重要な機能をもつ“非コードRNA”を新たに発見
平成24年10月5日
東京大学プレスリリース
詳細は、リンクを参照して下さい。
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◆どのような成果を出したのか
ほ乳類の大脳皮質において、
ニューロン分化に重要な遺伝子
Neurog1の発現に必要な新規の
非コードRNA(注1)が存在することを
発見した。
◆ 新規性(何が新しいのか)
Neurog1遺伝子のエンハンサー領域
(注2)から新規の非コードRNAが
転写され、Neurog1遺伝子の発現調節に
重要な役割を果たしていることを
世界で初めて示した。
◆ 社会的意義/将来の展望
これまで機能が不明だった
非コードRNAによる新しい遺伝子の
発現制御機構の解明に貢献するもの
で、遺伝子の発現制御機構の理解を
大きく前進させる。
遺伝子の発現制御機構の破綻により
引き起こされる様々な疾患の原因の解明
や、新たな治療方法へのアプローチに
つながる可能性がある。
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>ほ乳類のゲノムの大部分は遺伝子が
>コードされていない領域で占められて
>おり、これらの大半の領域は意味を
>持たない“ジャンクDNA”であると
>考えられてきました。
>最近の研究の進展により、これらの
>領域を含むゲノムのかなりの部分
>から、遺伝子のタンパク質をコード
>していない非コードRNAが転写されて
>いることがわかってきましたが、
>これらの非コードRNAにどのような
>役割があるのかについては、
>わずかな一部の例を除いて、
>ほとんど明らかにされていません。
DNAの解読はまだ始まったばかり。
と言って良いようです。
わからない事だらけです。
>遺伝子の発現制御機構の破綻により
>引き起こされる様々な疾患の原因の
>解明や、新たな治療方法への
>アプローチにつながる可能性を
>もっています。
そうですね。
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