硫化水素が心筋細胞の老化を抑制 熊本大など解明
硫化水素が心筋細胞の老化を抑制
熊本大など解明
2012/7/5 日本経済新聞
詳細は、リンクを参照して下さい。
---------------------------------------
熊本大大学院生命科学研究部の
赤池孝章教授は5日までに、九州大など
との共同研究で、活性酸素が心不全を
引き起こす仕組みと硫化水素が心筋細胞の
老化を抑制することを解明した。
研究は米科学誌ネーチャーケミカル
バイオロジー電子版に発表した。
以前から心筋梗塞を起こした心臓で
活性酸素が多量につくられ、心不全を
引き起こすことは知られていた。
赤池教授らは、活性酸素の代謝過程で
生じる「親電子物質」と特定のタンパク質
が反応し、心筋細胞を老化させて心不全が
起きることを突き止めた。
さらに、心臓にはほとんど存在しない
2種類の酵素が硫化水素を体内で生成する
ことや、硫化水素が親電子物質を分解する
ことを発見。
硫化水素を心筋梗塞のマウスに投与した
ところ、心機能が著しく改善したことから、
硫化水素が親電子物質を分解することで
心筋細胞の老化を抑制することを確認
した。
今後は硫化水素と同じ働きをする毒性の
ない物質をつくる研究を続け、心不全の
新しい治療法開発を目指すという。
〔共同〕
---------------------------------------
以外ですね。
硫化水素が心筋細胞の老化を抑制する
んだそうです。
| 固定リンク
「医療関連ニュース」カテゴリの記事
- iPS細胞由来の免疫キラーT細胞を用いることで悪性リンパ腫の治癒に成功〜難治性NK細胞リンパ腫に対する新規細胞治療法へ期待〜 (2019.10.14)
- 炎症反応を強力に抑える活性イオウ誘導体の開発に成功(2019.04.16)
- 皆保険制度の国で在住外国人に健康格差の懸念 ~ 富裕層対象の医療政策導入で悪化の恐れ日本人医師グループが英医学誌で注意を促す ~(2019.03.13)
- 脳腫瘍に対するウイルス療法の医師主導治験で高い治療効果を確認―日本初のがん治療ウイルス薬の製造販売承認申請へ―(2019.02.18)
- 国内初の医師向けオンライン診療手引書が完成 -安全で質の高い遠隔医療の普及に向けて-(2019.01.13)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント