伊藤忠、スマホ利用の災害用傷病者情報管理システムを自治体に提案
2012年10月26日 J-Net21
詳細は、リンクを参照して下さい。
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伊藤忠商事は東芝子会社の
東京エレクトロニツクシステムズと
大阪府立急性期・総合医療センターが共同
開発した災害用傷病者情報管理システムを、
全国の自治体や地域の中核医療施設向けに
発売する。
スマートフォンとICタグを利用し、
大規模災害時のトリアージ(用語参照)
作業などの医療活動を支援する。
東日本大震災時は手書きの
紙製トリアージタグが使われたが、
破れたり水に濡れてにじむなどの問題が
指摘された。
多数の傷病者情報を管理することも
難しく、新たな対策が求められていた。
新システムは汎用のアンドロイド型
スマホに搭載されている
「おサイフケータイ」機能を利用し、
ICタグを傷病者情報の保存手段、
スマホをICタグの読み取り・書き込み
ツールとする。
救援隊が現場でICタグにトリアージ
や氏名、顔写真など傷病者情報を
書き込んで傷病者に取り付ける。
医師・看護師、災害派遣医療チームが
スマホのタッチパネルで傷病者情報の
読み取りや書き込みを行い、ICタグに
情報を書き込んだと同時に無線LANなど
を介してサーバに送られる。
情報は災害対策本部のパソコンや
タブレット端末から閲覧できる。
携帯電話やインターネットが利用
できない場合も、自治体や民間の
衛星通信網を通じての連携が可能だ。
すでに大阪府立急性期・総合医療
センターで実証実験を行い、治療の
優先度決定が飛躍的に向上する効果を
得た。
このほか東京・立川の国立病院機構
災害医療センターなどが導入を検討
している。
また厚生労働省の広域災害救急医療
情報システム(EMIS)との接続を
予定している。
価格は標準型が約4000万円で、
車載用は約500万円。
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良いですね。
トリアージ大変重要です。
>スマホをICタグの読み取り・書き込み
>ツールとする。
と言うのは良いアイデアですね。
関連記事です。
ICタグを利用した「電子カルテ」と
言っています。
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