術総合開発機構
プレスリリース
詳細は、リンクを参照して下さい。
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NEDOのプロジェクトにおいて東北大学の
出澤教授のグループが発見した、ヒトの
生体内に存在する多能性幹細胞
(Muse細胞)と、このMuse細胞を
生体組織から分離する技術に関する特許
が、日本国内で成立しました。
Muse細胞は、あらゆる組織に分化する
ことが可能な多能性幹細胞であり、
その能力により、体内の様々な損傷部位を
修復することが確認されています。
また、すでにヒトに移植が実施されて
いる骨髄や間葉系幹細胞の一部に含まれて
いること、遺伝子導入や化合物添加など
の誘導操作を必要とせずに分離できること
などから、安全性について一定の実績を
有しています。
本特許を活用することで、今後、
Muse細胞の再生医療等への実用化が進展
することが期待されます。
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これはこれで良いことだと思います。
以前、このMuse細胞とiPS細胞との
間で論争がありましたね。
参考までに、下記にあげておきます。
2011年6月 1日
2011年6月 8日
>科学的な真実は追試によってのみ
>確かめられます。
iPS細胞は世界に認められて、
ノーベル賞受賞につながりましたが、
Muse細胞も万能細胞です。
それなりに一長一短があるはず。
是非患者の為に、Muse細胞の
再生医療等への実用化が進展する
ことに期待します。
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