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2012年12月28日 (金)

CT撮影における被ばく線量を評価するWebシステムを開発

平成24年12月21日
公立大学法人大分県立看護科学大学
独立行政法人日本原子力研究開発機構
独立行政法人放射線医学総合研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 公立大学法人大分県立看護科学大学
(学長:村嶋幸代)と独立行政法人
日本原子力研究開発機構
(理事長:鈴木篤之)は共同研究
(文部科学省科学研究費補助金
平成20年度-22年度、研究代表者:甲斐倫明
大分県立看護科学大学教授)によって、
コンピュータ断層(以下「CT」という)
撮影における被ばく線量を評価する
システムWAZA-ARIを開発しました。
 
 今般、WAZA-ARIについて、
平成24年12年21日より、
独立行政法人放射線医学総合研究所
(理事長:米倉義晴)において
試験運用を開始することとしました。
 
 近年、医療現場では、 病巣の有無の
確認、治療方針の決定等のため、CT撮影
が広く普及しています。
 
 一方で、CT撮影では、
胸部レントゲン撮影等と比較して、
高い被ばく線量を受けるため、
国際原子力機関(IAEA)等は過剰な被ばく
を受けないように患者の被ばく線量の
最適化や管理の必要性を提唱しております。
 
 そこで、医療関係者に対して、CT撮影の
条件に応じて患者の被ばく線量を迅速に
評価し、提供できるWebシステム1)
WAZA-ARIを開発しました。
 
 WAZA-ARIは、利用者が
パーソナルコンピュータ(PC)への
インストールやメンテナンス作業等を
行うことなく、インターネットを介して、
WAZA-ARIのホームページ(HP)へアクセス
することで、必要な時に利用することが
できます。
 
 利用者は、アクセス後にPCに表示される
インターフェイス画面2)を通じて、簡単な
操作により、診断に使用するCT装置の機種、
患者の情報、撮影範囲等を入力するだけで、
被ばく線量の情報を入手することが
できます。
 
 WAZA-ARIは、利用者が入力したCT撮影の
条件に対して、日本人の成人男女や小児
(4才児)の体格特性を考慮して、
被ばく線量を迅速に計算し、撮影条件等の
入力後、十秒程度で、利用者のPCの画面に
評価結果が表示されます。
 
 WAZA-ARIの利用により、CT撮影前の
被ばく線量の予測による最適な撮影条件の
設定や、患者の被ばく管理に必要な線量の
情報を入手できます。
 
 なお、WAZA-ARIは、試験運用の段階では、
下記のHPへアクセスし、登録手続き等は
必要とせずに、利用することができます。
 
 今後、他の体格や年齢の患者に対応した
被ばく線量が計算できるように機能の拡張
を進める予定です。
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 良いですね。
 
 患者の被ばく線量の管理は必須です。
 累積線量も把握しておかないと駄目
ですね。
 累積線量は各病院で管理するということ
かな?
 
 従来から管理は各病院でされていた
はずだけれど、今回のシステムを利用
することでどの程度精度が改善するの
かな?
 
 患者は申告すれば被曝量を教えて
貰えるのかな?

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