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2012年10月 2日 (火)

腎臓の線維化の進行抑制には「CRTH2受容体」の阻害が有効 - 慶応大など

腎臓の線維化の進行抑制には
「CRTH2受容体」の阻害が有効
- 慶応大など

2012/09/28 マイナビニュース

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 慶應義塾大学(慶応大)は9月25日、
東京慈恵会医科大学(慈恵医科大)、
大阪バイオサイエンス研究所の協力を得て、
慢性腎臓病の進行過程で認められる腎臓の
線維化において、生理活性物質
「プロスタグランジンD2(PGD2)」が果たす
役割を明らかにし、その受容体である
「CRTH2受容体」を阻害することで腎臓の
線維化の進行を抑制し得ることを、マウス
の実験において明らかにしたと発表した。

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 動物実験においてCRTH2受容体拮抗薬が、
腎線維化を抑制したことから、喘息の
治療薬としてすでに臨床で使用され、
さらに多くの化合物が臨床治験中である
CRTH2受容体拮抗薬は、喘息の治療薬
としてだけではなく、腎線維化を抑制
して、慢性腎臓病の進行を遅延させる
新しい治療薬としての可能性も秘めている
と考えられるという。

 これらの結果から、腎臓の線維化を抑制
する新たな治療法として、腎臓局所
におけるPGD2-CRTH2系の制御が大きな
可能性を秘めていることが示唆された。

 さらに今回の研究を進めることにより、
糖尿病をはじめとする慢性腎臓病の、
PGD2-CRTH2を標的とした新たな薬剤の
開発が期待されると、研究グループは
コメントしている。
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良さそうですね。

>慢性腎臓病の、PGD2-CRTH2を標的とした
>新たな薬剤の開発が期待される
とのこと。

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