チェルノブイリ除染で被曝、低線量でも白血病リスク
2012/11/8 日本経済新聞
詳細は、リンクを参照して下さい。
---------------------------------------
チェルノブイリ原発事故の除染などに
関わって低線量の放射線を浴びた作業員
約11万人を20年間にわたって追跡調査した
結果、血液がんの一種である白血病の
発症リスクが高まることを確かめたと、
米国立がん研究所や米カリフォルニア大
サンフランシスコ校の研究チームが
米専門誌に8日発表した。
高い放射線量で急性白血病のリスクが
高まることは知られていたが、低線量
による影響が無視できないことを示した
形だ。
137人が白血病になり、うち79人が
慢性リンパ性白血病だった。
統計的手法で遺伝などほかの発症要因
を除外した結果、チームは白血病の発症は
16%が被曝による影響と考えられると
結論付けた。
---------------------------------------
NHKのチェルノブイリからの取材でも
影響はあると言っていましたね。
白血病以外にもあると、
確実に影響はある。と言い切って良い
と思う。
但し、その影響はこの発表を信じれば
おおざっぱに言って、10万人あたり20人
位になる?
「Wikipedia」によれば、
白人男性で、16.8人/年間10万人あたり
白人女性で、10.2人/年間10万人あたり
とのことです。
今回の調査対象がチェルノブイリ事故で
作業した人ということなので、多分男性
が大部分ではないかと思う。
そう仮定すると、低線量被曝による影響
は16.8人→20人となるということかな?
この程度の影響はあると思って良いと、
この値をどう見ます?
結論は、通常生活での影響はあまり
考えても仕方がない。
むしろ精神的ストレスの影響の方が
大きいかな? と思う。
むしろ私は、医療被曝制限値の
再検討をして欲しいと思う。
| 固定リンク
「医療関連ニュース」カテゴリの記事
- iPS細胞由来の免疫キラーT細胞を用いることで悪性リンパ腫の治癒に成功〜難治性NK細胞リンパ腫に対する新規細胞治療法へ期待〜 (2019.10.14)
- 炎症反応を強力に抑える活性イオウ誘導体の開発に成功(2019.04.16)
- 皆保険制度の国で在住外国人に健康格差の懸念 ~ 富裕層対象の医療政策導入で悪化の恐れ日本人医師グループが英医学誌で注意を促す ~(2019.03.13)
- 脳腫瘍に対するウイルス療法の医師主導治験で高い治療効果を確認―日本初のがん治療ウイルス薬の製造販売承認申請へ―(2019.02.18)
- 国内初の医師向けオンライン診療手引書が完成 -安全で質の高い遠隔医療の普及に向けて-(2019.01.13)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント