今夏は猛暑にならず?「北極振動」から予測
今夏は猛暑にならず?
「北極振動」から予測
2012年7月8日 読売新聞
詳細は、リンクを参照して下さい。
---------------------------------------
猛暑だった2010年夏は、前年冬の
「北極振動」から予測可能だったとする
研究成果を、三重大の立花義裕教授
(気象学)らのグループがまとめた。
同大で6日、記者会見した立花教授に
よると、この方法に基づけば、今夏は
10年のような猛暑にはならない見込み
という。
北極振動とは、北極を中心とする北半球
の気圧分布の変動を示す。
北極上空に低気圧が発達し、周囲を
高気圧が囲む「正」の北極振動であれば
日本は暖かくなり=図左=、北極上空が
高気圧、周りが低気圧の「負」の場合は
寒くなる=図右=など、北極の気圧分布
は地球規模の気候に大きな影響を与えて
いるとされる。
立花教授は約10年前から、正と負の
推移についてほぼ毎日、解析を進めている。
猛暑を記録した10年夏は、
09年11月~10年3月の5か月間、
負の状態が続いた。
グループは、負の状態が数か月間継続
すると、大西洋の水温が高くなり、海面
から温められた大気が偏西風に乗るなど
して、日本を猛暑にする経過を突き止めた。
実際に7、8月は一転して正に転じて
いた。
昨冬の北極の気圧分布は、負が続か
なかった上、今年5月の大西洋の海面水温
も平年通りだった。
日本の天候に大きな影響を与える
エルニーニョ現象の影響は考慮に入れて
いないものの、10年ほどの猛暑は
考えにくいという。
立花教授は「過去の現象を将来に役立て
られればと思い、研究成果を発表した。
節電の夏に一つの指標になれば」
と話している。
---------------------------------------
良いことですね。
>今夏は猛暑にならず
とのことです。
予測は色々な側面からの検証が必要です。
事実は変えようがないのだから、事実を
積み重ねてどういう理論が予測に役立つ
のか真摯な姿勢、検証が必要だと思います。
是非進めてください。
| 固定リンク
「社会関連ニュース」カテゴリの記事
- 東北大学発ベンチャー「スピンセンシングファクトリー株式会社」設立~世界初の小型・軽量で超高感度な磁気センサーを開発、提供~高度医療診断からインフラの監視まで(2019.02.08)
- 自分で自分の首を絞める高齢者差別(2017.08.18)
- 獣医学部新設問題に思う 獣医師は足りているのか?(2017.08.15)
- 初期費用ゼロで省エネ冷蔵庫に買い替え~節約した毎月の電気代で、約7年で購入費を完済~(2017.02.24)
- オプジーボ 「高いのは日本だけ」(2016.10.07)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント