凍結療法 がん細胞含む体内細胞を凍らせ死滅させる治療法
2012/11/23 マイナビニュース
詳細は、リンクを参照して下さい。
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がん細胞を含む体内の細胞は、
凍らせれば死滅する――そんな細胞の性質
を利用した治療法が「凍結療法」。
1981年に脳卒中を抜いて1位になって
以降、がんは日本人の死因トップだけに、
なんとも画期的に思える治療法だが、
本治療の日本のパイオニアである、
KKR札幌医療センター斗南病院
放射線診断科科長の清水匡さんに、
具体的な治療の方法を聞いた。
「先端に針がついた冷凍手術器
『CryoHit(クライオヒット)』を使い、
がん細胞に直接針を刺して冷凍用の
アルゴンガスを送り込みます。
MRIのモニターを見ながら施術する
ため、ミリ単位の正確さで針を刺すこと
が可能です。
2cmの腫瘍ならだいたい3本の針を刺せば
OK。
刺したまま15分間ガスを送って5分休み、
また15分ガスを送ったら針を抜く。
手術はこれでおしまいです」
(清水さん、以下「」内同)
がん細胞を含む体内の細胞のほとんど
が-20℃で死滅し始め、-40℃で即死する
ことから、がん細胞に針を刺して
アルゴンガスを送ることで凍結→死滅
させる。
先端に針が付いた冷凍手術器『CryoHit』
とMRIを併用することで、がん細胞に正確に
針を刺すことが可能。
針を刺すために局所麻酔はするが、
凍結中は無痛。
施術の翌日にはもう退院できるという。
凍らせたがんは、数か月から1年を
経ると体内で自然に消滅するというから、
驚きだ。
細胞を冷凍しても体にダメージを負う
ことはないため、がん細胞がなくなるまで、
何度でも手術を受けてもいいともいう。
腎臓がん、肝臓がん、乳がん、子宮筋腫
などのがんに有効だという。
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良さそうなんですが、医学的な評価は
どうなんでしょう?
画期的な治療法として、あまり聞こえて
きませんが、
関連リンクを紹介しておきます。
「がんの凍結療法」
何カ所かで試されているようです。
>臨床試験で、治療後にがんが消えたか
>などを調べ、医療用具として承認申請
>します。生存率も今後、検証する必要が
>あります。子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)
>も治療の対象です。北海道大病院でも
>同様の臨床試験が行われました。
>効果が証明されれば、患者にとって
>朗報となります。
と言う内容となっていますので、
これからの治療ということでしょうか?
がん免疫療法もそうですが、身体に
負担の少ない治療法として期待したい
と思います。
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