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2013年1月17日 (木)

肝臓の再生を促す新たなメカニズムを発見

平成25年1月15日
東京大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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発表のポイント:
◆どのような成果を出したのか
 障害を受けた肝臓ではFGF7という
 タンパク質が発現して、これが肝細胞を
 生み出す元となる肝前駆細胞を活性化し
 増幅させることで再生を担うことを、
 初めて明らかにした。
 
◆新規性(何が新しいのか)
 これまで不明であった肝前駆細胞の
 活性化のメカニズムを分子レベルで解明
 し、さらに、FGF7を人為的に発現させる
 ことで肝再生を促進可能であることを
 示した。
 
◆社会的意義/将来の展望
 臓器/組織再生の基本原理の理解に
 つながると共に、種々の肝疾患に対する
 新規治療法の開発への応用が
 期待される。
 
 
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発表概要:
 肝臓はきわめて再生能力が高い臓器
であり、障害の種類や程度に応じて異なる
様式で再生することが知られている。
 
 とりわけ、重篤あるいは慢性的な障害を
受けた場合には、肝細胞を生み出す元と
考えられている「肝前駆細胞」が肝臓内で
活性化されて増幅するという現象が認め
られる。
 
 しかし、そのメカニズムや、肝前駆細胞
が実際に肝再生に寄与しているのかに
ついては、これまでほとんど明らかに
されていなかった。
 
 今回、東京大学分子細胞生物学研究所の
宮島教授・伊藤助教・高瀬研究員らの
研究グループは、FGF7と呼ばれる
タンパク質が肝前駆細胞を活性化して
肝臓の再生を担う鍵となる因子であること
を発見した。
 
 遺伝子改変によりFGF7の機能を
無くしたマウスや、逆に人為的にFGF7を
発現させることが可能なマウスを用いた
解析などから、この因子が肝前駆細胞の
活性化に必須であり、さらに、障害を
受けた肝臓の再生を誘導・促進できること
を明らかにした。
 
 肝再生に関わる新規メカニズムを
分子・細胞のレベルで解明したことで、
臓器/組織の再生の基本原理の理解に
つながると共に、将来的には、種々の
肝疾患に対する新規治療法の開発への
応用が期待される。
 
 「生物に本来備わっている再生能力を
引き出し、増強する」という新たな視点
での治療戦略を提示しうるものとして
興味深い。
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>「生物に本来備わっている再生能力を
>引き出し、増強する」という新たな視点
>での治療戦略を提示しうるものとして
>興味深い。
 
 良いですね。
 
 「生物に本来備わっている再生能力を
引き出し、増強する」
 というのが本来の姿だと思う。
 
 もっとも再生能力抜群の臓器は肝臓を
除いてはないので、この本来の姿の増強
というものの応用範囲は、肝障害を除いて
どの程度あるのかな?

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