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2012年8月 5日 (日)

免疫を活性化する核酸医薬の効果をナノ粒子で増強する技術を開発

免疫を活性化する核酸医薬の効果を
ナノ粒子で増強する技術を開発
- アレルギー疾患や感染症の治療への
応用に期待 -

2012.07.26
独立行政法人
物質・材料研究機構

詳細は、リンクを参照して下さい。

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概要
・核酸医薬とは、DNAやRNAで作られた薬で、
 特定のタンパク質や塩基配列を
 ピンポイントで狙う最先端の分子標的薬
 である。ガンやウィルス感染症、
 自己免疫疾患、花粉症などの
 アレルギー治療薬として期待が高い。
 今回の研究は、免疫の活性化作用を持つ
 核酸医薬の効果をナノ粒子によって増強
 させる技術で、花粉症治療などへの応用
 を目指している。

・既に開発されているCpG ODNという
 核酸医薬には主に2つのタイプがある。
 ひとつは、主にインターフェロンを誘導
 するタイプ(インターフェロン型)
 であり、もうひとつは、
 インターロイキン6 を誘導するタイプ
 (インターロイキン型)である。
 インターフェロンやインターロイキン6
 は、免疫活性化にかかわる物質である。
 ところが、免疫効果を高める目的で
 これら2つのタイプのCpG ODNを同時に
 使用しても、従来の方法では、
 インターフェロンとインターロイキン6
 を同時に誘導することは不可能であった。

・今回の研究では、CpG ODNの
 インターロイキン型のみを用い、
 シリコンのナノ粒子に2つの異なる
 結合方法で搭載し、この2つを同時に
 使用した。その結果、インターフェロン
 とインターロイキン6を同時に
 高いレベルで活性化させることに
 世界で初めて成功した。

・ナノ粒子に薬剤を搭載して治療に応用
 する方法は、ドラッグデリバリーと
 呼ばれている。
 従来、ドラッグデリバリーにおける
 ナノ粒子は、薬剤を目的の細胞や組織に
 送達し、そこで薬剤を放出することが
 主な役割であった。
 今回の研究では、ナノ粒子が薬剤の
 搬送・放出機能だけではなく、薬剤の
 効果の発現自体を制御可能という重要な
 役割をも担っている。

・この成果は、感染症の治療、癌の
 免疫治療および花粉症などの
 アレルギー疾患の治療への応用の
 可能性とともに、CpG ODN以外の他の
 核酸医薬への応用も期待できる。
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なかなか良さそうです。

>ナノ粒子が薬剤の搬送・放出機能だけ
>ではなく、薬剤の効果の発現自体を
>制御可能という重要な役割をも担って
>いる。
というのが新しいところのようです。

期待したいですね。

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