脱原発のドイツ、日本をどう見る 自由ベルリン大のシュラーズ氏に聞く 編集委員 滝順一
脱原発のドイツ、日本をどう見る
自由ベルリン大のシュラーズ氏に聞く
編集委員 滝順一
2012/8/8 日本経済新聞
詳細は、リンクを参照して下さい。
ポイントのみいくつか投稿します。
ドイツの「倫理委員会」良いですね。
日本にもあったら良いのにと思う
どうして日本の政治家は作ろうと
しないのだろう?
大切なのは、倫理だと思う。
経済原理のみでは道を外れてしまう。
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――エネルギー政策をめぐる日本国内の
議論をどうみますか。
「原子力発電の比率ばかりが焦点
となり、討論の本当の枠組みが国民が
見えにくいのではないか。
原子力にイエスかノーかでなく、
私たちがどういう未来を望むか、
どんな日本にするのかについて、
原発を脇において考えたらどうかと思う。
(2030年に原発比率をゼロにする選択肢
などを政府が示した)3つのシナリオの
利点はどこか。
雇用は、教育は、若者たちにとって
機会が豊富か、経済競争力は、様々な観点
から点検する必要がある。
ドイツの倫理委員会は2カ月間の議論で
原子力以外のことをたくさん話した」
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>原子力にイエスかノーかでなく、
>私たちがどういう未来を望むか、
>どんな日本にするのかについて、
>原発を脇において考えたらどうかと
>思う。
私もそう思います。
大切なのは、将来どういう日本になって
欲しいのかについて深く議論すること。
それによっておのずと結論は出る。
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「市民の安全のためのエネルギー政策を
推進する政府とは何か、市民の安全とは
何かを私たちは議論した。
例えば、気候変動はドイツの人にとって
最優先課題のひとつだ。
低炭素社会に移行することで(化石燃料
や原子力の)代替エネルギー産業を育て、
次世代の雇用を生み、短期ではなく長期の
競争力を高める。
エネルギーコストを長期的に減らすこと
で実現できると考えた」
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私もそう思うが、どうしてこういう議論が
聞こえてこないのか?
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――再生可能エネルギーのコストは
化石燃料より安くなるのでしょうか。
「エネルギーの将来については様々な
予測があるが、共通するのは石油や石炭は
コストが上がるということだ。
インドや中国、ブラジルの需要が
増えるからだ。
天然ガスは不確定性がある。
一方、再生エネルギーのコストは
下がる。
陸上風力はすでにグリッドパリティ
(既存の電力コストと同等)だ。
太陽光は過去3年間でコストが40%
減った。
洋上風力は今は石炭火力の3倍だが、
10年でパリティに達する。
遅くとも2030年には再生エネルギーは
パリティか、それを下回るだろう」
「コストの議論は単純すぎる。
化石資源に依存すればお金は海外に
出る。
再生可能エネルギーの拡大では国内に
とどまる。その違いは大きい」
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同一意見です。
どうしてこうも日本の政策は近視眼的
なのだろう?
こういう施策は超党派でなくては
ならない。
何故なら、何十年も先の話なの
だから、
短命な政党の政策では決められない
はず。
どうして超党派で議論しようとしない
のか?
この他にも考えされられる内容が
あります。
是非、読んで考えて見てください。
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