アルツハイマー病やパーキンソン病を識別するバイオマーカー発見
アルツハイマー病やパーキンソン病を
識別するバイオマーカー発見
2012/8/29 健康美容EXPOニュース
詳細は、リンクを参照して下さい。
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脳脊髄液に含まれる4種類の
バイオマーカー(生物学的指標)が、
アルツハイマー病とその他の認知症を識別
するのに有用である可能性が報告された。
また、別のバイオマーカーにより、
パーキンソン病とパーキンソン病様障害の
患者を識別できる可能性があるという。
標準的なパーキンソン病と非定形の
パーキンソン病、またアルツハイマー病と
その他の認知症は、特に初期段階では
症状が重複しているため区別が難しい。
今回の研究では、パーキンソン病、
認知症を伴うパーキンソン病、
アルツハイマー病およびその他の認知症の
患者453例から採取した脳脊髄液を分析する
ことにより、5種類のバイオマーカーが
特定された。
研究を行ったスウェーデン、
スコーネ大学病院のSara Hall氏らは、
「これまでに発表されたデータと合わせる
と、今回の結果は、認知症や
パーキンソン症状の鑑別診断において、
この5種類の(脳脊髄液)バイオマーカー
に臨床的価値のある可能性を示すもの
である」と述べている。
この研究は「Archives of Neurology」
オンライン版に8月27日号掲載された。
付随論説を執筆した米ワシントン大学
医学部のRichard Perrin氏は、この知見
について、「比較的少数の(脳脊髄液の)
蛋白(たんぱく)バイオマーカーによって、
臨床的・行動的変化ではなく、病理学に
基づいて認知症やパーキンソン症候群を
区分できる方法を示した点で、大きな前進
である」と述べている。
このような脳脊髄液中の指標を用いる
ことで、臨床試験の効率を向上させ、
神経疾患の新しい治療法の開発および
評価が速まる可能性があると、
Perrin氏は結論付けている。
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Good Newsだと思います。
これで、「臨床試験の効率を向上させ、
神経疾患の新しい治療法の開発および
評価が速まる」
と良いですね。
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