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2012年8月26日 (日)

人体をコントロールする細菌たち

人体をコントロールする細菌たち
日経サイエンス

2012/8/25 日本経済新聞

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 人体には、自身の細胞数(約60兆個)の
約10倍にあたる細胞数の細菌がすみついて
おり、主人であるヒトの心身の状態を
コントロールしている――。

 細菌が作る内なる生態系
「マイクロバイオーム」が、人体の作る
ことができない有益な物質を生み出したり、
過剰な免疫反応を抑えたりしていることが
わかってきた。

 ヒトの体内にすむ細菌でよく知られて
いるのは、「ビフィズス菌」などの名前
で知られる腸内細菌。

 これに限らず常在菌と呼ばれる人体の
細菌のすみかは、口、鼻、胃、小腸、
大腸、皮膚、膣(ちつ)などほぼ全身に
及んでいる。

 常在菌の種類は1000前後とみられている
が、その種類や組成、密集の度合いは
場所によって異なり、固有の集団である
細菌叢(そう)を形成している。

 ヒトはほぼ無菌状態で生まれた後、母親
や周囲の環境から細菌をもらい、これが
体内で増えていく。

 興味深いことに、一卵性双生児の場合も、
全く同じ細菌叢のパターンを持つ人は
いない。

 人体のマイクロバイオームは、
遺伝子解析技術の発達に伴い、細菌全体の
ゲノムをひとまとめにして調べる
メタゲノム解析と呼ばれる方法で詳しく
調べられ、新たな発見が続いている。

 腸管などにいる
バクテロイデス・フラジリスという細菌
が、自己免疫疾患を抑制する機能を持つ
制御性T細胞の誘導に関係していることが
2010年に判明した。

 翌11年にも同様の働きをする細菌が
確認された。

 ヒトの例ではないが、肥満を防ぐ
遺伝子をノックアウトして肥満症にした
マウスの腸内細菌叢を健全なマウスに
移植すると、そのマウスも肥満を発症する
ことが確かめられている。

 細菌叢の乱れがアレルギー、動脈硬化、
糖尿病、多発性硬化症といった様々な病気
の発症に関係しているという証拠が
見つかりつつある。

 これらの細菌をコントロールすること
によって、病気の症状を和らげ、
あるいは治療する方法が開発できるかも
しれない。

 胃腸にすむ細菌が、健康状態だけでなく、
思考や気分に影響を及ぼす可能性も指摘
されている。

 特殊な環境で育てて消化管に微生物が
すみつかないようにした無菌マウスを、
ストレスを誘発する状況に置いたところ、
通常のマウスと比べて、
ストレスホルモンの血中濃度が高まった
ほか、記憶と学習に重要な脳の海馬
という領域で、神経に栄養を与える因子
を生む遺伝子の発現が低下するという結果
が得られた。

(詳細は25日発売の日経サイエンス
10月号に掲載)
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>人体には、自身の細胞数(約60兆個)の
>約10倍にあたる細胞数の細菌が
>すみついており、主人であるヒトの
>心身の状態をコントロールしている。
常在菌が住み着いているというのは知って
いましたが、自分の細胞数の10倍も
すみついていたとは知りませんでした。

>細菌叢の乱れがアレルギー、動脈硬化、
>糖尿病、多発性硬化症といった様々な
>病気の発症に関係しているという証拠が
>見つかりつつある。
>これらの細菌をコントロールすること
>によって、病気の症状を和らげ、
>あるいは治療する方法が開発できる
>かもしれない。
そうなんですか?

乳酸菌の研究は最近いろいろ出てますが、
その延長のような感じなのでしょうか?

今後の研究に大いに期待したい。

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