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2012年11月20日 (火)

二酸化炭素を食べる虫 ミドリムシの恐るべき潜在パワー

2012/11/19 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 原子力発電所の再稼働が見通せず、
日本のエネルギーは当面火力発電への依存
が高まらざるを得ない情勢だ。
 
 これに伴う問題はいくつもあるが、
なかでも深刻なのが地球温暖化をもたらす
二酸化炭素(CO2)の排出増大。
 
 だが、ここに一つ妙案がある。
 「二酸化炭素を食う虫」、すなわち
ミドリムシの活用だ。
 
 ミドリムシは虫といっても、生物学的
には植物と動物の中間的存在。
 鞭もうで自ら運動する一方で、細胞内
には葉緑体を持ち、CO2を取り込んで
光合成を行う。
 体長0.1ミリ以下の単細胞生物だが、
これが恐るべき潜在力を秘めている。
 
 東大発ベンチャーのユーグレナ
(東京・文京)はこのミドリムシの
大量培養に成功した。
 「ミドリムシはどこにでもいるが、
バクテリアやプランクトンなどの天敵も
多く、クリーンルーム以外では人工培養
が難しかったが、当社は培養液を工夫
することで大きなプールでの大量培養に
道を開いた」と同社の出雲充社長はいう。
 
 では、なぜミドリムシが温暖化の
防波堤になるのか。
 ユーグレナではJX日鉱日石エネルギー
などと組んで、ミドリムシ由来の
ジェット燃料の開発にメドをつけた。
 2018年までの実用化をめざしている。
 
 だが、これだけではサトウキビや
トウモロコシなど他のバイオ燃料と
変わらない。
 
 他に例のないミドリムシのすごさは、
水中に大量のCO2を送り込めば、
それだけ光合成が活発化し、増殖が加速
して、収量が増えることだ。
 普通の植物はこうはいかない。
 通常の何倍もの濃度のCO2にさらすと
かえって成長が阻害されるが、
ミドリムシに関しては通常の350倍の濃度
まではOK。
 収量が通常の30~40倍に増えるという。
 
 出雲社長の次のテーマは、もっと大きな
設備(例えば1キロ四方の正方形の
プール)で大々的に培養できないか、
ということだ。
 
 同社は石垣島で培養設備を運営するが、
まだ規模が小さく、ジェット燃料に活用
するにはコスト的に高すぎる。
 「そこで大規模プールを火力発電所や
製鉄所の構内に造らせてもらい、排ガス
をプール内に引き込むことで、超高効率
のミドリムシ培養プラントをつくりたい。
 
 それが実現すれば、ジェット燃料の
ミドリムシ化も可能になる。
 これはエネルギーの国産化にも
つながる」と出雲社長は力説する。
 
 だが、悩ましいのは場所や資金を
提供してくれるパートナーがなかなか
現れないことだ。
 
 「ミドリムシに活躍の舞台を提供
しよう」という企業はどこかにいない
だろうか。
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 例のユーグレナです。
 
 おかしいな~
 
 何故国がお金をださないのか?
 
 藻を使ったバイオ燃料もそうだが、
国は率先してお金を出しているの
だろうか?
 
 戦略は?
 
 資源の無い国なのだからもっと熱心で
あって良いはずなのに、

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