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2012年10月 4日 (木)

神経変性の症状、頭痛薬で抑制 名古屋大研究チームが発見

神経変性の症状、頭痛薬で抑制
名古屋大研究チームが発見

2012/10/1 日本経済新聞

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 頭痛治療薬「ナラトリプタン」が
たんぱく質の一種「CGRP1」を減少
させ、筋萎縮などを引き起こす
神経変性疾患の症状を抑えることを、
名古屋大大学院医学系研究科の
祖父江元教授(神経内科学)らの
研究チームが突き止め、1日に
米医学誌ネイチャーメディシン電子版
に発表した。

 祖父江教授は「他の神経変性疾患への
応用が期待できる」としている。

 神経変性疾患は神経細胞の内外に
たんぱく質が異常蓄積して細胞が障害を
起こし死ぬことで起こる。

 研究チームは今回、疾患の一つで
男性のみに発症し、筋力低下や筋萎縮を
引き起こす「球脊髄性筋萎縮症
(SBMA)」に注目した。

 SBMAを発症させたマウスの遺伝子を
解析すると、CGRP1が通常より増加
していた。
 体内でCGRP1が作られないよう
遺伝子を改変したSBMAのマウスは
症状が改善した。

 チームはさらに人間の培養細胞に複数の
薬を投与して効果を調査。

 その結果、ナラトリプタンを投与すると
約5日後にCGRP1が半減するなど効果
がみられた。

 SBMAを発症したマウスに
ナラトリプタンを投与すると、歩行機能や
握力、生存期間で改善がみられたという。

 祖父江教授は「CGRP1は人間が
通常持っているたんぱく質だが、異常蓄積
することで細胞に障害を起こす新たな働き
を発見できた」と説明している。〔共同〕
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頭痛薬で抑制できたとは、素晴らしい。

>神経変性疾患は神経細胞の内外に
>たんぱく質が異常蓄積して細胞が障害を
>起こし死ぬことで起こる。
とは言いながら、このたんぱく質が
くせ者で、多種多様、疾患によって色々
なので、一筋縄では解決できない。

今回のものはCGRP1というものが
異常蓄積するということです。
今回の頭痛治療薬はCGRP1を減少
させることしかできないらしい。

一つでも、難病と言われる神経変性疾患を
直せれば、それが突破口となって一気に
進むことになるのではないかと期待して
いるのですが、なかなか進みませんね~

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