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2012年10月10日 (水)

多発性硬化症で傷ついた神経が自然に再生するメカニズムを発見

平成24年10月8日
科学技術振興機構(JST)
大阪大学
詳細は、リンクを参照して下さい。
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 JST 課題達成型基礎研究の一環
として、大阪大学 大学院医学系研究科の
村松 里衣子 助教、山下 俊英 教授
らは、難病の多発性硬化症注1)で
傷ついた脳や脊髄などの神経が自然に
再生するメカニズムを明らかにする
とともに、マウスを用いた実験で症状の
改善を早めることに成功しました。
 多発性硬化症は、脳や脊髄などの
中枢神経が炎症により損傷し、手足の
まひや視力の低下などの重篤な症状が
現れる難病で、その症状は悪化と好転を
繰り返します。
 中枢神経は、いったん損傷すると
再生力が弱いため回復が難しいと
考えられていましたが、近年、損傷を
受けた神経細胞の軸索注2)が、
わずかですが自然に再生することが
分かってきました。
 そのため、多発性硬化症が好転する
場合は、神経が再生したためであると
考えられていますが、そのメカニズムは
不明でした。
 本研究グループは今回、多発性硬化症
に類似する脳脊髄炎を起こすマウスを
組織レベルで解析することにより、
軸索の再生に先だって新しい血管ができる
ことを発見し、さらに、血管が放出する
「プロスタサイクリン注3)」という
たんぱく質が軸索の再生力を高めることを
明らかにしました。
 また、プロスタサイクリンの働きを
強めることで、脳脊髄炎マウスの症状の
回復にかかる期間を半分に短縮させること
にも成功しました。
 今回の研究成果は、血管に神経の再生力
を高める働きがあることを初めて明らかに
したもので、多発性硬化症をはじめ
中枢神経損傷に対する新たな
分子標的治療薬の開発につながるもの
と期待されます。
 本研究は、大阪大学 大学院医学系
研究科の望月 秀樹 教授、
刀根山病院の藤村 晴俊 臨床研究部長の
協力を得て行われ、本研究成果は、
2012年10月7日(米国時間)に
英国科学誌「Nature 
Medicine」のオンライン速報版
で公開されます。
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 良さそうです。
 人の持っている自然治癒力は素晴らしい。
 それを増強するやり方は免疫療法を
含めて良い方向だと思います。
 副作用が出にくい方法だと、
この方向での研究も是非進めて欲しい。
期待しています。

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