初期のパーキンソン病、iPS細胞で解析 慶大など
2012/10/9 日本経済新聞
詳細は、リンクを参照して下さい。
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慶応大学の岡野栄之教授らは順天堂大学
と共同で、パーキンソン病の患者から
iPS細胞を作り、発症初期の様子を解析
することに成功した。
脳の神経細胞に育てたところ、健康な人
に比べて、老化に似た現象が強く表れ、
細胞内でエネルギーを作り出す
ミトコンドリアと呼ぶ器官がうまく機能
していなかった。
新しい治療法の開発に役立つ成果だと
いう。
研究チームは遺伝的にパーキンソン病を
発症しやすく、実際に発症した2人の皮膚
からiPS細胞を作り、神経細胞に
育てた。
発症の過程を詳しく観察したところ、
一種の老化現象である酸化反応に侵されて
いた。
新しい治療薬の候補として、
酸化ストレスを減らす化合物の効果が
期待できるという。
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今のところiPS細胞の活躍場所は
こういう所か、創薬関連だと思う。
再生医療への応用は思っていたより
早いですが、まだ人への臨床には
少なくとも日本では5年位先ではない
かと思っています。
少しでも早くなることを祈っては
いますが、どうでしょう?
>ミトコンドリアと呼ぶ器官がうまく
>機能していなかった。
ミトコンドリアの機能不全はこの前の
投稿でもありましたね。
ミトコンドリアいろいろ関連して
ますね。
>一種の老化現象である酸化反応に
>侵されていた。
ミトコンドリアがうまく機能しないと
酸化ストレスに弱くなるということ
なのでしょうか?
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