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2012年11月 6日 (火)

ファイトレメディエーション用カドミウム高吸収イネの開発に成功

2012/02/27
東京大学 農学生命科学研究科
プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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発表のポイント
 
◆ どのような成果をだしたのか
 イネのカドミウム集積を決める鍵となる
 遺伝子を発見し、カドミウム汚染土壌を
 効率的に浄化できる
 ファイトレメディエーション(注1)用
 イネを開発しました。
 
◆ 新規性(何が新しいのか)
 新発見の遺伝子を利用したイネは従来の
 カドミウム高吸収品種の約4倍の
 カドミウム集積量を示し、
 カドミウム汚染土壌の浄化に要する期間
 を大幅に短縮することができます。
 
◆ 社会的意義/将来の展望
 土壌中のカドミウム量が低下すれば、
 イネや野菜などの作物から摂取する
 カドミウム量が減少し食の安全に貢献
 します。
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>ここで用いられた研究手法と成果は、
>東日本大震災に伴う東電福島第一原発
>事故による放射性降下物の土壌汚染と
>食品汚染の問題解決に向けても重要な
>示唆を与えるものです。
>放射性セシウムもカドミウムと同様に
>植物の生育には必要のないものですが、
>必須栄養素のトランスポーターによって
>吸収されると考えられますので
>同じアプローチでの研究が可能です。
とのことです。
 
 大いに期待したい。
 カドミウムもまだ要注意物質なんですね。
 
 
 注1 ファイトレメディエーション
   植物の力を利用して環境を綺麗に
   すること。
   ここでは、植物に土壌中の
   カドミウムを吸収させ、地上部に
   蓄積したカドミウムを回収すること
   によって汚染土壌を浄化すること。

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