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2012年11月14日 (水)

ES細胞の分化制御に重要な遺伝子を発見

平成24年11月9日
理化学研究所プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 科学の歴史の流れの中では、一旦は脚光
を浴びた研究が、さまざまな理由から
色褪せてしまうことがあります。
 
 古くからある変異マウスを新しい角度
から見直し、結果に結び付けたのが
今回ご紹介する研究成果です。
 
 哺乳類の胚には、さまざまな細胞や組織
に分化する可能性がある「多能性細胞」
が存在します。
 
 多能性細胞は、胚が子宮へ着床した後に
原始外胚葉という組織に分化するのですが、
その分化過程を制御する因子については
大部分が未解明でした。
 
 そのマウスについての報告があった
のは50年以上も前。
 胚が分化する過程で異常を示す
突然変異マウスなのですが、大規模な
染色体異常があるため、その頃の技術
では原因を解明することは困難でした。
 
 バイオリソースセンターの研究者らは
この変異マウスに着目し、最新の
ゲノム解析技術や遺伝子改変技術を駆使
して、分化過程を制御する原因遺伝子
「Vps52」を発見しました。
 
 Vps52はこれまで、酵母では細胞内の
物質輸送に働く遺伝子として知られて
ましたが、今回、細胞間相互作用を介して
多能性細胞の分化や増殖を制御するという、
哺乳類特有の働きを持つことが分かり
ました。
 
 また、ES細胞(胚性幹細胞)の分化を
促進させる機能があることも発見
しました。
 
 この成果は、今後ES細胞やiPS細胞
(人工多能性幹細胞)の分化を制御する
技術の開発や、哺乳類のさまざまな組織や
器官の形成メカニズムや
その情報伝達ネットワーク、あるいは
単細胞生物の酵母と哺乳類の生命機能の
比較などの解明に役立つものと
期待されます。
 
 
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>哺乳類のさまざまな組織や器官形成の
>メカニズムとその情報伝達ネットワーク、
>単細胞生物である酵母と哺乳類の
>生命機能の比較、さらにはES細胞、
>iPS細胞などの分化操作技術の開発へと
>発展していくことが期待できます。
 これから再生医療は重要な位置を占める
ことになると思いますので、
大いに期待したい。

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