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2012年12月31日 (月)

21世紀の固体紫外光源の実現・応用展開に道-世界トップレベルの高性能深紫外線発光ダイオード(LED)の作製に成功-

東京農工大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 国立大学法人東京農工大学では、
このたび、纐纈明伯理事、大学院工学
研究院 熊谷義直准教授らの研究グループ
が、株式会社トクヤマの升野勝之研究
開発部門長と共同で、世界トップレベルの
出力特性を有する「深紫外線LED」を作製
することに成功しました。
 
 現在、殺菌分野で主流となっている
水銀ランプは、20世紀初頭に発明され、
医療、浄水、照明など多岐にわたる分野で
使用されており、公衆衛生を飛躍的に向上
させましたが、有毒物質である水銀を多く
含む環境負荷の高い光源です。
 
 また、強毒性鳥インフルエンザや
ノロウィルスなどの脅威が増しており、
より手軽で効果的な殺菌光源の開発が
望まれていました。
 
 そのため水銀ランプの代替となり得る
「深紫外線LED」の開発が、国内外で
盛んに行われています。
 
 本研究グループでは、独自の
ハイドライド気相成長技術を用いた
新規プロセスを採用することで、従来の
紫外線LEDの課題を克服するキーマテリアル
となる高品質な窒化アルミニウム単結晶
基板の作製に成功し、同基板上に殺菌用途
に最適な260nm帯(UV-C)紫外線LEDを試作
しました。
 
 その結果、世界トップレベルの出力特性
が得られることを確認しました。
 
 本研究グループでは今後、殺ウィルス、
植物育成など様々な分野での応用技術の
開発を進めていくこととしており、
よりクリーンで高寿命、低消費エネルギー
な紫外線LEDが、様々な分野で応用展開
されることが期待されます。
 
 なお本研究は、応用物理雑誌
「Applied Physics Express」に発表
しました。
 
 論文タイトル: Deep-Ultraviolet
Light-Emitting Diodes Fabricated
on AlN Substrates Prepared by
Hydride Vapor Phase Epitaxy
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 素晴らしいですね。
>世界トップレベルの高性能深紫外線
>発光ダイオード(LED)の作製に
>成功
 だそうです。
 ついに紫外線もLED発光の時代です。
 
 日本での発表は
平成25年1月10日(木曜日) 11時00分~
のようです。
 
>当日は、研究の概要についてご説明
>申し上げるとともに、本学学長
>松永 是からもご挨拶させて
>いただきます。
>つきましては、ご多忙中恐縮ですが、
>記者の皆様方にご出席賜りたく、
>御案内申し上げます。
 と言っています。
 
 どの程度のものなんでしょうか?

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コメント

こんにちは。 3/29日曜日tbsで放送されたの夢の扉では、ノーベル賞受賞の天野浩さんと(株)日機装が深紫外線LED開発で

取り上げられていましたが、東京農工大の纐纈明伯理事、大学院工学研究院 熊谷義直准教授らの研究グループ、(株)トクヤマが

いっさい出てこないのはかなり残念なことでした。 やはりテレビとはそんなものなんでしょうか?

投稿: どうぶつくん | 2015年3月31日 (火) 18時50分

天野浩さんみたいにノーベル賞をもらえたらいいですね

国立大学法人東京農工大学では、

このたび、纐纈明伯理事、大学院工学

研究院 熊谷義直准教授らの研究グループ

が、株式会社トクヤマの升野勝之研究

開発部門長と共同で、世界トップレベルの

出力特性を有する「深紫外線LED」を作製

することに成功しました。

投稿: | 2015年4月 1日 (水) 00時21分

どうぶつくん、コメントありがとうございます。

そうですね。
>天野浩さんみたいにノーベル賞をもらえたらいいですね。

取材者によるのだと思います。(知らなかった?)
私も夢の扉+を見ましたが、これだけ見ると天野浩さんと(株)日機装だけが頑張っているように見られますね。
東京農工大学と株式会社トクヤマの方が先行しているように思います。残念です。

投稿: haredasu | 2015年4月 1日 (水) 14時49分

お返事ありがとうございました。
NICTは、株式会社トクヤマ(社長: 横田 浩)と共同で、深紫外波長帯において世界最高出力となる90mW(ミリワット)超の深紫外LEDの開発に成功しました。

ナノ光構造技術により、深紫外LEDの光取出し効率を大幅に向上させることで、小型・高出力な深紫外LED光源を実現しました。今回開発した深紫外LEDは、最も殺菌性の高い波長265nm、室温・連続動作で、光出力90mWを達成したこれまでにない実用上要求される水準を十分に上回ったものです。

薬剤を用いないクリーンな殺菌システムの実現や既存の水銀ランプの置き換え、新規市場の創出など大規模な需要が見込め、殺菌から医療、工業、環境、ICTに至るまで幅広い分野の産業、生活・社会インフラに画期的な技術革新をもたらすことが期待されています。

本研究成果は、米国応用物理学会誌Applied Physics Letters(電子版 平成27年4月1日(水)発行予定)に掲載されます。なお、本成果の一部は、国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)A-STEP事業の支援の下に実施されました。

研究開発がかなり進歩したようです。この技術で早く完全無農薬の野菜を安い値段でいっぱい食べれるようになれればいいなとおもいます。

投稿: どうぶつくん | 2015年4月 1日 (水) 21時25分

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